藍の煮染め

畑にある種どり用の藍のほか、2度ずつ収穫した藍たちも3度目の茎を伸ばし、花を咲かせています。もちろん丈は小さいけど。
産地でも藍の収穫はせいぜい9月までらしく、その後はどうするのか、耕作機械で畑にすきこんでしまうのかもしれません。わが家でも霜が下りて枯れてきたら、抜き取って堆肥に積む予定です。
が、こんなに元気なのだから、何かしらの色には染まるはず、と、煮染めをしてみました。
茎、葉、花、全部まとめてなるべく小さく切って煮出してみたら。

  

 アルミと鉄の媒染

ありゃ~、またしても黄色とカーキになりました。もしかして、いわゆる草本って、みんなこうなるの???
春先にヒメジョオンで染めた時も、たしか淡い黄色になった、シルクしか染めなかったけど。
なんかびっくり。

  マリーゴールド染めと並べてみた

右がマリーゴールド、左が藍。
ほぼ似たような色ですね、若干マリーゴールドのほうが強いです。ただしこれは、植物の量、媒染の濃度にもよるかと思うので、一概には言えません。植物の量は特に量ったりしていないので・・・。

少し前に、コブナクサ・フィーバーがありました。黄八丈の黄色を染める雑草が、わが家にもあったー! と小躍りしてたら、実はチヂミザサだったというオチの話。
でも、藍でこんなに強い黄色が出るのなら、もうこれだけで十分だと思えます。
マリーゴールドは毎年作るかどうかわからないけど、藍は藍染めをする限り作るわけだし、そしてその、収穫しない時期のものでこの色が出るなら、他は要らないかもです。少しずつ違う、その違いがおもしろいのはもちろんなんだけど。

因みにこの、写真で見ても味わい深い(でしょ?)生地は、タイの手織り布。粗いほうが木綿、他方は綿×大麻。

今日も午後から火を焚いて、もう一度藍の煮染めをしました。糸を染めたいなと思って、ついでに木綿の布もまた入れてみました。
明日以降は精錬と、どんぐりや栗いがなどだな。

 

朝、ウメがデッキに出た時だと思うけど、小鳥が入ってきてしまい、しばらく家の中を飛び回っていました。姿形はうぐいすかなぁと思うけど、小ぶりすぎるかな? わからないや・・・

ではまた