暑さ戻る

けれども最高気温は27℃ほど。もう30℃になることはないのではないかと思う。虫も鳴いていて晩夏から初秋への移行期であることを感じる。
高地の夏はあっという間だ……。

リフォームの件。電話嫌いの私が相手の会社に2度も電話するという異常事態・笑
担当者がつかまらなくて……。
いやほんとに電話嫌いで、特にかけるのが嫌いで。出版の仕事していた時も何が嫌って、取材のアポとか、山小屋に電話してデータの確認するとか、そういうのが苦手だったなぁと思い出す。
で、結局営業さんと電話で話して全額前金というのはなくなり(当たり前だ!)、その後来てもらって話を詰め、半金半金で手打ちにした。
今からまた別の会社と1から始めるのは嫌でもあり。ともかく発注までこぎつけたので、後は無事に事が運んでくれたらいい。

今さっき、1点だけ上げた。本日のノルマ達成。
今日はそんなこんなで集中して仕事をする感じでもなく、これから仕掛かるものの裁断のみ。

 『パシヨン』 川越宗一
3作目かな、今回も重厚な歴史もの。徳川時代が始まる頃のキリシタン弾圧の話。キリシタン大名として知られる小西行長の孫にあたるマンショ小西が主人公。ヨーロッパに渡って司祭となり、弾圧がますます厳しくなっていた日本に帰国。最後は捕らえられて刑死している。
庶民が置かれていた過酷な現実が、宗教への傾倒を生むのか。宗教とは縁がない私には殺されようと拷問されようと棄教しないということが理解の範疇を越えている。
☆3.5 神はどこにいるのだろうね

この時代のキリシタン弾圧を描いた小説としては遠藤周作の『沈黙』があり、この印象が強烈すぎて(10代で読んだので)それと比べるとやや分が悪いかな。
それにしてもなぜ転ばないのか。転んだふりをしないのか。転ぼうが画を踏もうが心の中で信仰を持っているだけでは許されないのか。
何をしても許す、とキリストは言っていたんじゃないの? 絵の中のキリストは「踏みなさい」と言っているんでしょう? と思うんだけど。宗教は難しい。

ではまた