雨でした

明け方(夜中かも)、大雨の音で目が覚めましたが、また寝て、起きると小雨。激しくは降らないけれど降り止みもしないという一日でした。

昨日の午前中の写真。この後霧はさらに濃くなり、夜には「濃霧注意報」になっていました。

今日は霧はなかったので、午前中にスーパーへ。
買い物終わってクルマに荷物積んでカート返して、さて車に・・・。
目の前におじいさんが箱抱えて歩いてる。あ、私の隣の軽トラだ。荷台にその箱置いてるな、ちょっと待ってよう。
ふと振り向いたおじいさん、目が合った私が会釈すると、やおら今置いた箱の脇にいくつも置いてあったレタスを指差し、
「おねえさん、こんなん食べねぇかい?」
「え? は? あの、その・・・」
私がもごもご言っている間におじいさんはわしわしと2個レタスを掴み上げ、ほいっと私に押し付けたのでした。
「今、とってきただに」
「ありがとうございます、うれしいです・・・」
皆まで聞かず、おじいさんはうれしげに軽トラに乗り込むと、去っていったのでした。

多分、この時期のレタス、奥さんも嫁もちっともうれしがりはせず、近所にあげようにも近所にも同じものがあるわけで、畑に行って取らなきゃならない(収穫期ってのがあるから)から取るけれど、「はぁー、これ、どうすんべ」と思っていたところに、いかにも畑なぞやってなさそうな主婦が!(笑) とりあえず2個でも行き先が決まってよかったー、と思ったんじゃないかなー、と想像。
せっかく作って出来たもの、捨てたくはないものね。ただで人にくれるんだって、喜ぶ人にくれなきゃつまらないよね。(このへんでは、「あげる」じゃなくて「くれる」って言うんです。東京だと「くれる」は貰う側が言う言葉だけど、こっちじゃあげる側も「くれる」って言うの、「畑に水くれてきた」などとも使います・言葉解説)
レタス、さっそく夕飯に1個まるまる炒めていただきやした。知らないおじいさんに感謝。

午後、注文した本が届いたので、さっそく「正しい前立の作り方」を実践したら、確かに正しくてきれいにいくんだけど致命的な欠陥が・・・・・・。薄手の布だったらこれでいいかもしれないけど、すこし厚手の布を使うと、正しいやり方だと最大で4枚、接着芯も入れると6枚の布が重なる部分ができてしまい、その部分をバイアスで始末することはかなり無理がある、のですわ(全然わからないですよね)。やっぱり簡略版でやらないと、で、その簡略版のやり方がまだいまいちよくわからない。タイでやってもらったものを、ほどいて調べようかな。

あ、昨日貼ったリンクからベトナムの旅行記もたくさんの方に見に来ていただいたようで、ありがとうござんす!

明日は晴れる予報です。洗濯しなきゃ、ではまた

カンカウ・花モン族の市

長らくほったらかしにしておりまして、気にはしていたのですが、なかなか手が付けられなかった今年春の旅記録。ようやく、ベトナムの2つめの町バクハ、そしてそこから山道をバスに揺られて行ったカンカウという村の花モン族がぐわぁーっとよさってくる市場の様子をアップしました。
よかったら覗いてみてください。
あ、すいません、バクハの写真は今日はなかったわ、今度使うかも。
トラベリングデイズ

軽井沢は雨で、霧も深く陰鬱です。そういえば霧の写真を撮ったんだけど、また今度。
ではまた

ポチ

きのう、今日と、ネットでショッピング。
きのうはバイアステープとサイズネームを購入しました。バイアステープは通常、共布で自分で作るのだけど、私が使う手織りの厚手布はバイアスに向かないことも多く、今までは無理やり作って使ってきたけれど、薄手の市販のもののほうが結局きれいに出来るんじゃないか、と思って試しに買ってみることに。
サイズネームというのは、服によくついているサイズを知らせる小さな布切れのこと。SとかMとか、ね。あれもあると便利なのだけど、まだ使ったことがなくて。タイで縫製に出すときは、向こうが付けてくれるのですが・・・。タイのほうが進んでる(笑)。
ついでに、服によくくっついているショップの名前を知らせるタグのことは、織りネーム、っていうんですよ。もちろん織ってあるやつのことね、印刷のものはプリントネーム。

