ちょと寒い

今日で2月も終わりですね。
きっと明日の新聞には、記録的な暖冬であったこの2月のデータが「観測史上最高」として載るのでしょう。ウチは新聞とってないので見られませんが。
今日は最高気温4度ほど。風もあって、犬の散歩に行くとちょっと顔が痛かったです。でも、いつもは「すごく痛い」「千切れそうに痛い」ので、こんなのは物の数には入りません。おっほん。
そろそろ動き出す準備をせねば、と思い立ち(思い立つまで帰国から3ヶ月近くかかるってところがね・・・)、本日は前から気になっていた型紙作り。
洋裁の本についている型紙を参考にして、そこからデザインを変えていくことがあるのですが、あの1枚の紙に何十種類もの型紙が印刷されているのを見ると、いつも気が遠くなりそうに・・・なります。
きっと、こればっかりやっている編プロまたはデザイン事務所があるんだろうな。「型紙ならアソコに頼めば間違いない」というような、その道の生き字引みたいな人たち。
でもやっぱり、たくさんのラインの中から1本だけを探すのはものすごく大変。結局、自分で適当なパターンを作ってしまうことになるのですが・・・。
午後はロバのスウェットパンツの裾上げをして、久々のロックミシンに疲れ果てたところへ友人夫妻が来訪、これをいいことに散々おしゃべりに花を咲かせ、そして一日が終わっていくのでありました・・・。

パンジーに土寄せ

軽井沢は気温7度ほどになり、日差しも強く暖かい1日になりました。
畑に埋めてあるパンジーのポット苗は、とうに保温材である雪を失って、夜間だけ古いカーペットをかぶせられて生きています。
今日、よくよく見てみると、やはり凍結によってだいぶ根が持ち上げられてしまい、ポットの周縁部の土がやせてしまっていました。このままでは根がだめになりそうだったので、急遽、その周辺の土を浮いた根の上にかぶせる「土寄せ」を行いました。
久しぶりに土に触った感じ、やっぱりいいですねー。
ちょっと腰に来ましたが、
畑で少しの時間かがんでいたのが悪いのか、
それとも日々のリハビリによって痛いのか、
もはや判断つきません。
どうしたって日々、患部周辺のいろんな場所に痛みがでるわけですが、
痛くてもリハビリするべきなのか、
数日休むべきなのか、
いつも迷います。
あっ、いかん、夜のむ薬を忘れました。
今からのもうっと。
『誘拐の果実』 真保裕一
6点。
よく描けていると思いますが、いまひとつ動機がね・・・。
それとラストのしまり方は、「そんなにきれいごとでいきまっかいな」という感じがしてしまいました。

ばっちこいっ!

いやいや、HGじゃなくて・・・(笑・そういえば最近見かけぬ)。
ネットでニュースをぼんやり眺めていたら、ソフトボールの高山投手が次のオリンピックの代表枠から外れていた、という記事が。高山投手は協会に抗議しているということですが、どうもこの女ばかりの競技は「私怨」がからみやすいんでしょうかね、どうなのかな?
というわけで、そういえばソフトのオールジャパンの初代主将であったあの方は、どうしているんだろうかと検索かけましたら、ゴルフのブログに行き当たりました。
あの方というのは、自分の高校の4つ上にあたる方で、インターハイを征している。これだけでもう、十分に神(笑)。
その4代下の自分たちときたらもう・・・。輝かしい部史についた一点の染み! 何にも征してない! しかも自分個人にいたってはプレーヤーの座からも転落、しまいには謀反の疑いありってことで閉門蟄居状態(笑)。
とっても楽しい高校生活でした。
話は戻りまして、そのブログの作者がゴルフの練習に行ったらば、あの方(神ね!)が居たんだそうです(なぜかは不明)。そしてあの方は、自身はやったことのない競技なのに、そこで練習している人々の体のブレやら何やらといった問題点を即座に見抜き、それらを矯正するための「股割りの秘法」を授けてくれたんだそうです。なんたって神ですから! 一芸を極めた人ってのはすごいんですよね。
股割り!
腰痛や坐骨神経痛にいいという記事を雑誌で見かけて、私も毎日やってますが、イマイチ「これでいいのかなぁ」と自信が持てませんでした。
んでも、このブログのイラストと、あの方(神!)の秘法を以ってして、ついにその奥義を理解しましたよ。
ばっちこいっ! のポーズなんだ。
けなげにそう呼びながら、ホントに来られちゃ困りましたけどね、当時は(笑)。
股割り=相撲 だとどっかで思ってるから、なんかピンとこなかった。
でも、ソフトの守備の構えだと思えば、うん、こんな感じだったよなぁと。実際には左足を前に出してたけど、それを引けば、うん。
そうそう、膝は決して足の指先から前には出ず、腰は下げすぎずもちろん引かず。このポーズを取ってみれば、今でも何も考えずに、手のひらを正面に向けてすっと下げている左の手。しかもその手は飛んでくるタマゴを迎え入れるがごとく、まぁるく形作られ・・・。
あぁ。
三つ子の魂百まで。
そういえば、あの方はその経歴と実力を以ってすれば、当然オールジャパンのコーチや監督に値するのに、いまやまったく協会からは離れたところでフリーで活動していらっしゃるらしい。もったいないなぁ・・・。
と、いうようなことを漫然と考えていた寒い一日でした。
ではまた。

