夏来たる

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いちばん早いブルーベリーが熟しはじめましたよ。早いね。いや、普通かな(わからん)。他の木はまだ熟すには時間かかりそうです。
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死にそうな群馬産老化苗からきゅうり収穫。つるなしインゲンも取れはじめました。早くも早生のマンズナル(つるあり平莢いんげん)も追随中。作る年は毎年思う、「インゲン植えすぎたー」。
えーと、ご無沙汰いたしました。
別に夫婦喧嘩してたわけではなくて(笑)。
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これだったんだよ。
これ。
鶴と亀ですよ。
亀がわかんない? うーん、そうだね、このザルみたいなカゴみたいなのがそう? 亀甲ってこと? それとも角の蓋ものがそうなのかな? まぁいいや、そんなこたどうでも。
11日が例の結婚式でした。久しぶりの上京。数年ぶりの新幹線。軽井沢駅の自販機で切符が上手に買えずに落ち込んだよ。新幹線自由席を大宮まで、乗車券は山手線内まで欲しかったんだけど、特急券しか買えなくてさ・・・。「まだだ」っつってんのにお釣りじゃらじゃら出やがって。しょうがないから緑の窓口で買ったさ。もう、あたし、この国で生きていけないじゃん。
辿り着いたは椿山荘。会場に行くのもちゃんとした格好せねば、ってんで、OLみたいなカッコで行ったんだよ。でも全然、普通のカッコの人もぞろぞろいたよ。
で。
いろいろとお騒がせしたこの日の私の衣装ですけどね。
インドのワイン色のタッサーシルクで、ロングドレスを仕立てたんです(裏地を付けるので仕立て屋さんに頼みました)。ロングだよロング。私は数少ない新婦側の列席者だから、まかり間違っても新婦に恥かかせるわけにはいかんですもん。アクセサリーもガンガンつけて、したことのない化粧までして、人生で初めてマニキュアまで塗ったっす。なぜなら私は受付係・・・・・・。ださい女が新婦側の友人としてそこにいるわけにはいかないでしょ。いや、マニキュアしないとださい、というのではなくて、私、普段畑仕事してるから手も真っ黒で、おまけに昔球技をやっていた関係で爪が一般女性よりうんと短いし変形してるんですよ。それで、です。
披露宴は、すごかった。人生であんなに特徴的な披露宴に出たことはないです。
何がすごいって、親族と、新婦側の来賓三人(私を含む)以外、全員! 全員が! 肩書きが医者とその令夫人なんだよー。すごいでしょ? 独身の若い女性だったら、この披露宴の招待状、とっても欲しかったかもね。でも若い男性はあまりいなかったかな。
実は権威に弱いわたくし、緊張しまくりました。新郎新婦以外誰も知らないし。
スピーチがどのタイミングで回ってくるかわからないので(普通、何となく教えてもらえるものだよね)、料理なんか喉とおらない・・・。食べても味わかんない。でも案外早く(イセエビの前に)私の番が来たので、適度に場をぶち壊し、そこからはやっと食べられました。
友人はずいぶん年くってから医者になった男です。タイの女の子にずっと恋してて、途中寄り道もずいぶんしたけど、結局はあきらめきれずに最後の最後で「イエス」と言わせた。
非常に気のいい男なのでこういうときにかけつける友人も多く、ほとんど全部が新郎側列席者という不思議な披露宴になったみたいです。立場上、招かないわけにはいかない人もたくさんあったのだろうなと推測します。インドあたりを道を探して彷徨ってた彼と友人だった私としては、彼がそういう組織人になったことを喜びつつ一抹の寂しさも感じつつ、でもきっと彼は彼なりのバランス感覚で今をこなし、いずれはそこから華麗に離脱してくれる、と思うことにしよ。
それにしても東京、ものすごい人だなぁ。電車も激混みだった。
当たり前にその、人の海の中をそれなりに泳ぎまわっていた時期も長かったのに、軽井沢に帰って信濃追分駅で降りる人がたった4人、という風景の中に入って、初めてほっとした。
そんなわけで、結婚式の前はその準備と精神的な余裕のなさで何もできず、終わったら終わったで気が抜けちゃってまた何もできなかった、のでありました。
軽井沢は本日、朝は晴れ間もあったのに降り出して、今は曇りです。梅雨明けも近いのでしょうか。
ではまたです。