今日は洋裁の本をアマゾンで買いました。
私の洋裁技術はまったくの独学というか、洋裁の本などでその都度見て確認しながらやってきたわけですが、どうも細かいところ、ほんとに数ミリのことでうまくいかない、スッキリ仕上がらない、ことが未だにあります。そのへんの、ごくごく細部のテクニックを教えてくれそうな本があったので、2冊注文。専門書なのでちと高めでしたが、洋裁学校などに行くことを考えたら安いものだと思いましたー。近くに洋裁学校なんかないし。

タイトルの「ポチ」は、通常「ポチっとしました」的使い方をするのでしょうが、この言い方がもう、身震いするくらい嫌いなので・・・・・・、ポチ、にさせていただきました(笑)。このね、何でもかんでも「させていただく」「やらせていただく」的物言いも、いかがなものかと。テレビで「やらさせていただく」と言っているのを聞くと、脱力する。もう一回学校へお行きなされ。
買い物関連だと他に、「おとな買い」(こども買い、つまりは変態子ども性愛者を連想してしまう)、「お持ち帰り」(自分の行為に「お」を付けてどうしたいんだ! 「持ち帰る」という動詞に「お」を付けることで名詞化して体言止めにしたい気持ちも少しはわからんではないが、いずれにしても「自己愛」が透けて見えて嫌だ)などもダメですねー。

ま、完全に私の好き嫌いなんですけどね。「ら抜き言葉」も市民権を得てきていると何かで聞いたし。変遷していくのが言葉だとはわかっているのですが、やはり、なんだろうなぁ、美意識(?)は必要なんじゃないかと思うのであります。
などと書いているこのわたくしの、たとえば「(笑)」の多用が身震いするくらい嫌いだ! と感じる方もあるでしょうし、「ですます体とである体」の混用は許せん、もう一回学校へ行け! と思われる方もあるでしょう。
だから・・・・・・。
どうでもいいんだ(笑)、愚痴です。

実も蓋もないところで、ではまた

夜になって小雨

一日曇っていて、4時過ぎたら暗くなってきて霧も出て、テンション下がりっぱなしの日曜日でした。5時過ぎには霧雨が降り出しました。ずっと少雨傾向なので、これはありがたいのですけど、降るならもっとどばどば降ってほしいのですよ。ははは。

いろんなサンプル(というか一点もの)を作るのもいいのですが、そろそろ整理しながら定番ものを決め、それぞれ完全な形を決めなくてはなりません。タイで発注するための作業です。
定番ものとなると、どうしても一つの形で数色、数サイズ展開となり、それぞれ1点ではなく複数作っていくことになります。その作業自体は私が行うこともできるでしょうが、材料がありません。我が家にはサンプル用と称して私が毎回大量に買い込む布がどっさりありますが、それにしても、数サイズ複数となると、10mやそこらではききません。やはり現地で布地を確保しないと。現地で布を確保するのなら、縫製までしてもらったほうがいい。どうしてかというと、重さがまったく違ってくるからです。縫製する際の端切れって、けっこうな量、重さになるんですよ・・・。

とまぁ、そんなわけで、午前中は定番商品の割り出しをしました。ほぼ出揃ったかな。
タンクトップから始まって、半袖系、長袖系、ベスト、ジャケット、スカート、パンツ・・・・・・。
絞り込んだつもりですが、それでもけっこう点数があります。いろんな色で、いろんな布で、それぞれ作ってみたいです。今はタイの布が多いのですが、インドの布も増やしたいと思ってます。

