草木染めジャケットなど

新作4点アップしました。

  

  

最後の1点は、色違いで2枚あるので実際は5点のアップでした。
すべて以前作ったものに重ね染めしました。渋めの色ばかりですが、染める前より格段によくなった気がします。
スカートは最初つけていた絣織りのポケットを取り外し、ナガ族の布に替えました。こちらのほうが合う感じ。

最近、縫製している時よりもさらに仔細に生地を見るようになり、ようやくわかったことがひとつ。
タイの布が染まりやすいと思うのは、私が好んで使う生地が、どれも撚りの甘い糸で織られているからではないか、ということ。
織りも甘いし、それ以前に糸の撚り(縒り)も甘い、ということです。
だから色が入りやすいのではないかな。
日本で買う生地は、どれも糸の撚りがキッチキチな感じで、それが密に織られているから、色が入りづらい。
さらし、ガーゼ、といった生地ならまだ入りやすいですが・・・。

色が入りやすいということと、ムラなく染まるということは、また別のことなんですけどね・・・。
タイの生地もけっこうムラ出ますわ~。

さて明日からの週末は、何を染めようかな。
染め続け過ぎているので、ちょっと休んで溜まっている撮影でもした方がいいかな・・・。

あ、えーと友人たち、ニュース。

11月7日(土)23:30~23:59 NHK「SONGS」にて中島みゆき~「夜会」への招待~が放送されます。

だって。
私、テレビに録画機能ないんだけど、パソコンの外付けハードディスクくっつけたら撮れるのかな。

ではまた~

いが染めの色

先週末のいが染め、干し上がったので写真撮りました。

  こんな感じのこげ茶になりました

狙い通りの色が出ることは珍しいので、これは素直にうれしいですね~。
媒染の濃度をうんと下げて、試しながらやってみました。ほんとにびっくりするほど薄い濃度だったと思う。メモ。
生地はいつものように手織り綿、手織り麻、そして糸はラオスで昔買った手紡ぎの木綿糸です。
何を作ろうかな・・・。

氷点下になった日に、やはり霜が来たようで、藍がだいぶん霜げました。霜げる、ココに来て初めて聞いた言葉。
畑で最初に霜げるのは、ハキダメギク。すごい名前だけどすごい的を得ている。しょうもない雑草だけど、来年染めてみっか。
他の雑草はまだまだ元気です。やはり藍は暖地の植物なのだなとわかります。葉はすっかり変色してしまい、もうあとは枯れるだけ。種どり用の藍もそろそろ刈り取って干してみなければ。種が出来ていればいいんだけど、望み薄・・・。

日本シリーズ終了。ソフトバンクの圧勝。
始まる前からソフトバンクの優勢はわかっていたけど、やはり強かったです。投手の安定度ときたら・・・。いま現在、全球団中のナンバーワン・ショートの今宮君も、やはりうまかった。
野球のシーズンが終わってしまった・・・・・・。

そういえば、今日は午後から管理別荘の落ち葉掃きに行ってきたのですが、庭の隅っこに野球ボールが落ちていて、最初は硬球かなと思ったのですが違い、「キャッチボール専用球」って書いてあった。そういうボールがあるんだ。数分ほどひとりで遊びましたが、ボールなんて触るの何年ぶりだろう、野球のはやっぱり小さいですな。

明日も晴れそうです、最低気温は2℃予報。ではまた

新作載せました

またまた久しぶりなネットショップへの商品アップです。

    

    

こんな感じで6点。上3点はタイの手織り綿や普通の木綿生地を栗やどんぐりで染めたもの。
下3点は、涼し気な藍染めブラウス。すべて私が育てた藍で染めました♪

そして本日、軽井沢は今季初めて氷点下を記録したわけで、こんな涼しげブラウスを今頃アップしている自分が・・・・・・。
アンビリーバブルです。
上の3つは中厚地だし長袖なので今からでも平気なのですが。

 

今日は午後から服の撮影、その後の整理などをしました。そして夜になってからアップロード開始。10点撮影したのですが、あと4点はまだページが作れていないので明日以降。今日以来♪

作業をしながらみゆきさん聴いてたら、俄然気分が盛り上がり、アマゾンに行って来月出るDVDを予約しました。CDのほうは、会場で買おうかな、どうしよう? グッズ売り場が激混んでたらやめるけど(たぶん激混んでるよね・・・)。
聴かずに行く。だから会場で生まれて初めて聴く歌がある。
これだけはキープしたい。あちこちで視聴とかできそうだけど、無視無視、スルースルー。