1人でふらふらと

昨日は週に一度のリハビリの日。
決して楽しみではありません。現場では待つし、いざ始まればけっこう痛いし、変なポーズをしなきゃならないし・・・。昨日新たに加わったストレッチというかポーズは、じゃーん、「犬」。カルテに「dogを!」と書いてあって笑ってしまいました。
いろんな症状がある中で、今のところリハビリ指導士氏が「こいつが元凶」と考えているのは、どうも背骨というのか骨盤というのか、が、反っているということらしいです。言われればたしかに、反ってるような気がしますねぇ。
で、「犬」。
矯正できるといいのですが・・・・・・。
20070317-s-070222trypod.jpg
リハビリの後は、ふらふらと佐久をうろつくのが習慣に。そうは言ってもジャスコぐらいしかないので、大しておもしろかないんだけど。
昨日はカメラのキタムラで、前から欲しかったミニ三脚を買っちゃった。これでやっと接写ができる。もちろん一眼は載せられませんが(怖くて)。
カイラス行きのときから使ってる三脚(大きい)でも、もちろん撮るモノを置く場所さえ工夫してやれば、接写できるんでしょうが、その工夫がね・・・。ちょうどいい高さの台が見つからなかったりして。
20070317-chugennoniji_.jpg
読んでしまいました。中原の虹、浅田次郎。
期待にたがわぬ面白さ。クサくてくどい(すみません)、浅田節全開です。
1巻、2巻と読みました。読んでしまいました。まだ次が出ていないのを知っていながら、図書館で見つけて我慢できませんでした。
これ、『蒼穹の昴』の続編だったんですね、知らなかった。『珍妃の井戸』がこけて以来(すみません)、『蒼穹の昴』の続編はタブーになっちゃったかと思ってましたが、いやぁよかったですよ。なつかしい顔ぶれも出てきます。
ぜひ『蒼穹の昴』を読んでから。
そして出来うるならば、全巻そろってから、手を出してください(笑)。早く次が読みたいですー!
評価は大甘の10点、いっちゃいます。「ちゅんる」はほんと、泣かせてくれます。

最高気温9度ほど

いやぁー、今年はほんとうにあったかいですねー。
軽井沢は真冬日もほとんどない2月。最高気温もゼロ・コンマなんて情けない数字じゃなくて、連日ちゃんと3度以上あったりします。もちろん全部が全部そうではありませんが・・・。
去年は冬があまり冬らしくなかった代わりに、春が思いっきり寒かった。3月4月の寒さときたらなかったですね。今年はそんなことにならないといいのですが。
20070317-s-070221tetu.jpg
今年はあったかいから、中に入れてくれないの?
そう、そのとおりである、テツよ。
しかも。
あったかいからか、汝の抜け毛がちっとも終わらんではないか。
部屋が毛だらけになるから、中には入れないのだよ。
20070317-s-070221ume.jpg
あたいはどうでもいいけどねー
ウメよ・・・・・・。
君には何も言うことはない。
はっきり言って、わしより上じゃ、お主。
本日は、昨年にインドで仕入れてきた品物のブツ撮り。
いえ、気合を入れた撮りじゃござんせん。
単なる「記録」としての撮りでございやす。
毎年毎年、いったい自分がどんなものを購入し、それが手元を離れていったのか、忘れてしまうってぇことに最近気づきまして。年は取りたくござんせんな。
忘れてしまうので、ごった煮状態ですが本の記録。
『燻り』黒川博行
短編集でした。ちんぴらの話。評価は7点
『左手首』黒川博行
これも上記とまったく同じ。評価は7点
『疫病神』黒川博行
シリーズものの第一作。久々に文庫で購入。評価は8点
『国境』黒川博行
上記の続編。この人に最近はまってます。評価9点
他にも何冊か読んだのですが、返しちゃって、正確な題名とか思い出せません。いかんな・・・。