10月になると、各航空会社がまた燃油サーチャージを加算してくるらしいですね。やれやれ。鑑真で上海に行き、オール陸路で最高スピードでデリーに抜けたら・・・・・・(笑)。いくらアホな私でも、これは飛んだほうが安そうです。チベット越えがありますからね。パキ抜けは今は勘弁して、危険すぎる。
目指す地点がチェンマイなら・・・・・・、実は陸路で勝てるんじゃないかと(妄想)
ではまた

今、追分宿のふるほんや「追分コロニー」さんのブログを見ていたら、あらいぐまラスカルを目撃したんだそうです。実は私も昨日、山道でタヌキと遭遇しました。登山道から早大セミナー裏へ抜けるルートで、でした。遠目だったので「あ、タヌキ!」と思ったのですが、ラスカルだったかもしれないなー。でも可愛いとばかりも言ってはいられず。トウモロコシなどの食害がひどいのでね。追記でした

秋晴れ

朝は雲が多かったですが、その後晴れてきて気持ちのいい土曜日になりました。ま、あんまり曜日関係ない生活なんですけどね・・・。

また試作。
袖つけが手こずるので、いっそ袖付けのないドルマンスリーブにしたらどうよ! とやってみたのですが、どうでしょうか・・・? って、聞かれても困るか。
下手に着ると、もっさり感が漂ってしまいそうなので、上手に着こなせるお客さんカモーン、ですね。因みに七分袖。まだショップには上げてません。なんか気力なし・・・。明日やろうっと。

どうもボタンホールが綺麗にいかないので、これはボタンホールではなく、細い紐を作ってそれを縫い付ける形にしてあります。
チャイナ服の合わせもいいな・・・・・・。
ただ、チャイナ服のボタン(紐のやつ)は、脱ぎ着が面倒なんですよね。よくお客さんにも言われます。そのへん工夫が必要だな。あとは布をできるだけ無駄にしないカタチですね。
また妄想します。

以下、写真注意! 蛇嫌いの方は見ないほうが無難です。

一時的な薪置き場にしていた店の横を片付けていたら、蛇の抜け殻がいくつも出てきました。これはそのうち最も完全に近い形のもの。写真を撮っていたら、さすがに気づいたウメがケダモノ顔になってました。欲しくてたまらなかったらしいです。もちろん、やりませんけどね。
蛇にもずいぶん慣れたというか、もちろん見た瞬間はびっくりして固まりますが、それほど嫌いではないかも。尤も私は生まれた場所もけっこう蛇がいるエリアだったので、子どもの頃から見ているといえばそうなのです。
それに私はヘビ年でした。でも、そんなにしつこくないよ(笑)

明日は曇って、日中も20度を下回りそうです。太陽が出ないとほんとに涼しくて、「ああ冬がくる」と落ち込んでしまいそうな9月下旬です。ではまた

サツマイモ1株収穫

掘ってみたらすごく立派なサツマイモが出来ていました。この間試しにすこし掘ってみた部分です。たぶん一番環境がよかった1株、かと思われ。
それにしても立派。
干したほうがいいらしいので、日中は畑に置いておき、夕方ダンボールに入れて軒下に入れました。何日か干すみたいですね、尤も、日向に置いといたらしなびそうだから日陰で干そうと思います。


タマネギの苗。こんなにひょろひょろでいいのでしょうか・・・。間引き必要かな?


白菜順調


まだいるんですねぇ、モンシロチョウの幼虫。
かわいそうだけど、つまんでポイッと、畑の隅に放りました。


収穫を待つキャベツ。あまり虫もつかず、うまくいきました。春~夏の虫との闘いがウソのようです


わしゃわしゃサツマイモ。つるボケを心配しましたが、芋ができててよかった。


気持ちいい日差しだねぇ・・・・・・
ひたすら眠るウメばあさん

週末も晴れそうです。でも連休が終わったばかりですからね、あまり出歩く人もいないでしょうな。
ではまた

新作とか

左が一昨日作ったチュニック。
右が今日作ったワンピース。
どちらも同じ布、タイ北部のジョムトン村で生産されている手織り布です。詳細はショップでどうぞー!

