検査

連日の病院通い。
今日は9時20分に来るようにとの指示で、検査を2つ受けた。昨日の夜9時以降は絶食(水のみ可)、今朝ももちろん水のみで出発。

受付するとまだ9時を10分回ったところだった。
最初に看護師さんから薬の話、骨系の薬は今はのんでませんと伝えると「それって自己判断で? ダメです!」と怒られた(^^; 薬をやめるのは手術の3日前でいいのだそうで(うーん聞いてないよ(^^; )、まぁいいか、そんなにたいした薬じゃないと思うので(これも自己判断だからアウト!)。
その書類にサインして、それから検査に出発。

最初はCTだった。前回ほど物々しい場所ではなく(前回はもしかすると手術エリアだったのかも)、普通のきれいな部屋でちょっと安心。今日も造影剤が入る。
今日は仰向けでバンザイ。50肩が酷いままだったらきつかったと思う。何も入れずに少し撮影して、それから薬が入る。入ると喉からお尻にかけて熱くなるけど正常反応だから大丈夫、と説明を受ける。実際に薬が入ると確かに最初に喉、それから背骨に伝ってお尻の方まで、そして両掌がすごく熱くなった。
MRIに比べればずっと短時間であっさり終わる。

次はエコー。これ、好きな人いないと思うけどほんとに苦手。腹とかならいいけどさ(^^;
念入りに胸部を調べた後で、今日は腋下のリンパ節も時間をかけて丁寧に診ているようだった。最初はそこに転移するそうなので、エコーでわかるものがあればきっとリンパ節は切除という判断に最初からなるのではないか、素人考えだけど。

2つの検査を終えると病院到着から1時間ほどだった。会計をして終了。6000円ちょっとだった。
入院と手術は多少保険でカバーされるが、検査についてはそうもいかず、数か月にわたっての検査なので補填はない場合が殆どではないかと思う。いちばん高額だったのはマンモトーム生検で2万7千円ほどかかった。

これで今月の通院は終わり。来月1度麻酔科医の診察(?)があって、その後何事もなければ入院となる。けっこうこの待ち時間がしんどい。できればさっさと入院してびしびしと検査をし、えいやと切ってもらいたいくらいだけど、そういうわけにはいかないというのもよくわかる。手術前の時間をできるだけ気楽にして過ごしたいと思う。

今日も東信地方は晴れ、暑くなっている。家の中でも28℃近くになっているようで、6月にこういうのはやはり異常。軽井沢でこうなのだから下界は暑いだろうなぁ、お気をつけて。ではまた

 

梅雨明け、手術の説明など

関東甲信越が梅雨明けとか!
史上最速で最短らしい。たしかに6月中に明けるなんてあまり記憶にないような。いいのか悪いのかどっちなんだ(^^;

夕方から病院に行って、主治医から今の状態と手術の方法などについて説明を受けてきた。今日は夫も一緒。

まだ残っている検査もあるのだが、終わったものの結果から判断すると、
0期の非浸潤癌である可能性が高い、とのことだった。
大きさはほぼ1センチ四方(というのか丸なのか)

0期と聞いてすこし(いや大分)ほっとした。
もちろん、切ってみなければわからない。今日だけでも10回は聞いた。

手術は今のところの予定通り、温存で。ただし切ってみて医師が無理と判断したら全摘に切り替えることを承諾した。
手術と同時にセンチネル生検というものも受ける。これはリンパへの転移を調べるものだそうで、実際にやる時はマンモトームと違って麻酔で寝ているから痛くはないのかなぁ、生検前にアイソトープとやらを注射するのは起きてる時で激烈痛いらしくて今からびびる。

入院は4~5日、全摘やリンパを取ることになれば少し伸びて10日ほどになるとのこと。
やるしかないのでやるのみ(やるのは医師だけど)。

手術を受けなかったらどうなるか、というような説明も受けた。放射線や抗がん剤を選ぶというケースもあるようだが、治癒率というのか生存率というのか、そういうものは手術に比べると低いのだそうだ。
私も小さい癌なら放射線や抗がん剤で消えたりしないのかな(手術の前に抗がん剤を行って小さくするケースは多いと聞く)と思っていたが、小さくはなっても消えることはない、のだろうか。
とまれ切るのみ(切るのは医者)。

