ぜんぜん泣けなくて~♪

というサビの部分しかまだ世の中に出回っていないようなのですが、
中島さんの新曲、出るみたいですよ。
泣いてもいいんだよ、という曲らしい。
でも歌うのは本人じゃなくて、
ももクロ!

実は「もも」はひらがなで、「クロ」はカタカナだと、ついさっき知ったところ。
5人組というのも、ついさっき動画で確認したところ。
AKBみたいにたくさんいるのかと、そしてすいません、お笑い系の子たちかと思ってました、ははは。

でね。
この歌は、「悪夢ちゃん」という映画の主題歌なんだって。

もうじき50歳に手が届くおばちゃんになった私は、すっかり懐が深くなり、
ももクロ?  オッケー
「悪夢ちゃん」? でんでんオッケー、許容範囲
です。
えぇ、もちろん無理してます。
さすがにこの映画は・・・・・・、観ないと思うです(笑)

これもきっと、「宙船」みたいに、ご本人がド迫力でカバーするのだろうな、楽しみ♪

屋根からの雪が時折地響きをたてて落ちていきます。雪というよりは、もはや氷塊。今日は気温が10℃以上になったので、さすがにこんな日は雪解けが進みますね。

マレーシア航空機はまだ見つからず。
クリミアも不透明な情勢が続きます。
ではまた

チベットかも(そんなわけはないけど)

マレーシア航空機がほんとに出てこない。いったいどこに消えてしまったのか。
本当はもうわかっているんだよね?????

カザフスタン方面に向った、という地図を見ると、カザフだトルクメニスタンだという手前に広大な中国が・・・・・・。ルート的には、ミャンマーからチベットに抜けて、ってのが。ヒマラヤ山脈の東端、たしかそれほどの高峰はないはず。というか雲南省から回り込めばその部分では高い山はない。
だからといってチベットに行く理由も何もさっぱりわからないし、おそらくは、ない。
ただ、チベットは今、外国人に対して入境証を発給していなかったはず。毎年この時期は発給しないので(ダライ・ラマが亡命したチベット動乱の時期)、たぶん今年も、そしてそうであれば、公式にはいまチベット自治区に外国人はいない。もちろんこっそり入った旅行者はいると思うけど。
チベットまたは新疆に誘導されて入ったのなら、たくさん乗っていた中国人たちが何とか連絡を取ろうとするだろうし。誘導されずに行ったのなら、やられてる。つまりやっぱりどう考えても、陸じゃなくて海だよね・・・・・・。

ほんとにミステリーだ。

ほんとにその飛行機、離陸したの??

新しい夢の細胞もとんだことになってしまった。
それにしても、理系の人たち、理系の世界というのは、もっと厳密な証拠主義だと思っていたのだけど、こうして色々と出てくるものを見ると、意外に穴だらけなんだとわかって興味深かった。というか、そのレベルの人たちが存在し、そのレベルの組織もある、ということか。
成果を出さなければ数年でお払い箱になってしまう業界らしいし、組織としてもビッグヒットが欲しかったんだろう、そんなことがいくつも重なりあって、彼女を筵旗みたいに押し立てて今回のことをやらかしたんじゃないのかな。そらま、彼女もたいがいだとは思うけど、組織はもっとよくないね。
こりゃ、予算は京大に突っ込んで、山中教授の研究をエンジン全開にしてもらったほうが速そうだ。

クリミアもきな臭いし、しばらく不安定な情勢が続きそうですね。ではまた

アジアンカバーズ

「中島みゆき的アジアン・カバーズ」 

誕生日に、というわけでは全くないのだけど、買ってみた♪

初めて中国を旅した頃(88年~)、長距離列車に乗るとよく「北国の春」、「昴」などの日本の歌も流れていたのだが、そんな中に「ルージュ」もあった。日本語を耳にすることのない日々、喧騒の中に初めてこれが流れたのを聴いた時はすごくうれしかった。音だけの時も、歌付きの時もあったはず。一生懸命耳をダンボにして聴いて、「あぁ、日本語じゃないんだ」と思った記憶が。

ではあの時の「ルージュ」は、誰が歌っていたのだろうと思ってネットで調べてみたら、
フェイ・ウォンの名前が出てきた。
フェイ・ウォン????
私よりずっと年下じゃなかったか?
23~25歳くらいの私が聴いたルージュが、フェイ・ウォンだったというのはちょっと・・・・・・。

さらに調べたら、フェイ・ウォンは私と4歳しか違わないというのがわかったのだけど、彼女がルージュを歌ったのは92年だとか。うーん・・・・・・。私の勘違いなのかなぁ。因みに、公式に認められているルージュの初アジアカバーはこの92年のフェイ・ウォン、それも広東語だったらしい。中国のことだから、勝手にやっちまってた可能性も・・・?

