春節、石尊山、西蔵

今日は春節ですね。中国はどこも大変な賑わいになっているみたい。爆竹が少し減ったというのはいいことだ、多分。

ふと思いついて、石尊山に登ってみました。10年ぶりくらいだと思います。登山口のすぐ近くに住んでいるのに、1度しか登ったことがない。
積雪期の山は、低山含めてほとんど登った経験がないので、どんな感じなんだろ? と思い、確認の意味で。そしたら思いのほか上へ上へ行ってしまい、ちと行き過ぎました。アイゼンを持っていかなかったので、浅間との稜線に出る手前の坂が登れず、引き返しました。でも面白かった。でも体が痛い。


木の間にちらっと浅間山が見えてますね。既に2人ほど登った形跡があり、その踏み跡をたどって行きました。


血の滝 の氷筍(?) 川が濁っているのが惜しいですよね


ここからさらに上がったところ、稜線に出る前の林の中で、今日はストップしました


なかなか本物を見る機会がなかった植物、ヤシャブシ。下に実が落ちているので気づきました。染料になるんですよ、落ちているのを少し拾ってきました

1600くらいの山なのでアイゼンはどうかな? と思いましたが、必要です。よくわかりました。
足が痛い・・・・・・。5年前とも10年前とも体は違う、ということですね。


石尊山、なわけがなく、これは西チベットの聖なる山カイラス(カン・リンポチェ)。この山の周囲をぐるりと回る巡礼路があって、そこをとぼとぼと数日かけて歩きました。雪もあったし、峠は凍ってた。もちろんアイゼンなどは持っていなくて、靴も今使っているよりもちゃちなもので、ストックもなくて木の枝。でもみんな同じ、巡礼の人たちはもっとちゃちなズックで歩いてた。峠では何人もの人が、「荷物持ってあげようか」と言ってくれたのを思い出します。20キロくらいのザックを背負っていたので、傍から見ても難渋しているように思えたのでしょう。その中には、アルバイト(?)的な気持ちで声をかけた人もあっただろうし、年配の坊さんが若い坊さんに「持ってあげろ」と言っていたのは、多分お金なんか念頭になかったと思います。


50キロ歩きとおして出発点の村(テント村?)が見えたときはうれしかったなぁ。
この道を歩くことは多分もうないと思うけど・・・。
この旅で歩いた数百キロの道のりほど、「この道はどこかにつながっている」と痛切に感じたことはないような気がします。歩き続ければいつか必ずたどり着く。道とはありがたいものでした。

今朝の軽井沢は氷点下13度。
まだまだ、こんなもんじゃないけど、実際はもっと下がった日があったのかな(テレビが映らないので・・・)。
明日は風が強いかも、山へ上がる人はお気をつけて。
そうそう、今日が福岡・千秋楽でしたね♪ 行かなかったですよ(笑)
ではまた