ではまた

草削り、追肥など

昨日は軽井沢ももしかすると30℃越えだったかもしれない暑さだった。今日は蒸し暑いものの午前中は曇ってくれたので、畑仕事。

夏野菜に追肥(3週間ぶり)
周囲を草削り
本畑の草削り
小ネギの苗ができたので本植え
藍畑の草削り
夫は桃の袋掛け

こんな感じ。やり始めるのにはエネルギーがいるけれど、始めてしまえば何だかんだと作業する。

全体的に消沈モードになりがちなので、車でも買おうかしらとネットで見たり、販売店に見に行ったりしている。でもどこも半年から1年待ちだそうで。では新古車を探そうと思うと人気車種は新車より高かったり(いろいろ付属品が付いていたりするのかもしれないが)、何だか今一つ乗り気にならない。
いちばん納期が早そうなのはマツダだったので、一時は発注しそうな勢いになったんだけど、やっぱり何となく踏み出せないような……。
自分に合うかどうか、っていうのもやっぱり大事だよね。

何で車かというと、神奈川との往復を今持っている4ナンバーで行くのは結構しんどくて、そもそも向こうにいる時に既に買おうモードになっていた。その時見ていたのは軽だったりする。ただ、住所と別の場所で買うのはめんどくさいので、帰ってからと思っていたら要精密検査になり、という流れ。
で、今は、病院通いも増えるし、しんどい時も多かろうと思うと、ちょっと乗り心地のいい普通乗用車が欲しいなぁと、そんな感じ。

保険金が入るとかそういう話ではない。
バカな私はがん保険に入っていなかったである!
県民共済みたいなのには入ってたけど、バカだった。でもあれかな、定期的に診ていたという時点で入れないかも(?)

と、まぁそんなことをしている毎日。
パソコンで見られる猫の漫画を見たり、プライムビデオでドラマを見たり。
自分は65歳(年金がもらえる時)まではバリバリ仕事するつもりだったが、もしかするとその意味で転機を迎えたのかもしれないなと思ったり。バリバリはどうかな、スローダウンの方向に行くかもしれない。少なくとも今年はバリバリ旅をすることは無理だろうし(^^;

とても暑いのでお気をつけて。ではまた

検査

午後から検査のため病院に。
今日はお腹のエコー、そして胸部のMRI。
予約時間より早く始まり、全部で2時間ちょっとで終わった。

お腹のエコーは転移の確認だと思う、すい臓とか肝臓とか? 画像が保存される音は心臓に悪い。胸の時もそうだけど、「やばいものがある」としか思えない。
MRIは前回入院説明などしてくれた看護師さんのおそらくチェック漏れで、造影剤ありだった。家で何度も確認して造影剤のところにチェックが入っていないから、普通のやつだと思ってたら違った!
針を刺す部位が肘の内側、採血の時の場所になり、その場合は飛んでいるスーパーマンまたはヘッドスライディングの姿勢で30分近くいることになる。造影剤が入るのは検査の後半、入ってからは6分くらいと言われたかな? 液が入るのはわからなかった。

次は来週に、またエコーとCTの検査がある。
一つ一つ、こなしていくしかない。

毎日のように夕方に雨になる。今日も降った。梅雨だな。
ではまた

草削りとか

先日のお知らせに対して、たくさんの励ましをいただきました。ありがとうございます。
ブログで公表すれば、多くの人に知らせることになり、心配をかけてしまうのでどうしようかという躊躇はありました。が、何もないふりを装いながら何カ月も何年もというのはどう考えても無理なので思い切って。
それと、「あぁこんな人(まぁ元気そうだしそれなりに活動的だし毎日森林浴してるしストレスもなさそう!)でもなるんだな」と思ったら、検診のクーポンを無駄にせず受けてみる気になったりするかもしれないし。

先のことはわかりませんが、とにかく前向きに治療に取り組みたいと思います。

さて。
体の中に癌が出来ていても何の自覚症状もなく、痛くも辛くもないので、手術まではとにかく普通に過ごせばいいのだそうで。
今日は藍の畑の草削り。だいぶ草が出て来ていたのを鍬で掘り返しながら藍に土寄せ。
しかしこの藍さんたちはどうなるのか……。
例年だと梅雨明け頃に1番刈りして干して、となるのだけど、今年はちょっと出来そうもない。泥藍にして(夫にしてもらう?)、かな。
藍も建てても持続的に管理し染めていくことがたぶん無理と思うので、2年続けてになってしまうけど建てずにおこうかと思う。
少しずつは服も縫っていくつもり。今日は検査前に作ったままにしていた服を1点だけ上げてみた。たぶん1か月以上新作が上がらない状態だったので本当に久しぶり。

春先に考えていたこととはだいぶ違うことになってしまったけど、まぁ、こんなこともあるんだなということで。

今日は晴れてかなり暑くなった軽井沢。夜、梅さんがモグラをつかまえて見せに来た。たしか先週にはアナグマが真っ昼間に畑に来ていた、何をしているのかは不明だった。
ではまた

梅雨寒&告知

雨が続いて気温も低い軽井沢。昨日の最高気温は12℃くらいで、夕方に薪ストーブを焚いた。今朝もお向かいの煙突からは煙が出ている。私も今、電気ストーブをつけてPCをいじっているところ。