連休が終わったら今日はよく晴れました。昼前にいっとき曇ったけど、すぐにまた晴れて、強い日差しがうれしいです。畑のダイコンなどはちょっとしんなりしてしまいましたが。

とまぁ、自分のショップにちょこちょことアップして、ブログで紹介しているだけではやはりだーれも見に来ないな。と思いまして、検索サイトみたいなところに登録申請してみました。
で、そこに登録しているサイトをちらっと見てみると、みんなきれいなバナー作ってるのね。当たり前? デザインセンスに欠ける私にはむずかしい・・・。みんな知り合いのデザイナーとかに頼んで作ってもらうのかな。私も知り合いのデザイナー、いないことはないけど、ウェブデザイナーじゃないからなー。しかも今は転職しちまったし。
今のうちのバナー(と言っていいのか)は、文字だけ。その文字も、無料フォント(笑)。ひねりもなきゃセンスもない。そのうち暇になったら作ろう・・・・・・、永久に作れそうもないけど。

それにしても、ネット上のショップって、実にたくさんのその手の検索サイト(?)に登録というかリンクというか、してるんですね。1個しただけで、ヘトヘトなんですけど、私。そんなんだからダメなんだろうな、時代の荒波を乗り切るどころか背中見せて陸へ上がってしまう・・・。んで昼寝(笑)。オンラインショップも大変ですね、まぁ、ちょこっとずつ。

最近ネットを徘徊しながら思うのですが、いつの間に、明らかによそのサイトをパクって作りました的くそサイトがこんなに増殖したのでしょうか。この手のサイトは見た瞬間にわかる。ブログっぽい作り、空々しいタイトル周りの画像、広告がアタマのほうにきていて、内容はもっともらしいことが書いてあるように見えて何もない、同じ内容のブログが大量にあることもよくある、よく見るとURLが怪しい・・・。たとえば「更年期」と検索すると、konenkiが含まれたURLがずらずらと検索上位に並ぶ・・・・・・。
こいつら何なの?
こういうサイトを見るたびに、「くっそー、またやられた、踏んじまった」と腹が立つ。こんなサイトのアフィなんて死んでも踏むもんか! って拳を握りしめちゃいますよね。
こっちは、更年期とか脊柱管狭窄とか、大事なことを検索したいのに、広告に誘導するためのくそサイトばかりが上位に来て、いくつか踏まされる間に「もうやめたやめた!」ってなってしまいます。こういうくそサイトを撥ねるプログラム、誰か早く作ってくれー!

ではまたです

連休も終わりですね

初めてのシルバーウィーク。今日で終わりです。ウチにはほとんど何ら影響はありませんでしたが、この時期の5連休はけっこう使い出があったのではないでしょうか。高速は大渋滞でしたね、お疲れさまでした。
今日会った人に聞いたら、一昨日くらいはプリンスのショッピングセンターが激混みで、夜7時過ぎに行ったのに駐車場は満車、中も人がすごかったそうです。軽井沢の賑わいというのは、ウソではなかったのですね。ウチはほんとに静かでいい連休でしたが(笑)。