やっと晴れました

20070317-s-070219niwa.jpg
午後も遅い時間になって、やっと晴れてきました。
これは午後5時の追分、方角的には西の方向です。庭の雪はこんな感じ。まばらですね、もう。店の屋根にあった雪は、もうほとんどなくなりました。
友人の庭では、スノードロップが開花したそうです。
うちはまだですねー・・・。そもそもスノードロップ、どこかへ行っちゃったかも。イノシシとか来てたから。
佐久あたりでは、もう畑に耕運機が入ってました。早いですねー。なんとなく春の気分になりますね。でも、今年は種まき自粛です。4月になったら解禁しようかな。

雪になってます

木曜の雪は一瞬で、金曜日に出かけるのには何の支障もありませんでした。ちょっと風が強くて怖かったですけど・・・。
今日は土曜日。
暗くなってから小雪が降り始めました。今のところ、そんなに積もる感じではありません。なーんて、明日の朝びっくりしたりして・・・。
ホームページをいじりはじめました。
結構いい感じの叩き台があったので(去年の夏に作っていたらしい)、そのCSS(カスケードスタイルシート)をせっせと手直しして、よっしゃー! というのが出来て、アップして(こういう時のために無料のスペースを確保してます)みたら、IEでは大丈夫だけどモジーラではレイアウト崩れが発生!
まぁ結局、CSSでレイアウトを組むのはムズカシイ、10年早かった、ってことか。
それなりにうまくいってたんですけどねー。
でもここで引きずると、またどこまでも深みにはまるので、あきらめてhtmlでテーブル組みます。
ではまたです!

吹雪ですじゃ・・・

昨日の夕方から強い風が吹き始め、今日は突風混じりのウインディ・デイ。と思っていたら、いま外を見たら吹雪になってましたよ・・・。
明日、私は佐久まで行かねばならんのですが、大丈夫でしょうか。ちょっと心配です。
去年のいつごろだったか、HPのリニューアルを考えて(周期的に発症する病ですね)、途中まで作ってあったのですが、それを時々ちらっと見ると、結構いいんですよ(笑)。
ホームページに関しては、我ながら実にいろんなことやってきたなぁと思うのですが、最近では「シンプル・イズ・ベスト」なんじゃないかと、強く思うようになりました。要素が多ければ多いほどいい、なんてのはウソなんじゃないかと(笑)。別にグーグルに引っかかんなくてもいいじゃん、とか。
最近やたらと目立つブログっぽい見かけのホームページ、何か嫌いだな。どこに行ってもこんなんばっか。昔よくあった、変なおじさんが適当に作ってみたとしか思えない「ありえない配色」とか「ありえないダサさ」のホームページがなつかしいですよ。あれはあれなりに個性があったよね、いま思うと。変な音楽が流れてきちゃったりとか(笑)。
で、まぁそれはそうとして、その作りかけのHPを開いてみるとですね、CSSが複雑に入り組んでてしかも失敗してて(見た目ではわかんなかったりする)、どっから手をつければいいのかわかりません! かといって、一からやり直すほどの根気も持ち合わせていないし。
どうしましょうか。
暇だし、ちょっとだけいじってみるかな。いじる前に、「現在の状態」を保存しておかないとね(さらにひどい状態にしてしまう可能性も高し)。
さっき近所の人が「面白そうな記事が載ってましたよ」と、雑誌を持ってきてくれました。その記事ってのが、「河口慧海の道をたどる」・・・・・・。
あぁー・・・・・・。
ライオンの前に肉を置くようなこの行為。
ほーら、このバカ女は、「ドルポ」の検索を始めてしまいましたよ。あそこは高額ツアーを組まなきゃ入れない禁断の地なのにねー。
注) 河口慧海はおよそ100年前に日本人として初めてネパールからチベットに潜入し、仏典を持ち帰った僧侶です。私はこの人の本を読み、半分本気で「羊に荷物を背負わせてヒマラヤを越えてカイラスに行こう」と考えていました。実際には、私は「自分で荷物を背負ってヒマラヤを越えてカイラスに行き」ました。えらいな、自分。でもその結果が若いのに脊柱管狭窄症! やっぱ羊使えばよかったですね(笑)