このところブログの更新もぽつりぽつりで、仕事もあまりしていない様子に何か変と思っていた方もあるかもしれません。いつもなら、どっかに行っていました、となるのだけど今回は違いまして。
乳がんの告知を受けました。これからしばらく、お付き合いをしなきゃなりません。手で書く日記を断念して長いので、ここで自分のためにも経緯を記録していこうと思います。苦手な方はご自身で判断してくださいね。

告知まで

4/25 年1度ずつ受けているマンモとエコーを受ける。実は前年に「来年で卒業できるかもしれませんね」と言われていたので、自分では卒業する気満々で行っていた。検査後のドクターの歯切れが悪く嫌な予感。一昨年新たに見つかり、昨年は確認できなかったものが、今年再発見で少し大きくなっている。たぶん10ミリくらい。周辺に石灰化が見られるので、精密検査をすすめられた。

5/25 エコー下マンモトームという精密検査を受ける。この日まで1か月あってここがきつかった。わずかに切開するけれども縫合が必要なものではなく、日帰りの検査。麻酔を打った次の瞬間にはもう検査のためのかなり太い針が入ったので驚いた。麻酔って一瞬で効くんですか? 痛かったら麻酔の追加もできますよ、と看護師さんには事前に言われていたけど、そんなのどのタイミングで? いつならできるの? と思っている間にバチャンバチャンと音がして激痛、その時に多分組織を切り取っていたのだと思う。術中ずっと手を握る係の看護師さんがいた。
検査後の状態はかなりいい方だったと思う。痛みや内出血もそんなに酷くなかった。

6/13 検査の結果を聞きに行った。受付で自分の番号が印字された紙をもらうのだが、1件の予約のはずが2件入っており、その時点で「あー、癌だったんだな」とわかった。いつものドクターから説明を聞く。3つの組織を切り取り、3つとも癌細胞が見つかった、とのこと。乳がんには「顔つき」のような種類があり、その中ではグレード1という、最もやさしい顔のものではないか、という検査結果だということだった。
そのまま1時間ほど待って治療担当のドクターに会い、これから行っていく治療について説明を受ける。全摘と部分摘、どちらにしますかと訊かれたので、「幸い早期に見つけているようなので部分摘で」と答えておく。ドクターも「うん、それでいいでしょう」と。部分摘にすると、手術後の放射線がセットだと考えてくれと言われた。週5回を5週間、25回の照射をする、ということだ。この通院が難しいなどの理由で全摘を選ぶ場合もあるらしい(もちろんこの理由以外で全摘すべきケースも多いと思う)が、私は自営業だから通えますということで。

そこから入退院サポートセンターなる場所に案内され、外来とは切り離される。この瞬間から私は入院が決まっている患者、外来患者ではない、ということになるみたいだ。
血液検査、尿検査、身長体重(体重減ってて驚いた)、血圧、心電図、肺のレントゲンをこの日やった。
薬剤師との面談、今のんでいる薬の確認。今のんでいるのは、アシノン(胃薬)とレクサプロ(疼痛治療剤)、それとバセドシキフェン(骨系)だが、骨系の薬はたぶん血液に何か作用があるらしくて、看護師から止められたので以後のんでない。
看護師から今後の検査のスケジュールと入院説明。入院までに4回の通院が必要で、その度に検査や担当医師との面談(家族同席)、麻酔担当医師との面談などがスケジューリングされている。

告知後のこと

町役場に電話して、限度額認定証というものについて相談。14日に出かけて書類を記入、すぐに発行された。
以前はいったん自分が支払って、後から還付される「高額療養費制度」だったのが、今は退院などの時点で引いてもらえるとのこと。自分の住民税の枠で限度額が決まる。自営の場合。

入院保険の確認。女性疾病特約に当てはまることを確認。手術と入院に対して保険が使えそうだ。それから放射線治療に関しても、50グレイを越える場合は手術として扱われると教えてもらう。
書類を郵送してくれる。診断書は必要なく、退院時に出る診療明細書のコピーを添付。

ざっとこんな感じ。
初めて町の健診で引っ掛かってからもう12年は経っている。ずっと年1で検査、一度離れてまた引っかかって戻り、一時は半年で検査ということも。いつかはこうなるとどこかで思っていた部分もあって、そんなに落ち込んではいない。きちんと治療が進んでいくことを願うばかり。自分でもできることはしていこうと思う。妹みたいに仲良くしている子から「パン禁止令」が出たのでご飯だけ食べている・笑

癌の告知は受けたけど元気です。ではまた

 