そんなに意味はないんですけどね。
前回のツアーの時は、「Night Wing」という歌を初めて聴き、おぉ、新曲かと。じゃ、何だと。「Runners High」だろと。
サビの部分がどうも英語っぽい → 英語のタイトルってたしか1曲だけだった で、そう思ったんだけど。まぁもちろんその場でも、「字余り」だわ・・・。とは思いましたけどね。
そういう面白さはあるですよ。

明日は氷点下は回避できそう。ではまた

いが染め2度目

今シーズン2度目の、栗のいが染め。
いがの時はたいてい、灰を入れてアルカリ煮にします。灰を入れないとどんな感じか、もう忘れてしまったくらい。

  ぐらぐらと・・・

去年のいがです。今年もたくさん拾ったんだけど、去年のがあるのでそっちから。で、去年のを使い切るあたりで今年も終わり、来年また前年のを使う? いつ、新しい物を使うんだろう?
あ、でも確か、前回は新モノも使ったんでしたね。

3回しっかり煮出して、3ナベ分の大量の染液で一気に染めちゃった。今回は薄いので様子見はなし。どうなったかは乾いてからのお楽しみです。今のところ、よい感じではないかと。

  干し干し干し

これは昨日の精錬後の布たちです。もっとあったけど、今日使うのは既に外してあるので、あまり壮観でもなかったかな。
色が付いているのは、そう、色がついている生地なんですが、ちょっと眠い色というか。使いにくいので、濃く染めようかと。大量にあるので、どうしようか思案中。縫製してから染めてもいいんだけど、服にするにはちょっと打ち込みが甘いので、どういうものがいいか判断に迷うところ。

放冷にかかったところで家に入ってテレビをつけたら、ちょうど菊花賞のいいところでした。勝ったのは北島三郎。キタサンなんとかという馬、鼻差だったですね。武サマも途中までいいところに着けていたんだけど、ちょっと前をふさがれたみたいになったら、瞬間馬が嫌がっちゃってどんどん下がっていってしまいました。しょうがないね、その瞬間の勝負だもんねぇ。

その後、最後の水洗いをしていたら、先程までそんなことなかったのに、水が手を切るような冷たさに。気がつけば気温もぐんっ!と下がってきていて、一気に小春日和から冬にワープしてしまいました。小春日和というほどでもなかったかな、私は日当りで、火を焚いていたので暖かく感じていたけど、夫は寒かったって。風がめちゃくちゃ強かったです、ストーブじゃなければ焚くのは断念するレベルでした。洗面器が吹っ飛んだりしてた。

明日は。
とうとう予報が0℃。
来ましたね・・・・・・。
藍の受粉加減はよくわからないです。毎日見ているけど、どうなの? って感じ。もう受粉させるミツバチなんかも飛んでないし。やっぱり難しいかな。

そんなこんなです。ではまたです。

気持ち悪いほど暖かい

最高気温21℃と、この時期にしてはちょっと高すぎる気温の軽井沢。
よく晴れましたが午前中は風が強くて、火を焚くのに難儀しました。古い時計ストーブなので、あちこち劣化してて風が入ってしまうんですよね・・・。新しいのを近々買う予定です。

本日は。

精錬2ナベ。
濃染処理2ナベ。

バタリ。

栗のいが拾ったり、ブルーベリーの紅葉がきれいなので葉っぱだけ集めてみたり(染めるかも)。冬を間近に控えたハタネズミのような慌てっぷりです。明日はどんぐりも拾っておかなくちゃ(そんなに染めるのか???)

あとは日本シリーズ見て、お風呂入って寝よう。ではまた

藍の煮染め

畑にある種どり用の藍のほか、2度ずつ収穫した藍たちも3度目の茎を伸ばし、花を咲かせています。もちろん丈は小さいけど。
産地でも藍の収穫はせいぜい9月までらしく、その後はどうするのか、耕作機械で畑にすきこんでしまうのかもしれません。わが家でも霜が下りて枯れてきたら、抜き取って堆肥に積む予定です。
が、こんなに元気なのだから、何かしらの色には染まるはず、と、煮染めをしてみました。
茎、葉、花、全部まとめてなるべく小さく切って煮出してみたら。

  

 アルミと鉄の媒染

ありゃ~、またしても黄色とカーキになりました。もしかして、いわゆる草本って、みんなこうなるの???
春先にヒメジョオンで染めた時も、たしか淡い黄色になった、シルクしか染めなかったけど。
なんかびっくり。