行ってない国

あいかわらず濫読の園にいる私です。
昨日から読んでいたのは、『夢は荒れ地を』船戸与一。カンボジアものです。
もしかすると私、船戸与一大先生の作品で最後まで読んだのは、これが初めてかもしれません(!)。なぜかいつも挫折する・・・。
実は私、カンボジアには未だ足を踏み入れておりません。東南アジアの国々の中で、特別に行くのが困難なわけではないのに。現にバンコクの外人租界であるカオサンロードからは、ぬるいパッカーを詰め込んだワゴンが連日何台もシェムリアップに向かって出発していきます。タイ国内のラオス国境に近いノーンカイよりも、シェムリアップのほうが直線距離ではバンコクに近い。それを知ったときはちょっとしたカルチャーショックでした。
今までまったく行こうと思ったことのないカンボジア。私は遺跡にはほとんど興味がないから、アンコールワットを見たいとか思わないんです(笑)。好きなのはバスで移動する雰囲気とか、車窓から眺める風景とか、途中途中の村で何か食べる食堂とか雑貨屋とか、町の市場とか。カンボジアという国では、これらを味わうのがいささか難しいんじゃないかな、と思うわけです。いや、それらはそこにあるかもしれない。だけどそれを自分が素直に感じ取れるかな、と考えると、ちょっと。あそこでは人が死にすぎました。それもごく最近。
読後、ほんのちょっとだけ「カンボジアにちょこっと行ってみてもいいかな」という考えが頭をよぎりましたが、バスで国境に行くとかって話は、もう自分にはないかな・・・。腰が治ればアリかもしれませんが。
本日の軽井沢はときどき雨または雪がぱらつく曇り空。雪はもうほとんどありません。では。
(追記)
本の評価を忘れてました。
10点中6点。
やっぱ殺すっきゃないですよね。船戸ワールドでは生き残っちゃいけないんですよね。

とけるとける

とけるとける。
雪がとける。
あったかくって、雪がとける。
とけるとける。
脳みそがとける。
何にもしないので、脳みそがとける。
バカなこと言ってないで、せめて読書記録でも。
『コンタクト・ゾーン』篠田節子
この作家の得意パターンのひとつ、邦人が海外で政変に巻き込まれるパニックもの。海洋東南アジアのどこか(マレーシアあたり)をモデルに、その政変は東ティモールのそれを思わせる。
うまいんだけど、物足りない。
なんて言えばいいのか。
この人はおそらく取材にも行ったのだろう。編集者が同行し、現地のコーディネイターが過不足なく必要なものは案内し説明しただろう。ただし、エアコンの効いた車の中からすべてを見てきた・・・・・・。そんな感じがする。してしまう。
それに、それを言ってはおしまいだが、ここまでのパニックが必要なんだろうか。
出てくる人間もあまりにもステレオタイプ。
終わり方も、ここまで引っ張っといてこれか? という印象だった。
評価は6点
『ワイルドソウル』垣根涼介
初めて読んだ作家。
ブラジルと日本を舞台に、過去と現在を行き来しながら繰り広げられる骨太の物語にぐいぐい引き込まれた。
日本政府によってブラジルに棄てられたたくさんの移民たちの地獄の日々が、リアリティーを持って胸に迫ってくる。これが戦後の話、私が生まれるのとそう変わらない時期に行われたなんて、信じられない。日本という国は、これほどまでに無策で愚かだったのか・・・。そしてそれは今も・・・。
限りなく重いテーマを根幹に持ちながら、魅力的な人間たちが駆け回り、後半は日本政府に復讐劇を仕掛けていくという痛快な展開に。
ほかの作品もぜひ読んでみたい。
評価は9点
実におもしろかった