すくも藍仕込み第一陣

来年の初夏に建て始めればいいかと、のんびり構えていたのですが、

「今すぐに、すくもを仕込むんだ!」

という指令が北信地方から飛んできたので、取りかかってみました。

今日仕込んだのは、タデ藍の乾燥葉1150グラムです。45リットルのビニール袋1杯。
これに1.7倍量の水を加えながら、全体になじませながら、発泡スチロールの箱に詰め込んでいきました。霧吹きなども活用しました。
作業に要した時間は30分ほどかな・・・。手が疲れたw


全体にしっとりした藍です

葉をばらばらに砕くという方法もあるようですが、今日仕込んだものは残念ながら乾燥はしているけど、バリバリに乾いてはいない(保存中にすこし湿気を吸いました)ので、砕かずにそのままいきました。

乾燥葉はまだ3袋もあるので、明日別のバケツなどでそちらも仕込んでみる予定。

この仕込んだ藍は、これから1ヶ月半~2ヶ月ほど(?)かけて醗酵させていきます。そのためには、毎日欠かさず切り返しが必要だそうです。堆肥を作るようなものですね、私はそこまで手をかけて堆肥を作ったことがないけど。
そして目出度く醗酵が終了すると、体積は現在の1割ほどになっているのだとか。
それを丸めて藍玉にし、さらにつぶして藍餅にして、天日でカラッカラに乾燥させて、保存。
という一連の作業になります。
うまくいけばね・・・。

今すくもを作る理由は大きく言って2つ。
1つは、気温がまだある程度高い今は醗酵させるにはよい環境であること。
2つめは、長野の北部東部では夏場といえども気温が低いため、「藍の自然建て」は非常に難しい。ではどうするかというと、ハイドロの力を借りることになる。気温に関係ないハイドロの力を借りることが決まっているのであれば、来年の夏にこだわる理由はなく、いつでも藍建てが可能。つまり、うまくいけば、今年の晩秋~初冬にかけて藍を建ててみることができる。と、いうことが理由です。
もちろん、来年夏には自然建てにも挑戦してみるつもりですが・・・。保温が難しそうだけど。

どうなるかわからないけど、とにかく1歩進みました。
この後の状況などはまた、折々書いていきますね。


眠~い、ウメさま
せっせと葉っぱに水を混ぜる作業を不思議そうに眺めていました。食べ物じゃないからな!

ではまた