ということで、軽井沢は一日中雨、本降りでした。気温も10度以下で寒かった。
日本郵政に曽野綾子さんが社外取締役として入られるとニュース。昭和6年生まれだそうで、知らなかった、高橋和巳と同年生まれだったのですね。ということは、高橋が生きていれば78歳なのか・・・・・・。なんてお元気な曽野さん、私の母より年上なのにずっと元気だ。因みに、高橋和巳は39歳で世を去っているので、曽野さんはもう高橋の倍、生きていらっしゃるのだわ。
航空券のことで旅行代理店数社にメールで金額やらの問い合わせ。チケットの有効期限についてどの社にも質問したのだけど、スルーしたところ1社、ちゃんと答えたところ3社、「~ですよ。」と答えてきたところ1社。
ビジネスメールで、最初の回答で「~ですよ。」なんつう言葉を使うとは、どういう神経なのだろうか。バカにしとんのか、なめとんのか。速攻でメール削除。気になりませんか、皆さんは?
『上陸』 五條瑛
しばらく間を置いて読んだ五條さん。よく吟味せずに借りたのだけど、短編集だった。雑誌に単発で載せたシリーズものをまとめた本で、間あいだに短いモノローグのような、「その後の彼ら」を想像させる話が挿入されている。リストラされた男と少年院上がりの青年とパキスタンからの不法在留者の3人が、一緒に働き一緒に暮らし、奇妙な友情を育んでいく物語で、すごくよかった。最後の1篇を読むまでは。最後に挿入された一編が表題作なのだけれど、これだけが、時系列を無視してここに収められていて、その意味がわからない。何の効果も上げていない、むしろ、その前の作品まで一貫して流れてきたもの、徐々に盛り上がってきてさぁー最後の仕上げをしてくんな! って状態でワクワクしている読者を、見事に裏切る、悪い意味で。わからん、なぜここに置いたのか。☆3つ
『犯罪小説家』 雫井侑介
心理ミステリー。着想はおもしろいと思うのだが、前半と後半でなんだかガラリと変わってしまって、そのへんが?。前半は主人公にまとわりつく第二の主人公がともかく気持ち悪くて、この気持ち悪さ、不快感を読者に与えられるだけでアンタはえらい、と思ったのだが、後半はそのへんは影を潜めて、読みやすくはなるのだけどうまくつながっていないというか。最後も何だか変、すっきりしない。私がこれを理解する感性に欠けるのだろう、よくわからない話だった。☆2つ半
明日は天候回復しそうです。ではまた