藍の半コート
去年から作っていたもので、手縫いの部分がなかなか終わらず(さぼってたせいですが)、ようやく完成しました。
藍の生地もこんな風に贅沢に使いづらくなっていくなぁ。これを作り始めた頃よりもさらに強くそう思うようになっていることに気付きます。
今日は時々雪も舞う寒い1日でした。
昨日は「暖かくて畑仕事した!」わけですが、夜の天気を見たら最高気温は8℃だったそうで、「え、それなのに暖かいと思ったのか・・・」と少々驚きました。
8℃ですからねぇ。
東京では真冬、10℃に届かないと今日は寒いと思う、そういう気温だからですね。
まぁ日差しがあれば体感温度はかなり違うわけですが。
『小さいおうち』 中島京子
昭和初期の東京の、市井に暮らすごく普通の、あるいはちょっといいとこのお家の話。若くして上京した女中さんの目を通して描かれる日常が美しく切ない。戦争に突入していっても尚、それは遠い場所で起きていることで、日常は途切れることなく続いていたのだろうなと腑に落ちた。ひたすら大好きな奥様に仕える女中さんと、仕えられる奥様との間にあった情としか呼べないものが胸に残る。
回想録を書いている老いた女中さんのところに度々現れては茶々を入れる親戚の子がうっとうしいなと思っていたら、最後に重要な役回りを与えられていてなるほどなと思った。
☆4 古きよき・・・
こっちの『ちいさいおうち』は子どもの頃に持っていて、よく読んだなぁ。周りにどんどんビルが建って居心地が悪くなってしまったおうちが、トレーラーで引っ張られて郊外の、元いた場所が昔そうであったような自然に囲まれた場所に移っていく、という話だった。(よね?)
明日はけっこう気温が上がりそうです。花粉も盛大に飛びそう
では