線路の外

製作の神様が降臨後、軽井沢の涼しさが気に入ったのか未だご滞在中。そのため、今日も昨日アップしたノースリーブの別バージョン前開き型と、細かい作業に疲れたので簡単なスカートを製作しました。

ミシンを踏みながら歌うのは、「線路の外の風景」。
最初、アルバム「転生」で聴いたときは「ナンジャコレハ」でした。中島みゆきさんには時々こういう「ナンジャコレハ」がありますよね。「アマテラス」とか「生きていくお前」なんてほんとに、唐突にこれ歌われても困る、って歌だと思うし。「夜会」のアルバム化なのだ、と知ってからは、なるほどなぁーと聴けるようになりました。いろんな歌を。

♪ なにごともなく一日が過ぎ去っていたあの頃は
苛立っていた 決められて歩くのが悔しかったんだ
なにも疑わずにレールを なにも違わずにレールを
ただ素直に進んでゆく娘たちが ぬるく見えた ♪

ああ、そうだった。まわりのコたちがみんなそろいもそろってぬるく見えてた。自分だけは違う人生を選び取る、自分だけはこんな社会の中でまともな道を行く、って、思ってた。自分だけは、自分だけは、って。いろんな大人たちを見て、ああはなるもんか、こうもなるもんか、って思ってた。
ふう、青い、青い頃の話です(笑)。

♪ あれから紆余曲折を経て 心は今どこにあるの
見渡す限り 草原の中 ここは線路の外の風景
見渡す限り 草原の中 ここは線路の外の風景 ♪

いきがって強がって線路を下りて道をはずれて幾年月・・・・・・。そのままレールの上を進んでいった娘たちはみなまっとうな人生を生きている、それを線路の外から見ている自分・・・・・・。というような歌ですわね。

はまりすぎて怖いくらいだ(笑)

この歌は、歌として聴いていたときよりもyoutubeで動画を見てからさらに深く心に食い入り、ときどき見返しています。これだけのためにDVD買おうかと思うくらいに好き。鬱の時には号泣してしまいます。
そこで本日は、新しいテクニック(NucleusにYoutubeを貼り付ける)を手に入れましたので、線路の外の風景にご案内。ただね、その前に一曲入ってるんです、ごめんなさいね。二曲目がこれですから。でも最初の曲もいいですよ♪ で、あ、これ2年前の「夜会」です。コンサートとかではないので、お間違いなく。

http://www.youtube.com/watch?v=1hW0P1hN1iQ

(URL貼付に切り替えました)


見た?
見た?

なんでミシン踏みながらこれ歌ってるのかわかったでしょ? あまりにもはまりすぎて怖いっつう意味も。

えー。

軽井沢は日中晴れてカーッと照った時間もあったのですが、夕方には雨ざんざん。何なんでしょうねぇ、この空模様は。そろそろ太陽に戻ってほしいですぞ。

♪何ごともなく一日が 過ぎ去っていたあの頃は♪
前が全部開くノースリーブ。ベストっぽく羽織るにはいいと思うんです。

簡単に作れるスカート。細かい作業が続くと、こういうとにかくジャージャー縫えばいいものが作りたくなる。
こうして2枚の写真を見てみても、「あ、服だ」と思うだけだと思うんですね、一般の皆さまは。値段的にもそんなに変わらないんじゃないのぉ~? と、思うと思うんですよ。しかし、作り手としては、スカートが仮に5000円なら、このノースリは3万くらい欲しいんですよ(笑) 手間としてはそのくらいかかってる。でももちろん、そんな値段はつけられるわけもなく、なんかトップスって自分にものすごく不利、と思ったりしてしまうのです。でもトップスって可愛いから、作りたくなってしまうんだよなぁ・・・・・・。ああ、自己矛盾。

ではまたです。今日は週末なのでロングバージョンでした。

追記)

ところでこういう風にyoutubeなんて貼り付けていいのだろうかと、ふと考えました。一応、昔は出版業界で仕事していたので、著作権のことはね、知っておりますし。どうなんだろうか。少なくとも中島みゆきさんサイドでは歓迎ではないよね、この人はDVDのレンタルもしていないんだからね。何日かしたら、Youtubeの部分を削除しようかと思います。数日だけ許してもらお、ダメなんだよ、って知っている方がいらしたら教えてくださいね、即・削除しますので

追記)

YOUTUBE への直接のリンクを削除し、URLを貼りました。

3件のコメント

  1. やっと見ました、みゆきさん。ヤマネさん、入り込む余り一緒に倒れてないか一瞬心配に。線路の外の草原でも列車の中でも、その人が幸せと思えば幸せなのです。人と比べて…と全てを相対的に考えることが悩みの根源と仏教では言われています。コメントのお返事にありました四苦、ちょっと仏教サイトからコピーしました。
    「人生では生老病死(しょうろうびょうし)の四苦の他に、まだ四つの苦があります。
    愛別離苦(あいべつりく)、怨憎会苦(おんぞうえく)、求不得苦(ぐふとくく)、五蘊盛苦(ごうんじょうく)といわれます。
    この四つと前の四苦を合わせて、四苦八苦と呼んでいます。
    愛別離苦とは、愛する人と別れる苦しみ。
    怨憎会苦は、怨み憎む者とこの世で会わなければならぬ苦しみ。
    求不得苦は、欲しいものが手に入らない苦しみ。
    五蘊盛苦は、人間の体や心の欲望が適えられない苦しみです。」
    人間が生きている限りついて回る四苦八苦。これから逃れるためには八正道を実践せよと繋がっていくのですが。逃れたいので実践してみようと少しずつ努力している次第です。現象として逃れるのではなく、心がこの四苦八苦に捕らわれなくなるということだと思います。年食えば自然に悟れるなんて大嘘だと私は最近実感しているのです。悟りたいという意識が必要だと。
    1曲目もいい詩でした、コンニチハがサヨナラのあとなのが良いですね。みゆきさんの美しさも格別。ありがとうございます。著作権に関しては…わかりません。私も同じようなことしょっちゅうしてます。では四苦八苦しながら今日も夕食に支度にとりかかります。
    あ、いつのまにかリンクを張って下さり、ありがとうございました!

  2. そうですね、年を取れば悟るということは絶対にない、ありえない! 悟ろうとする者だけが近づくことができるのであって。いや、もしかすると、意識して悟ろうとしている者よりは、意識せずにそこに近づく人のほうが上かもしれませんけれど。そういう人は確かにいると思うなぁ。
    私も高校はもちろんのこと、大学まで仏教系でしたから、少しは知識を得たはずなのですが、忘れますね・・・・・・。
    「サヨナラ・コンニチハ」、いいでしょー?
    何年か前までのシャープなみゆきさんもきれいだけれど、私はこの頃のちょっとふっくらしたお姿のほうが好きだなぁ。また見ようっと・・・w

  3. そうなのです、私が理想とするのは意識せずに自然に悟る人間だったのですが、自分はそうではないようです。高校の宗教の教科書、時々見るんですよ。パソコンデスクの引き出しに入っていますw

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)