上がりました。朝はマイナス7度ですけどw
思わずバケツとかスコップとか持ちたくなって、腐葉土置き場で下の方のよく分解されているのをあさり、畑土をちょっと混ぜて、肥料はオール8しかなかったので考えた末やめて、プラのトレイにレタスやキャベツの種を蒔きました。第一回目の種まきが、いちばん心躍る。
畑に種が蒔けるようになるのはまだ先なのがつまりませんね。って、まだ畑に鍬もほとんど入れてないけど。腐葉土も投入してないし。春になってくると、色々とやることも出てきてありがたいな、早くちゃんとした春にならないかな。
もちろん蒔いたトレイは家の中です。
店開けないのと言われそうですが、今週末はまだ開けません。
まだねぇ、大震災の余波で、動く人も少ないだろうし、ウチも準備が整いませんで、もう一週延ばします。
「歌暦」のテープ、聴いた。何年も、いや、20年前後放置していたのにちゃんと聴けてびっくりしました。
あー、いやー、濃かったわ・・・w
表現のしようがないけれど、若かりし私が、これを遠ざけた理由はわかったような気がしました。
今なら聴けるけど、とっても好きかと問われたらわかんない。多分この時期、私はみーさまと同時代を生きていなかったんだろうな、と思いました。
同時代といえば、今日たまたま読んだ本の巻末に新刊本の広告が載っていて、川本三郎さんの新刊が。あらまだ書いてるんだ、懐かしいなぁと思ってよく見たら、亡妻について書かれた感涙の一冊らしくて、何だかズドーンと時の流れを感じてしまった。映画評や書評をよく書く人で、温かみのある文章が好きだった。いちばん覚えているのは『同時代を生きる気分』という評論集、何度も読みました。何だかしんみりしてしまった。
『竜が最後に帰る場所』 恒川光太郎
当たりです。
連作集ではなく独立した短編集。最初の2編は「あれ、新しい世界へ移動しようとしているのかな」と思わされましたが(&ちょっとピンとこなかった)、最後2編が大変たいへんよかったであります。特にこの表題作がいい。悲しいことなんかひとつもない(なくはないが)、そして人間の話でもないのに、なぜかしみじみと泣きそうになる。
ジャンルにするとしたら、幻想奇譚かな。★4 表題作だけだったら★5 です
この発想と、物語る力量には、毎度のことながら感服じゃ。
地震と津波だけですさまじい大災害だったのに、原発が加わって、もう、とんでもない事態になりつつありますね。ほんとに、震災だけで未曾有の国難だったのに。そのうえ原発事故、電力不足、本当に乗り越えられるのか、何だか弱気になってきてしまう。
技術立国、技術大国だと、自分の国を誇ってた。
色んなことでは他国に抜かれていっても、先進技術に関してはまだまだだと思ってた。
それなのに、原発用のロボットは、整備不良で動かない。
緊急用の電源は全部ぶっこわれて役に立たない。
露出した燃料棒に消防車が海水をぶっかけるというシュールなアナログっぷり。
アメリカやフランスやらが、ロボットや薬剤や技術を貸してくれるという。ありがたい、本当にありがたいが、正直言って、まさかそんな情けない状況に日本が追い込まれるとは、想像もしていなかった。
ソフバンの孫さんは個人的に好きじゃないんだけど、
日本の失敗はいつも、too little, too late
だっつう言葉には、素直に「ほんまですな」と言うしかない。
とにかく収束してほしいですね。
ではまた