ま、それはいいとして、こんなアルバムが出ていたのは知らなかった。アジア、といっても中国語圏だけど、いろんな歌手が歌った中島さんの歌を集めたCD。中でも、私が好きなサリー・イェーが「ホームにて」を歌ってるというので、これは買わなければと。

そしたら。
よくよく考えてみれば当然なのかもしれないけど。
大半が広東語でまったくわっかりましぇーん!
普通語も、もちろん歌を聴いてわかるほどできるわけじゃないけど、歌詞を見たときに浮かぶのは普通語だから、広東語で歌われるとほんとにまったく、なんというか手がかりがない、タイ語の歌を聴いているみたいです。
中国語の歌詞カードがないのでこれまたわっからん。ネットで拾えるものも幾つかはあったけど。

因みに、たとえば普通語のこんにちは、「ニーハオ」は広東語では「ネーホウ」となり、さようなら、「ツァイチェン」は「ジョイギン」となります。ぜんぜん違うでしょ。
中国の人って、少し習えば比較的簡単に両方話せるようになるのかな。
フェイ・ウォンは北京生まれだし、サリー・イェーは台湾生まれ。どちらも普通語圏なのに、広東語で歌うこともある、というかこっちのほうが得意なの?ってくらいだ。不思議だ。因みにサリー・イェー、このアルバムでは「時代」を普通語で、「ホームにて」を広東語で、歌っている。

あぁそうそう、これらの歌は、歌詞はまったく中島さんのものとは違いますの。翻訳しているわけではありません。
さらに面白いのは、広東語で歌われた後に普通語でも歌われた曲がいくつもあるのだけど、これまた歌詞が違いますの。これは何でだろうね? 広東語で歌えば素敵な歌詞だけど、それを普通語で歌うと合わないとかあるのかな。なかなかに奥が深いな、中国語。

回帰熱

ついでに買った。とうとうテープが伸びて聴けなくなったので(笑)

広東語でまったくわからないけど、何かしながら聴くには最適かもですね。はまりそう。まだ2回しか聴いていないけど、サミー・チェンの孤独の肖像1st(愛的挽歌)と、サリー・イェーのホームにて(只因有愛)がすごく聴きやすくていいです、どちらも広東語。あ、これ、アルバムでは「只因愛有」になってるけど、誤植、「只因有愛」が正しい。

明日は気温が10℃前後まで上がる予報です。雪も少しずつ減っているけど、畑はまだまだ。
マレーシア航空機もまだ見つからず。一体どこに? ではまた

ワインは絵柄で

今日は軽井沢も日中10℃を超えて暖かくなりました。
が、大量の雪のせいかいつまでも気分は真冬で、真冬並のカッコして買い物に行ってしまいました。
標高2000メートルから下りてきた人、のような有り様で、自分でもおかしかったです。

確定申告終了。郵送しました。
来年からはもう少し楽にならんかと思いつつ、多分来年もまったく同じことを繰り返すですよ。

スーパーに行って、ケーキ屋さんに行ったら休みだったので、酒屋に行き、普段滅多に買わないワインなぞを買ってみました。行って後悔、ツルヤにすればよかった。種類がありすぎて何が何やらわからん。で、絵柄で選んだワインがこれ。

左がアルパカで、右が映ってないけど花模様なんです

アルパカはチリ・ワイン。
1度だけ仕事でチリのパタゴニアという、ど・辺境に行ったことがありますが、確かにアルパカがごろごろ、じゃなかったぞろぞろ、歩いてました。あれは野生なのかゆるく飼育されているのか・・・・・・。羊とかもそうだけど、そーっと近づいていくと、「こっち来んな」という顔して全員で見るのがおもしろかった。

パン屋にも寄り、ちょっとケーキっぽいものを買ったりして帰りました。

夕方からワイン飲んで、ちょこっと寝て、いま起きたところ。
飛行機は相変わらず見つからず、完全にミステリー。2009年頃にもエールフランスの飛行機が行方不明になり、5日ほどかかって発見されたことがあると、ワイドショーで見ましたが、まったく記憶にないな。日本にいなかったのかもしれないです。とにかく早く発見できることを祈るしかないですね。自衛隊機も向ったとか。なんとか、ね。