そろそろサツマイモ掘らないとあぶないかなぁ・・・。
とか、そんなことしか考えてない私。
あと、ここ何日かニヤニヤしながら眺めているのが、去年果樹苗を買ったところから届いた新しいカタログ。
桃・・・。
プルーン・・・。
ぶどう・・・。
洋ナシ・・・。
さくらんぼ・・・。
植えてみたい。
普段の生活で、「あぁ、タイはよかった」と思うことはさほどないのですが、スーパーで果物を買おうとするときは、「高い・・・・・・、高くて買えない」と思ってしまいます。果物は好きだし体にも必要だから摂りたいのですけど、つい「今度にしよう」と・・・。
自分ちで生産できたらすばらしいじゃないですか。ここは寒冷地だからできないものも多いし、難易度の高いリンゴや梨や桃なんかは難しいでしょうけど、たとえば6月から10月くらいまで、毎月少しずつ何かが収穫期を迎えてくれたら、すっごくうれしいですよね。
すもも「彩の姫」がちゃんと生るもので、すっかり調子に乗っております。今のところとれているのは、この木だけなんですが。とれない木は、新しい果樹に植え替えたいくらいです。それも難しいですけどね。

下のほうの記事にいただいたコメントにレスしようとして、「桜の木の下には死体が埋まっているんだよ・・・」の作者を、最初「太宰治」と堂々と書いていて、一抹の不安を感じて調べたら梶井でした。そんなことも間違えるようになってしまったっす。太宰は青森の人だし、なんか桜のこと言ってそうなんだよね。そういや桜桃忌が太宰でしたか、ね。なんで「桜桃」っていうんだろ、とまた調べましたら、太宰は「桜桃」という作品を書いていたんですね、たぶん未読。ちなみに桜桃とはさくらんぼのことです。
そういえば、わたしはまったく太宰のファンではないのですが、生家のある金木町には行ったことがありました。さっぶい町でした。2月だったと思うので当たり前ですが。
もひとつそういえば、わたしは中島みゆきさんの大ファンでありますが、未だに聖地サッポロはおろか、北海道に足を踏み入れたことがありません。実は四国にも行ったことがないの。実は九州にも雑誌の取材で2日ほど行ったことがあるだけなんですの。この九州取材のときはうなぎをご馳走になったのはよかったけど骨が喉に刺さって死ぬ思いをしましたの。

新しい服、制作開始しました。ではまた

連休も残り1日

高速の渋滞がひどいみたいですね。1000円効果は確かにあったのでしょうなぁ。
夜の地元ニュースで「大賑わいの軽井沢」が取り上げられていて、おや、そうなんだ、まぁそうだろうねぇ・・・。と、すっかり他所の話(笑)。とまれ皆さま、どうぞお気をつけてお帰りくださいね。

昔ネパールで会ったイギリス人が、別れる時に「キヲツケテ ニホンヘ オカエリ クダサイ」と言ってくれたっけ。

次に作ろうと思っているものがスッキリと決まらないので、連休だし、お客さんを待ちながら読書など。
『いつかX橋で』 熊谷達也
あぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
この、くそ長ったらしいイライラする話を一体全体どうしてくれんのよ! と思いつつ、ラストを知りたい一心で読んだのだけど、なんじゃこりゃーっ! と、思ってしまいました。
終戦直前から直後にかけての仙台を舞台にした青春群像劇、なのですが。
基本、これでもかという悲劇なのですが。
薄っぺらい・・・・・・。劇画ですか、というくらい。
宮城県に生まれ、今も仙台に在住だという作家が、書きたかった1作ではあるのでしょう、そして書こうとした題材も決して悪くはない、むしろ書かれるべき、読み継がれるべきストーリーだと思うのですが、ともかく、あまりにも人間が・・・・・・立ち上がらない、筋書きも「はぁ?」だ、特に後半。
これを書こうとした作家の心情を思えば、好意的にとらえたいのは山々なのだけれど、やっぱり無理。作家の気持ちを思えば思うほど、惜しい、残念、失敗感がてんこもりになってしまうのです。

どうか熊谷さん。
クマものを書いてください。☆2つ

明日もあまりすっきりしない空模様のようです。連休前の週間予報とはずいぶん違っちゃいましたね。ではまた

既に紅葉が + 「水の彼方」


今朝の軽井沢・追分原。松の木に取り付いているツタウルシが真っ赤です。
ヤマザクラは既に落葉し始めています。毎年そうですが、ほんとにヤマザクラは早いんだわ・・・。さすがにまだ他の木は緑ですけど、標高1000mの地は、すっかり秋でございます。

