白菜とれた

またしても写真はなし。
3月に蒔いた白菜がだいぶ大きくなってきたので1つとりました。てっぺんから蕾が顔をのぞかせていて、やはりトウは立ってしまうのだなぁと思いつつ。でもさほど虫にもやられず、きれいな白菜でした。
冷蔵庫にはキャベツが一杯入ってるし、きゅうりもとれだしました。
白菜はさっそく少し浅漬にして、夕飯は白菜肉炒め。「炒白菜肉(チャオパイツァイロウ)」、雲南の端っこで昔食べて以来大好きに。あの美味しさは出ないけど(火力かな・・・)。
雲南ではじゃがいもとトマトとひき肉をガンガン炒めた料理も好きでよく食べました。屋台のおばさんが、任せてくれたら美味しいの作ると言って作ってくれたもの。町を出る時に日本の小さいおみやげをあげたら
「あんたは幸福だ、どこにでも行けて本当に幸福だね、あたしは行けないからまたあんたが訪ねて来てよ」
と言われたっけなぁ。
数年後にその町を訪れたけど、もうすっかり変わってしまっておばさんの屋台もなかった。
90年台前半の話です。

ノボさん  伊集院静

博打エッセイ以外では本当に久しぶりに読んだ、伊集院静。正岡子規と夏目漱石の若き日の話でした。
正岡子規といえば、司馬遼太郎の「坂の上の雲」。ドラマ化された時は香川照之さんが演じました。坂の上の雲では、主人公の秋山真之の親友として描かれた、漱石はちらっと出たかな? この小説では、漱石こそが子規の親友だったとして語られています。
例外やいや違うということは山ほどあるにせよ、おおらかで、希望や夢があり、熱い時代だったのだろうなぁと思います。子規も漱石も力いっぱい駆け抜けていく。今、こんな風に「駆け抜ける」こと自体が難しい時代に思えます。
正岡子規に関する何を読んでも思うのだけど、この人を支えた母と妹が本当にすごい。
☆4.0  もちっと深みも欲しかったのぉ、正岡律さんに敬礼

漱石と鴎外を引きあわせたのは子規だったとか、樋口一葉を激賞して世に出したのも子規だったとか。他にも出てくる出てくる明治の時代の文豪たち。この時代の文学には詳しくないのだけど、代表作くらいは読んでいる作家がたくさん出てきてそれだけでも楽しかった。

ではまた