麻とカディで服2点


カディのワンピース。袖は8分くらいです。
このカディは、実は生地として販売したときに汚れがあり、汚れを避けたら6メートルほどあった生地の真ん中しか取れず、それをお客さんに、残る半端部分が手元に残った、というもの。
生地に直接文字を書いたりするのは本当にやめてほしいです・・・・・・とほほ。
でもそこは服屋ですので、無駄にしたりすることはなく、汚れを避けて裁断して服にできました。


去年の6月のタイで求めた麻100%の生地。これがものすごく重くて、10メートルなのに私では運べないくらいです。ちょっとなら運べるけど、ホテルまで持って帰るとかは無理。なんでそんなに重いかというと、麻は麻でもリネンではなく大麻だから、かな? もっと細く紡げれば薄い生地にもなるのだろうけど、手仕事だとそれは無理なような気もします。詳しくはわからないけど。
このざっくりした感じを活かしたいので、またまたチャイナ衿のジャケットを作りました。

『IN』  桐野夏生
桐野夏生さんといえば、まぁなんつったって『OUT』でしょう。直木賞をこれで取ったはず。(ウソ、直木賞は『柔らかな頬』でしたね、『OUT』は推理作家協会賞でした)。同時期に高村薫さん、篠田節子さんという2人の作家も注目を集め始めていて、「新・女流ご三家」と呼んでいました、よね? 世間的にそうでしたよね?(自信がない&じゃ、旧女流ご三家は誰? とかはなし)
このタイトルは『IN』なので、『OUT』に対する何か、であるのではないかと思って読み始めました。歌だとアンサーソングという言い方があるけど、本の場合は何と言うのかな。
小説の中に出てくる昭和の時代の作家の赤裸々な告白本を、私は壇一雄の『火宅の人』かなと思ったのですが、アマゾンで見てみたらどうやら島尾敏雄の『死の棘』のようですね。こちらは未読です。
えーとそれで。
小説の上手いヘタみたいなことがどうであったか、というのは、この際置いておきたい気分。この作家らしいどろどろした、ざわざわしたもの、剥き出しの憎悪というのか。狂気か。あるいは愛憎か。それが受け入れられるかどうか、どこかに少しでも共感できる部分があるかどうかで、この小説への評価は決まるような気がしました。
☆4.2 出てくる女がとにかく全員死ぬまで女

因みに、旧・女流ご三家、たぶん、三浦綾子、有吉佐和子、瀬戸内晴海、あたりかと。昭和40年代あたりが最盛期だった方たちというと、このへんが思い浮かぶ。それ以前はよくわかりません。
高村薫は生真面目な学者肌、書くものも実に生硬いイメージ。篠田節子は何でもそつなくこなす優等生、ハズレは少ないがどこか乾いた感じ、小説を「作っている」気がする。桐野夏生は喧嘩もするし駄作も書くけど、でもいちばん生きてる人間の気配が濃厚だと感じてます。

本日もバリバリ真冬日。もう寒すぎて嫌になってきました。明日も真冬日だって。ここが寒さの底か。ではまた

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