本日、誕生日。いくつになったのかな(笑)
ではまた

隠し事なら

水の底・・・・・・・・・・・。
夜会「今晩屋」で囁かれる言葉。
マレーシア航空機が消息を断ってもう3日。こんな風にどこに落ちたかすらわからない航空機事故というのも、あまり記憶にないような気がする。日航の御巣鷹の時は、翌朝発見された。これですら「どうして一晩にもわたって発見できなかったのか」と、当時相当話題になった。消えて3日とは・・・・・・。
飛行機には魔の3分間というものがあると聞いたことがある。離陸と着陸の前後3分間、この時間に殆どの事故は起きている。逆に言えば、高いところを順調に飛んでいる飛行機がいきなり事故を起こすことは滅多にないということだ。
他人のパスポートで乗り込んだ乗客が少なくとも2人いたとか。
いったい何が起きたのだろう。
何もわからずにただ待っている乗客の家族を思うと、ほんとうに気の毒だ。

LCCに客を奪われたマレーシア航空は赤字経営が続いている。それがセキュリティの面で影響を及ぼしていなければいいのだが。そしてこれはもちろんマレーシア航空に限った話ではなく、LCCはLCCで極限まで経費を削減しているし、それに客を奪われた既存の航空会社もまた必死に余分な金を削っている。
安さを求めた我々が、自分の首を締めていくことにならなければいいのだが。

ハピネス   桐野夏生
タワマン、ママ友、お受験・・・・・・、といった、私にはまったくもって縁遠い世界の話でしたが、故に面白かった。夏生センセにしては毒が少ないけど、こういうのもいいんじゃないかと。さらっと読むにはお勧め。桐野夏生らしい超絶グロテスクな女の意地悪さみたいなものを望む向きには勧めない。
☆3.5 いろんな意味で平均点 こういう人生もあるんだろうねと

所用で外出したのでついでに買い物もしましたが、御代田あたりでも小雪が舞い、浅間山方向を見ると真っ黒い雲に覆われていて絶句。我が家はその雲の中です・・・・・・。困るほどの雪にはならない予報、しかし寒さは氷点下10℃以下、ではまた

確定申告と原稿入れ

そろそろいい加減何とかしないとやばくなってきた確定申告。
私はずぼらな性格に年々磨きがかかり、この時期になると夫に怒られます。
ネットで注文して決済した備品なんかを、ちゃんと記録していないから・・・・・・。
ゆうちょの通帳見ればいいや、とか、ネット上に記録残ってるし、とか、いろいろ言い訳したりするのですが、
肝心のゆうちょの通帳は記帳をさぼってるし、ネット上の記録は数ヶ月たつと消えていたり、するのですね。
我ながら、事務能力は低い。
昔はそうでもなかったと思うのだけど、きっと昔から低かったのだろう。
とにかく早急に来週前半に何とかします。
自分の確定申告と、母親のそれもやらなきゃいかん、ひーー。

で、原稿も戻ってきてるわけで。
この間、東京に劇場版を見に行く前に入れた原稿、数日音沙汰がなかったので「さては初アウトか?」と心配していたのですが、アウトではなかったのですが、「10行オーバーでした」と・・・・・・。
どっかでうっかり数え間違ったんだろうけど、うー、普通は10行なんて、ありえないっす・・・・・・。
編集者さんが一生懸命削ってくれたラフが戻ってきたのを、今日やっと見ました。上手に削ってあった。本当に申し訳なかったです。
これは今日中にやらなきゃですね。

サムラゴーチ氏が自分ではなんも書けないのにゴーストさんに書いてもらったことを「編集やアレンジをお願いした」とか言ってて笑止千万だなと。編集だのアレンジだのって、文でも曲でも書く人間がいて、その次に携わる人のことで。作る人間は作りながらどんどん自分だけの世界に入ってしまい、客観的に見ることが難しくなるので、次に携わる人が冷静に、「ここはこうしたほうが・・・」、「ここにはもう少し説明が必要」とか、あるいは、「でんでんダメなんで書き直し」とか言ってくれる。サムラゴーチは書いてもいないのに、よくもまぁ「アレンジ」とか言えるよな~。
それにしても、別人すぎておもしろかった。女は化粧とか服装とかで変わるというのが定説だけど、男もこんなに見せかけで変わるものなんですね~。