追肥とか

夕方から雨の予報だったので、ちょっと畑仕事。

だいぶ大きくなってきたキャベツなどと、小葱とニラの苗、あとナスとピーマンに追肥。これしか使わない8-8-8という肥料。ほんとは使い分けたほうがいいと思うけど、いいの素人菜園だから。
草削りあちこち。
藍さん一部が倒れていたので全部を土寄せ。(草削りしなきゃ)
かぼちゃの近くにライムギ蒔いてみた
ほうれん草とチンゲンサイを種まき(3回目)
花の種を蒔いたところの草取りと、作った小苗の植え付け

ざっとこんな感じ。やることはたくさんあるのだけど、動き出せないことも多く。今日はけっこうやった。

木曜から土曜まで神奈川に行ってきた。薬も減らしたり新しいのを試してみたり、いろいろ。2泊したので帰ってきたら梅さんがおかんむりだった(^^;)

 『ボタニカ』 朝井まかて
新刊のところにあったのでめくってみたら、牧野富太郎についての本らしく、借りてみた。たまたま直前に恩師から、牧野富太郎の庭園で栴檀を見てあなたを思い出したよ、というメールをもらっていたところだったので、なんか偶然だなぁと思って読んでみた。
牧野富太郎については植物学者だと知っているだけだったが、この本を読んで、申し訳ないけどちょっと嫌いになっちゃったかも! こういう時代の超絶金持ちの子どもっていうのは、ほんと手に負えないんだなぁと、そうそう森鴎外の末子についての小説もこの作者だったなと思い出した。天才と狂人は紙一重と言うけれど、まさにそれだと思った。
☆3 勲章を貰うべきはこの人をひたすら支えた3人の女たちのようにも思うが

   『国宝』 吉田修一
仏像とか神社仏閣とかそういう話かと思ったら全然違って歌舞伎の話だった。歌舞伎にはまるで疎く、ちゃんと観たこともない。歌舞伎のシーンがたくさん出てくるけれど、知らなくても楽しく読めた。文体が講談のような「なになにでございます」的な感じで、読み始めてすぐに浅田次郎を思い起こした。帯に「激賞」ってなってて。林真理子じゃしょうがねぇけど・笑 読んだのは単行本でこの画像は文庫なので、そこ見てから借りたわけではない。
下巻はだいぶ失速した感があり、正直そういう落とし方はしてほしくない気もするけれど、一つの道を究めるというのはこれほど過酷なことなのだ、ということはつくづく感じた、最後に徳ちゃんに会わせたい、会ったんだよな、そうだよな?
☆4.5 上半期ナンバー2は間違いなし、1にも匹敵するか

神奈川の団地にはテレビがないので読書がはかどる。
ではまた

もう6月

あまり仕事をせずに5月が過ぎた。連休のあたりは頑張ってみたものの、その後持続せず……。
時々は畑仕事をしてみたり、新しい洋裁本を買ってみたり、ネットの生地屋を眺めたり、インドの生地を見たり、そんなこんなだ。

気が付けば野生の白いあやめがきれいに咲いている。どんどん増える。青もあったのに今年は見ていない(時期がずれるのかな)。

 あやめ

 店の南で咲いている

 フランス菊
という名前が正しいかどうかは不明。種でどんどん増える。

 キャットミント
日当たりに植えたら大きくなってびっくり

 コデマリ

 ヤクシマシャクナゲ
咲いたけどちょっとお疲れ気味、来年はもう少しきれいに咲くといいな

 グンナイフウロ

フウロ大繁殖中

 タイム

 斑入りの葉がきれいな花
咲いているここは大きな岩の上、丈夫だしこういう場所が好きらしい。


桐野夏生と篠田節子の2冊、読んだ。☆は3.5ずつ。

 アンノウン・ソルジャー 映画
フィンランドの映画を見た。最近NATOへの加盟を申請して話題になっていたので。北欧の歴史はまるで知らない、ナチスドイツと組んでソ連と戦う話だった。ソ連に負けて今度はナチスドイツと戦う羽目になったらしいがそこは描かれていなかった。戦争は、失うものが大きすぎる。上の人間はどこの国でもバカばかりで犠牲になるのは下っ端と決まっている。始めたら簡単には終えることができないのだから、開戦してはいけないのだと思う。

アマゾンプライムビデオで、最近見ているのは「マクガイバー」というやつ。むやみやたらと人が死んだりしないしコメディータッチなので見た後どんよりしない。主人公がその場にあるもので必要なものをどんどん作るのが面白い。
前にWOWOWで見たことがあった「リゾーリ&アイルズ」もまた見ている。これが終わったら「私立探偵マグナム」の第2シーズンを見るつもり。
どんよりしないドラマってなかなかなくて……。
因みに桐野夏生とアンノウンソルジャーはすごくどんよりした。

ではまた