  マリーゴールド染めと並べてみた

右がマリーゴールド、左が藍。
ほぼ似たような色ですね、若干マリーゴールドのほうが強いです。ただしこれは、植物の量、媒染の濃度にもよるかと思うので、一概には言えません。植物の量は特に量ったりしていないので・・・。

少し前に、コブナクサ・フィーバーがありました。黄八丈の黄色を染める雑草が、わが家にもあったー! と小躍りしてたら、実はチヂミザサだったというオチの話。
でも、藍でこんなに強い黄色が出るのなら、もうこれだけで十分だと思えます。
マリーゴールドは毎年作るかどうかわからないけど、藍は藍染めをする限り作るわけだし、そしてその、収穫しない時期のものでこの色が出るなら、他は要らないかもです。少しずつ違う、その違いがおもしろいのはもちろんなんだけど。

因みにこの、写真で見ても味わい深い(でしょ?)生地は、タイの手織り布。粗いほうが木綿、他方は綿×大麻。

今日も午後から火を焚いて、もう一度藍の煮染めをしました。糸を染めたいなと思って、ついでに木綿の布もまた入れてみました。
明日以降は精錬と、どんぐりや栗いがなどだな。

 

朝、ウメがデッキに出た時だと思うけど、小鳥が入ってきてしまい、しばらく家の中を飛び回っていました。姿形はうぐいすかなぁと思うけど、小ぶりすぎるかな? わからないや・・・

ではまた

玄米茶

最近、夕食後には玄米茶を飲んでいるのだけど、見る度に思い出すことがあります。
うんと若い頃、旅に出る時に持っていくお茶は、玄米茶と決めていました。
なぜかというと。
食べられるから。
食べるものにも事欠くような事態に陥った時に、この煎り米を食べることができる、これは当時の私にとって大きな利点でした。
実際に食べたことは・・・・・、あります。もちろん、本当にこれで命をつなげるかといえば、無理でしょうけどね。まぁ気分の問題です。

私はアホな子だったのだなぁ~、と思います (笑)。

今日は着物の裏地の白ばかりを洗濯しました。
そろそろ染めるものが・・・。さらしでも買おうかな、と考えていた時に、そうそうそういえば裏地が山ほどあるじゃないかと思い出し。
さすがに染めてみたところで、それで服を作れるわけではないのですが(というか殆ど意味がない理由がない)、ちょっと考えていることがあって、やってみようかと。
午後は精錬する生地をまたカットして、端をロック処理。
しばらく染め狂乱の日々は続きそうです。
ほんとおもしろい。
旅もさんざんおもしろかったけど、これもおもしろいなと思う毎日です。

明日も晴れ、しばらく晴れが続くそうです。ではまた~

どんぐり染め上がり

 上がアルミ+鉄、下はアルミ媒染

どんぐりは去年も染めて、安定した色が出る染材料の一つです。明るい茶色にしたくて、銅ではなくアルミを選んでみました。おとなしめの色だけど、よい色ですよね。
上のグレーは、実物はもう少し紫がかって見えるんだけど、写真では色が出せません。
とても濃くなっているのは、何年も前に初めて栗のいがで染めてみた時の、ムラムラ生地。薄茶色で縦方向にムラが出てしまったので、どうしたものかとそのまま取ってあったのですが、あらためて濃染処理をしてから染めてみました。この生地は、ラオスのレンテン族の村まで出かけて買った、手紡ぎ手織りの白い木綿。たぶんオーガニックコットンだと思うけど、確証はありません。

今日は午後から火を焚いて、藍の煮染めを試してみました。
花と葉と茎を、特に選別せずに細かく切って煮出して、今日は染める布が少なかったので2番液で終わりにして、そのまま染めてしまいました。
ちょっと驚くような色に染まったので、明日以降乾いたらまた写真撮りますね。

今は、染め上がって最後に水洗いをした後、あまり絞らずに干すようにしています。染めの各過程でも、絞らない。絞るにしても、両手でお握りを作るみたいにちょっと水分を切るだけです。
そんな状態でまず屋外の日陰に干し、翌朝家の中に入れて干しているので、乾くまでに2日ほどかかります。
今日は少し少なめの量を染めたので、体が楽でした。たくさんやろうとすると、やはり大変。

そろそろまた精錬しないと、染める生地が足りなくなってきた~。
精錬する生地も足りないかも、いや今年はこんなところで終わりにしろということかな。
ではまた~

染めあがり

土曜日のマリーゴールド染め、干し上がりました。
染めている最中は「モンク・イエロー」に見えていたけど、乾いたらもう少し渋めというか赤味の少ない芥子色。
モンク・イエロー・・・、文句じゃないですよ、お坊さんのこと。東南アジアの仏教僧が着ている強烈なオレンジ色の衣から、そう呼ばれます。って、私の造語かもしれません・笑