そんなことはいいから仕事しろ。

ではまた

マイナス13.4℃

最低気温。驚くほどの低さではありませんが、3月にしては低いですね。
割りと近くの野辺山では、今朝マイナス25℃を記録、富士山を抜いて国内最低だったとか。
寒い寒い。
この寒さは来週いっぱいくらいは続くみたいですね・・・・・・。
雪もまったく解ける様子がなくなり、畑にも大量に残っています。
例年だと、早ければそろそろ、何か始めるかという気分になったり、よほど雪が少なくて暖かければ、このへんで「ゆきわり」と呼ばれるえんどうマメを蒔いたり、するかなぁという時期なんですが。いやちょっと早すぎる? どうだっけ?
ま、なんせこの雪が消えない限りは何もできないので、考えても無駄です。

この寒さなので、洗濯物は外には干さずに室内です。真冬でももう少し気温があったり、雪がひどくなければ、いったんは外に出すのですが。今日あたりは全くその気にならず。

甥っ子が県立高校に合格。志望校に合格できたようで、何よりでした。
30年以上前の私は、部活に真っ黒に塗りつぶされた高校生活を送り、いったい何をしていたのやら、何を学んだのやら、よくわからないまま頭も悪いまま卒業の日を迎えてしまいました。
甥がどんなことをしたいのか、それは知らないけれど、いろんなやりたいことをやって、二度とない日々を楽しんでほしいなと思います。できればちゃんと勉強もしてほしい♪ 
私も大変ななりに、高校生活を満喫したんだな、と思います。そうだ、力いっぱい、満喫した。楽しいことはあまりなかったけど・・・・・・、でもあの時しかできないことをやった、ということだけは間違いないと思ってます。
がんばれ少年!

明日もすごく寒い予報。ではまた

真冬日

寒い。
最高気温マイナス1.4℃とか。
夕方、佐久方面に買い物に行きましたが、国道の温度計はマイナス3℃~5℃あたりでした。
風も強く、よけい体感温度が低く感じられましたね。
いつものように牛丼を買って、ツルヤで食材を買い込み、パン屋さんに寄って、帰りました。
もうすべての道は除雪オッケーで、心配なく走れます。1000メートル林道や草越街道は走っていないのでわからん。昨日の雪で浅間山が真っ白になっていました。日が当たるとすぐに解けるので、意外に浅間山って真冬でも真っ白ではないんですよ。

帰宅後、ウメの散歩。日が長くなりました。
風が強く、道はツルツルに凍ってます。
周囲の人気のない別荘地に動物の足あとが点々と。
キツネ。たぬき。 お、蹄がある、これはシカだな。
別荘の建物に向って続く足あとは、明らかに二足歩行の動物のもの。
二足歩行の動物・・・・・・?
ゆ・き・お・と・こ ?

雪男は向こうからやって来た

昨日読み終わった本。実は「インパラ~」より先に読み始めていましたが、東京行きの時にインパラを持っていったので、あちらが先にゴールしました。
意図したわけではないのですが、これが「インパラ~」の次に開高健賞をとった『空白の5マイル』の著者の2作目。時系列的には、空白の5マイルの旅よりも前に行われた探検調査行の記録です。
雪男か・・・・・・。
いるって、考えたこともなかった。
遠い遠い昔、ネパール、ヒマラヤのパンボチェという僧院で、雪男の頭の皮とやらを見せてもらった記憶はありますが、ホンモノだとは思わなかったし、その後も雪男がいるなんて思ったことはありません。当然ですが、私は一度もその姿を見かけたことはないし、存在を感じたこともありません。
この本を読んで、私が何度かうろちょろしたゴーキョ・ピーク方面でも目撃記録があることや、ダウラギリ周辺が最も出没の可能性が高いエリアだということ、小野田さんを発見したことで名高い鈴木紀夫さんという冒険家が6度も雪男調査をしていたこと、などを知りました。鈴木さんは調査中に雪崩で命を落としています。その事故は私が旅を始めるすこし前に、たしか新聞にも載ったので知っていましたが。
テーマがテーマであるだけに、なかなか書きにくかったのではないかと(方法論的に書きにくいのではと思います)推察しますが、その中で、最大限うまくまとめて書いているなと思いました。筆力があるというのは、こういうことなんだなとつくづく。さすが新聞記者上がりの著者さんだ。
個人的に、面識のある登山家が出てきたのが感慨深く面白かった。冒険ってなんだろうねと考えさせられる本でした。鈴木さんの「大放浪」ってちょっと読んでみたくなった。(名著「深夜特急」も読めよw)

