オリッサ、親指

オリッサの絣織りのサリー
上のゾウのやつは木綿、下の幾何学模様はシルクの、それぞれサリーです。次の号のために撮影したので、こちらにも載せてみました。
いい絣でしょう?
サンバルプルという町があり、ここのサリーは町の名前がついてインド中知らない人はいないってくらい有名な、日本で例えると「大島紬」とかそんな感じかな、知名度の高いものなのですが、これもその流れのもの。町自体はサンバルプルではないのですが。ヌアパトナという村で買ったものです。オリッサは州の名前。インドの東海岸です。


ゾウと花のモチーフを幾何学模様が取り囲むというなんともインドらしい柄。これ見せられて買わずに帰れるわけがない。

ヌアパトナ、村へバスで往復するのもきつかったけど(何しろどこにあるのか知らんかったからね)、さらにマックスにきつかったのは、コルカタへ行く列車のチケットが全く取れず、夜行バスで行く羽目になったこと。インドの、しかもツーリストの存在しない場所の夜行バスは、カオスすぎて・・・・・・。ヤギ乗ってる。通路に子どもたくさん寝かされてる。で、そんな光景がまったくほのぼのしてないんだよね。殺伐とした、うまく言えないんだけど怨念に満ちた車内。列車に乗れない下層の人が多く、みんな不満と不安ではちきれそう。あの雰囲気は忘れられないです。

で、親指というのは、この間直木賞をとった姫野カオルコさん? 首タオルの人かな? が、親指シフト愛用者だとネットで拝見して。久々に親指シフトの話題を目にしました。富士通、この方にさっそくキーボードをお贈りするように。
私はR-bord Pro というキーボード(キートップは富士通純正ビジネスワープロのそれを載せ替えたハイブリッド版!)を使っていますが、サポートはとっくの昔に終了していて、OSが変わると使えるかどうかわからないという恐怖と戦わないといけません。たいていメカに詳しい人が方法を編み出し、ネットに上げてくれるので、その通りに組み込んで使えるようにしてきました。今までは。今後はわからない。
だから富士通さんには、安価で安定して使える親指シフトキーボードを、当たり前のものとして生産してほしいんですよね。だってワープロ時代は、「キーボードは親指にしますか、JISにしますか」って訊かれるものだったじゃない? 普及させたんだし、現に「親指じゃなきゃ嫌」と言う人間がたくさん、じゃないかもしれないけどいるんだからね。
親指シフト、本当にいいですよ。文章を書くなら親指。脳と連動できるのは親指だけ。ほめ過ぎか。

今日は気温が5度ほどになりました。明日は7度の予報です。だんだん雪が減っていく、けど、雪崩落雪には注意しましょう! ではまた