久々に

自転車に乗ってみた。まだ花粉も酷いのでマスクしてメットかぶって怪しい人になって林道を走った。
台湾でもまだまだマスク着用率が日本並みかそれ以上に高かったのと、排ガスや日焼け避けも兼ねてマスクして走った時間も長かった。
林道はさほどアップダウンがなくていいが、やはり帰路の自宅までの数百メートルが上り坂で、かなり心拍数が上がる。台湾では毎日何十回も限界まで心拍数を上げていたので、それが突然無風状態になり、体もどうすればいいのか迷ってしまって今ちょっと不調なのかもしれない。
自転車は好きなので、気が向いたらせっせと乗ろうと思う。

 『ザリガニの鳴くところ』
翻訳小説は滅多に読まなくなって久しい。最近では中国のものはたまに読んでいたが、欧米ものは殆ど。翻訳小説特有の文章の生硬さは、読んでいくうちに気にならなくなり、これはこれで一つの味わいなのかと思ったり。
☆3.5 やっぱりそうですよねぇ、という結末だった(^^;

 『平成猿蟹合戦図』 吉田修一
群像劇。うまいこと話が回っていく。バラバラに見えていた群像がある一点に向かってまとまっていくうまさは流石だった。「あれはどうなった」「これはこのままでいいのか」という積み残しのような消化不良のようなものは数点あるものの、おもしろい小説だった。
☆3.5 世之介の世界に近いように思う

 『見果てぬ王道』 川越宗一
台湾の国父である孫文と、孫文を最初から最後まで経済的に支えた日本人の梅屋庄吉の実話に基づく話。商家に養子としてもらわれ、博打を打ってはその身代を削り続けるバカ息子ではあるのだが、正直で憎めない人柄でもあるし、自分が失敗した迷惑をかけたということはちゃんとわかってもいる。その庄吉が流れ着いた上海、香港、シンガポールで財を成していく様子は純粋に面白い。稼いだ金は全部孫文が革命に使い、しかも失敗し続ける……。革命に酔う男たちと、冷静に人の世を見抜きながらも力を貸す愛人と妻の存在が大きかった。
☆4 男なんてほんとにバカですね(^^;

孫文という人は実に不思議な人で。清朝から中華民国を打ち立てる立役者のように見えて実際は何もしていないようにも見える。ずっと空回りをし続けていたというか。それでも今でも台湾と中国の両方で「父」と呼ばれるんだから魅力のある人ではあったのかな。

力を以て統べることを覇道と言い、仁徳によって統べることを王道と言うそうだ。孫文は王道を夢見た。中華民国は成ったが結局は長い共産主義との内戦で中国には共産主義国が出来た。革命は成ったと歴史的にはそう解釈するしかないのだろうが、王道ということから考えれば革命未だ成らず、なのだなぁと思った。

ではまた

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