  アルミ媒染と鉄媒染

割と銅を使うことが多いのですが、今回はアルミで。ミョウバンです。下のカーキ色も、まずアルミでしっかり黄色を定着させてから鉄をかけて、再度煮染め。媒染をかけた状態ではほとんど色に変化がなく、「???」の状態で鍋に戻したところ、ゆっくりとカーキ色に変化していきました。鉄媒染をかけるとあっさりグレーになるものが多い中、なかなか根性があるというか。すぐには転ばないところに惚れました。

  ツリバナ

紅葉も綺麗、赤い実も印象的できれいな木です。落ちている葉もほんのり赤くて美しいのだけど、染色には向かないらしい。らしいけどいっぺん染めてみようかな?

  かえで

駐車場のところにあり、さほど陽当りがとてもよいとは思えないのですが、毎年きれいに紅葉する。もともとここにあった木。これも染めたらどうなるんかな?

  かりんの紅葉

先日も載せましたがこっちのほうがきれい 実もつけています

  藍1号畑

けっこうまた葉を茂らせ、花も咲いている藍ちゃんたち。収穫したいとも思うけど、もうこの時期のものはあまり、特にすくもにするほどの価値はないのかな? 産地でもこの時期はもう採らないみたいです。煮てみようかな?

  せっせと拾っているどんぐり

日曜日にどんぐりで染めました。去年も染めたので、安定の色合い。特に新味はないけれども、きれいな葡萄鼠色、紫がかったグレーと明るい茶色になりました。

季節的なものもあるのか、頭の中は「染めること」と「染めたものをどうするか」で一杯になってます。
今年はあと・・・。
クリのいが、どんぐり、ヤマザクラ(落ち葉と去年の枝) 、もみじ(迷い中)、すもも(迷い中)、ハナモモ(迷い中)。こんな感じかな。迷ってるのは、この時期が適しているのか、春先がよいとの情報も多いので。ま、試してみればいいんだけど~。うこん、丁子、玉ねぎの皮、ラオスの謎の物体、などの染めは、量が少ないので冬の間のお楽しみにしようかと思ってます。

そんなこんなです。しばらく好天が続きそうです。ではまた

マリーゴールド染め

朝のうち霧雨が降ってスタートが少し遅れましたが、止んだので予定通りマリーゴールドで染めました。

  鍋いっぱいのマリーゴールドの花

花びらだけ取ろうかとも思ったけど、軸(?)のような部分も入ってて構わないと何かで見たので、そのまま。花びらだけ取るのはかなり大変そうでもありました。いつものように染液を3度取って、薄いところから染め始め、アルミと鉄の媒染をかけて染め重ねて、薄暗くなるまで放冷、一晩は置きたくないので取り出して軽く洗って、外に干しています。

  新システム導入!

夫の作業場にこの季節は使わない時計ストーブがあるのを思い出し、ちょうど少し前に屋根の修理の際に煙突を外しているのを見たので、本体を外に出してもらって使ってみました。

なんということでしょう・・・・・・。

今までよりもはるかに短時間で鍋のお湯が沸く。煙もそんなに巻かないし、燃え方も安定している。
なぜ気づかなかったのだろう、屋外での煮炊きには「カマド」が最強だと思い込んでた。
あれは底が丸くて下にうんと下がっている一升釜だから効率よく炊ける形なのに。

もうほんとにね。
無駄な火力と体力を使いまくっていたのだとわかりました。省力化、効率化、ということをもっと考えなきゃな~。無駄な努力が好きな体育会的発想じゃダメですよね。

そんなわけで今日は余力があったので、玉ねぎを植える場所を耕して、灰と肥料を入れておきました。そろそろ植えなきゃ。

  かりん

たまたまバックに写っている木々はまだ緑だけど、先日1.5℃まで下がったので、林の中の落葉低木はもうかなり黄色に。カラマツやどんぐり、栗の葉も黄色くなってきました。晩秋ですね。

  先日かりんで染めた糸

かせがこんがらがったので、しょうがないので巻取りながら解きました。半分以上は夫の労作。太さが均一でないラオスの木綿糸です。なんで糸なんか買ったのか記憶にないんですけど、そういえば我が家にはシルクの糸もあるし、うーん・・・。

明日は元気だったらどんぐり染めをしてみるつもり。ではまた~