タイパンツの謎

ここ3日ほど、悩んでます。
タイパンツ、またはフィッシャーマンズパンツと呼ばれるボトムスについて。
試作品を3本も作ったのに、未だにバシッとはまらない。しかもそのうち1本はヤケを起こしてただのワイドパンツにしてしまったし。しかも悔しいことに、それがいちばん「よさげ」だったりする・・・・・・。
タイで売られているタイパンツは、ほとんどがものすごいガニマタ状になっています。これが伝統の形なんでしょうねぇ、ウチもかなりタイパンツを購入しているのですが、その8割はこのガニマタパンツ。
で、ここが最大の謎なのですが、このガニマタ君、7つのパーツから成っているのです。正確に言うと、6種7つのパーツ。それぞれが独特の形をしており、それが合わさると微妙な立体を形作るわけですね。あくまで微妙なんだけど(ここがミソ)。それを丁寧なものだとすべて折り伏せ縫いで始末して縫っているわけです。
あの「マイペンライ(気にしない・テキトーに、的意味)」が信条のタイ人が!
何ゆえこんなにめんどくさいことを続けているのか?
もちろん、タイ人の中にも「めんどくせぇ、簡略化しちまえ」と考える人もいるのでしょう。2割くらいはパンツの太いの、って感じの形です。で、こっちの方が足を入れた段階ではすっきりします。じゃあ、これでいいじゃないかと思うのですが、タイパンツって片方を巻き込むのですね。巻き込むと、このパンツ型だと、いささか不恰好なのですよ。
タイ人が何百年も伝えてきたこの形。ってことは、これがベストで動かしようがない、ってことなのか? ここには私ごときには到底理解しえない、深い深い必然的理由みたいなものがあるのか? このパーツの1つ1つが、動きやすさとか、あぐらをかいた時の気持ちよさとか、そういうものにつながっているのか?
それにしても7つものパーツを縫うのは嫌だ!(これが本音)
何か打開策はないものか・・・。と、悩み続けております。
さて。
数日続いた好天も今日で終わりらしく、明日は曇り、もしかすると一雨あるかもしれません。
ではまた