藍さんの様子

藍さんはかつてないほどよい状態を保っているように見える。
今朝は見に行くと一面に紫の膜が張っていて、一瞬「やばい腐敗の方向に行ったか」と思ったけれどそんなことはなく、PHを計ると9.9(まぁ一般的には低すぎるけれども)あって攪拌すると普通に泡も立ち匂いも普通だった。というか過去最高にいい匂い。無理に建てていないからだと思う。
午前中に白ブラウス2点を2度ずつ染めてみる。綿と麻だとやはり格段に綿の方が染まりがよい。この程度の染め方だと、その後のPHに変化はなく、特段ケアの必要もないように思う。

とはいえPH10.0、何かというとすぐに10.0を下回る数値はやはり低すぎるかと思い、夕方苛性ソーダを中さじで2杯ほど入れてみた。数値は明日。

すくもも温度が45℃辺りで一定しており、よい状態が続いている。
今年はすくもの上に1枚ビニール、その上にシーツ、さらに毛布、といった布陣で臨んでいるのだが、このビニールが効いているのかも。今年初めて試してみている。
すくもは今日でちょうど3週間。温度が続いているという意味では最長記録だと思う。産地では3か月くらいかけて仕込むものらしいが、そのためには大量であることが必須条件。量がない小規模の人たちはみな「促成すくも」を作ることになる。うちもそう。早ければ1週間ほどで出来るという情報も見るが、うちは気温も低く、あまり早く発熱が止まると未熟なものが出来ているのではないかと思う。
とはいえいつまでも水分が多くてもいかんので、今日からは舟を傾けて下の穴から余分な水分が(あれば)出るようにしてみた。様子を見ながらどこかの時点でビニールを取り、水分を切っていく予定。

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午後から夕方にかけて雨が降った。もっと降ってもいいくらいだが、それでもそこそこ降った。
ではまた