長江で転覆事故

大きなフェリーが転覆してしまったのだそうで、今も多数の乗客が船内に閉じ込められているようです。去年韓国で起きたセウォル号事件を思い出してしまう、長江の船も船の底が水面に出ているので、中に空気があれば助かる人もいるのじゃないかと・・・。ただ時間が経ちすぎているので、大勢の人がいれば酸素がなくなってしまうのだろうか・・・・・・。

長江を船で行き来することは、ダムが出来てから不可能になったと思い込んでいたのですが、今回事故を起こした船は南京から重慶に向かっていたもので、ダムを通過することができるのですね。いや、ダムが通過できることは知っていたけど、なぜだかもう長江を連続して行くことはできないのだと思っていました。
最近の船旅は途中の観光名所で観光しながら行くものが主だそうで、昔とはずいぶん変りました。アメリカ製の船なんかもあるらしく、けっこう人気の旅行先らしいです。

  重慶の船着場 1989年11月

船は接岸できないので、川原からずーっと、板が渡してあるその上を歩いて船に乗り込みます。水上は小舟を並べてその上に板が渡っていますね。けっこう怖かったような記憶があります。
これは私が乗った船だったか・・・・・・、もう記憶が混乱しています。船はたくさん停泊していて、どれが自分の船だかわからず、川原を走り回ったのはよく覚えてます。

天安門事件から半年後の中国。列車でも飛行機でも船でも、中国人がチケットを買うには職場なり何なりの「単位」が出してくれる旅行証明がなければダメだった時期です。殆どの人は公用の人で、まぁ、表向き公用、実際は物見遊山の人はたくさんいたけど。そういえばこの時は私初めてダフ屋からチケットを買ったのでしたね。外国人には売ってくれなかったので・・・。出航ギリギリまで粘って、定価とそんなに変わらず売ってもらったなぁ。

  重慶から1日とかそんなくらいのところ

手漕ぎの船も活躍していて、大きな船が作る波に翻弄されていました。この頃は名所・史蹟も船から眺めるだけで。10人くらいが1つの船室に入るのですが、同室のおじさんたちが名所通過の度に呼んでくれ、ある時は叩き起こしてくれ・・・・・・。古き良き時代でしたね、今にして思えば。

 

長江の水は茶色く濁っているので視界が悪いはず、救出活動はずいぶんと大変な作業になると思います。二次被害が出ないように、そして1人でも多く助かりますように。

 

明日は待望の雨の予報。ではまた

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