写真が暗いなぁ。
今日は初めてうどんを打ってみました。これは私の手ではありませんが。
妙にうどん生地が小さく見える。
これで200g、ふつうパスタとかは1人100gでいくので、こんなもんかなと思いましたが、もうちょっと打ってもよかったと思いました。

さらに暗い写真。
シンプルに釜揚げで。製麺機が欲しくなるね。
強力粉のミノリユタカと中力粉のキタモミジ(だったかな)を100ずつ、塩10、水100でした。通販で買える国産小麦の中で、いちばん安いやつ、でも特にミノリユタカはいいですよ、美味しい。パンも美味しいし扱いやすい。ま、好みの問題もあるけど、私はハルユタカとかよりこっちが好きです。

共和国への入国は、ぼつぼつです。ふだんの週末とさほど変わらないですね。高速1000円はいいけど、それによる経済効果は場所を限定して発生するのではないかと、悪いアタマで考える。

明日の軽井沢はくもりの予報。そのぶん朝の冷え込みは緩やかです。今朝も6度ほどだったらしい・・・。ではまた

(追記)

『水の彼方』 田原  原題「双生水莽

パッと見たとき、「あぁ、とうとう、苗字だけ、っていう作家が出てきましたのね」と誤解した。タハラさんかと思ったのさ。世の中に、本を書いたことのある人間が山ほどいるもんで、その中に埋没しないようにと人はいろんなこと考えてペンネームをつけるのだろうけど、全部平仮名とか、全部カタカナとか。ついに「苗字だけ!」かよ、やれやれ・・・。
違います。ディエン・ユエン さんだね、中国の人。

思春期の、多感な、あまりにも繊細な、あまりにも過敏な・・・・・・。ちょっと胸が痛くなるような幻想チックな小説でした。全体的に「過剰感」を受けたけど、壊れやすいガラスみたいな女の子、はよく描けていたな、もちろん「過剰」だとは感じたけど。
小説の筋はともかくとして、私が面白かったのは、中国の地方都市で1985年に生まれた女性に見えていた町、社会、国の様子でした。地方都市といっても武漢だから、上海からそう遠くはないけれど・・・。とは言っても1989年当時、武漢から上海まで船で2泊3日かかった記憶がある。列車ならもっと早いけど。
私が初めて中国に行ったのは1988年、著者3歳。それからの7~8年が、私が最も足繁く中国を旅した期間で、著者はその間に小学生になり、やがて中学へ・・・。私が見ていた中国よりも、著者の暮らした中国のほうがはるかに進んでおり、家電製品や部屋の調度品や様々なものが既に身近にあったようで、それがひどく不思議なことに思えてしまいました。私とは20歳の開きがあるから、それらのモノに親しむ度合いもまったく違うのだけれど、意外に何もかもあったんだなぁ、90年代後半から2000年代前半にかけての中国って。
尤も、それもまた格差のある社会のことで、この2月に訪れた貴州省や広西自治区のあたりでは、携帯電話には手が届かない人民の層もたくさん目にしたのでありますが。
因みに、この世代のことを80后(パーシー・ホウ)と呼ぶのだそうです。80年以降に生まれた、という意味でしょう。著者はミュージシャンでもあり映画スターでもあるそう。文筆の才にも恵まれているとはうらやましいな。
ていうか、もしかして、みんな知ってるような有名な人だったのかいな・・・?
☆4つ(うーん、3つ半か)
田原さんにはブログもあります(すっごい重い・・・)。写真も綺麗だし、何より実際の中国語の勉強になりそうだ! 「94年,我?是小学生,第一次来北京。」このくらいなら読めてわかるゾ(笑)