明日も真冬日です。ではまた

意外、案外、存外・・・

別に意味はないんですけど、ちょっと並べてみただけ。

三重県の女子中学生殺人事件の犯人が高校生だったり。
千葉県の通り魔が現場の目と鼻の先に住んでいる人が犯人らしかったり(まだ確定ではない)。
高校生の方は事件後もごく普通に生活し、学校でも明るく振舞っていたのだそうな。
千葉県の犯人も、もしその人なんだとしたら、報道陣の問いかけにたくさんしゃべって答えていたのだとか。
信じられない、そんなのは人ではない、と思う一方で、案外人ってそういう生き物なんじゃ・・・・・・? とも思う。
池波正太郎もよく書いている。仏の顔と悪鬼の顔と、両方をごく自然に持っているのが人という生き物だ、と。そしてこんなふうに続ける。「おや変な顔をしているね、お前さんだってそうじゃないとは言わせないよ」と。

いろんな事件が起きると、「心の闇」なんていう言葉が安っぽく頻繁に使われるけれども。
闇のない心なんて、持っている人間がいるんだろうか?
闇の部分があるから、光の部分もあるんじゃないか。

こないだの本の話の続きというか、思い出したこと。
沢木耕太郎というノンフィクション作家が、『深夜特急』という世界放浪記で世に出た。その後ノンフィクションでいい作品を書き始めて売れっ子になった頃、とある飲み屋の女将に言われた言葉が、「スカッと爽やかサワ・コーラ」。因みに沢木耕太郎はしばしばサワコーと略して呼ばれるので、それをもじってからかったんだろう。味がない、爽やかなだけで深みがない、記憶にも残らない、そんなような意味を持たせたその言葉を、サワコーもそう受け取って、そうかもしれない、的に自虐も含めて書いていた。こんなあまり名誉ではない逸話を書いてしまうあたりが、サワコーの人としての誠実さなんだろう。
付け加えておくけれども、沢木耕太郎は非常に優れたノンフィクションの書き手だ。信頼の置ける文章を書く。近年では登山家の山野井夫妻を書いた『凍』がよかった。
でも私は、未だに『深夜特急』を読んでいない。手に取ったことがない。

小田実の『何でも見てやろう』、サワコーの『深夜特急』、その次の世代ではなんだろう『アジアパー伝』ではないと思うが(笑)、旅をしようという若者はいつの時代にもいる。ただ、いろいろと読んできて思うのは、旅もずいぶん変わった、今も変わり続けているということ。特にここ10年ほどの間というのは、インターネットが急速に普及した時期で、人が見せるための旅をし始めた時期。ブログの記事のために旅をする、的な、本末転倒系の旅行者も増えた。
先日読んだ開高健賞の本にも、見せるために、読者を惹きつけるために、あえて危険な方法を選んだり、現地の人と触れ合ったり、と思える箇所がいくつかあり、その不自然さに最も興を削がれた。旅をしていたら、エピソードはたくさん出来るけれども、そのひとつひとつに、いちいちオチなんかない。と、私は自分の旅を振り返って感じる。

予報どおり雪も降りましたがみぞれや雨の時間も多く、ほとんど積もりませんでした。明日は一応、晴れてくる予報ですが、真冬日・・・・・・。寒いね~、3月なのに。ではまた

ベストできた


最近作ったベスト2点
左はインドのタッサーシルク100%の生地、右はタイの手織り木綿ストーンウォッシュ加工済の生地
シルクのものは、ジーンズ+白シャツなんかに合うんじゃないかな・・・・・・。
右はちょい丈長め、自分ではカンフーっぽいイメージで作りました。
カンフーっぽいイメージって何? 中国っぽいというか・・・、清朝末期あたりの庶民が着てそうな・・・。
少し前に書いたどんでん失敗は左。続き見返しなんですよね(なんのこっちゃわからんよね)。
まだ店には載せておりません。そのうちに。

明日は雪の予報、それも終日降るらしいです。春の雪だけど、これが意外に積もったり。
ではまた