午後、買い物しに佐久へ。スーパーの入り口で、顔見知りらしい数人の男女が挨拶を交わしていたのだけど、口々に「今日は暖かいですね~~~」と。晴れてはいたけど、うーん、寒かったような。風がないから暖かく感じたのかな。
とりあえず軽井沢は寒いです(笑)。
幻冬舎刊
幻冬舎か~。と、ま、その感想は置いといて。
言わずと知れた夜会「問う女」のノベライズ。「2/2」の後に出ているので、さらにこなれて読みやすかったです。
「長編小説」と銘打たれているけども、まぁ、中編かなぁ。2時間もあれば十分読める。
簡単に人を傷つけまた傷つけられる言葉というものを恐れて怯えて逃げている女(なのに、いや、だから、アナウンサーという仕事をしている)が、通じ合う言葉を持たないタイ人じゃぱゆきさんと出会ったことからあらためて言葉とは何かと問い、人とは何かと問うていく、というお話です。著者の言葉に対する非常に深い思いが伝わりました。
言葉なんて。
でも言葉でしか。
いややっぱり言葉なんて。
ううんでもそれでも言葉でしか。
DVDではそのままになっていたニマンロクセンエンに対する落とし前、小説ではちゃんとフォローされていてよかったです。
この人は、アジアに対して何か思ってる、少なくとも欧米諸国に対するよりはアジアに対して関心を持っているな、というのは前から感じていたし、発する言葉から、この人がたとえばアジアの貧国からのじゃぱゆきさんを見下したり蔑むなんてことは想像もできないのだけどね。具体的にこういう風に彼らの側に立とうとする意志を表現するのを見たのは初めて(だと思う、「エレーン」はかなり近いけど歌だから)なので、何だかうれしかったな(えらそうな物言いですが・・・・・・)。
メーサーイなんて地名を、彼女の著作物で目にするとは思わなかった。
☆4つ 誰だってナイフになれる (このタイトルの歌もある・夜会曲)
因みに、メーサーイはタイのいちばん北、ミャンマーとの国境の町のことだと思います。ほかに同じ名前の街があるかもしれないけど。ミャンマーに入るために何度か、うーん5~6回? もっと多いかな、行ったことがあります。
久しぶりにあの緩衝地帯の橋を渡ってみたくなった(笑)
そういやバンコク封鎖はどうなった・・・・・・。
ではまた