生地をアップしてみたりしました

最高にご自慢の布をアップしましたよぉ~♪
北タイの山奥の小さな村で、植物染め&手織りで作ってもらっている布です。
これはマンゴーの木の皮で染めた、と聞きました。聞き間違いがあったらゴメンだけど・・・。

ほかにも黒檀の実で染めた渋い茶グレーの生地や、藍、生葉藍などで染めた生地があります。

村の織り手グループは全部で今は5人です。
中でもいちばん織ってくれるのは、ジェーさん。たしか56歳。孫を大学にやっているので、お金が必要だとかで、ほかの人もジェーさんに仕事を多く割り振ってる気がします。なんで孫の学費をばあちゃんが? と聞くと、娘夫婦(孫の両親)がエイズで二人とも死んでしまったんだそうです。
タイは、残念ながらエイズ蔓延国です。
売春が意外と浸透していて、気軽に男が買ってしまう、そして奥さんにうつしてしまうことが多いと聞きます。今はエイズは死病ではないんだけど、薬が高いとかあるんだろうと思います。
ほかにも、箒工場に行っていたんだけど、年齢が理由でクビになった人とか。
農業が忙しいので工場には働きに行けないけど、現金収入は欲しい人とか。
いろんな事情を抱えた人たちです。どこも一緒ですね。

ずっとこの人たちに生地を発注したいのですが、去年から木綿相場が高騰しまして、えらいことになってしまいました。糸も布も倍かそれ以上になっているそうです。たしかにチェンマイで生地を仕入れたら、去年の1.6倍くらいになってたかな。仕立てた服も、今までの相場の5割り増し以上の感じです。いつも仕立を頼むゾウ村のお姉さんに聞いたら、「去年まで100バーツだった生地が200バーツ出しても買えない、もうこの仕事は出来ないかも」と言ってました。生地が倍になったからといって、今まで200で売っていた服を400で買ってくれるかというと、それは難しいんですよね。タイの人たちの所得が倍増しているわけではないから。

あちこち難しい問題を抱えております。
村の先生(この人が女性自立支援プロジェクトのメンバーで、仲立ちをしてくれてます)にお金を預けて、相場が落ち着いたら糸を買ってくれるように頼んできましたが、さてどうなりますか。

今日の軽井沢は晴れましたがえらく冷えました。日中も最高気温は7度行かないくらい。寒い。
チマサンチュの芽が出始めました。一番乗り。ほかはまだ気配もないです。毎年こんなもんです。
このまま脱線しなければ完璧だ。たまには、このまま〆ますか。ではまた