午前中、病院で血液検査してきました。ヘモグロビンとかそういう値はまだ大きく動いていないけれど、その他はよい方向に向かっているとのことで、鉄剤をもう少し続けることになりました。ちょっと胃腸に副作用が出たようなので、薬は変更してもらいました。
混んでいて、9時半に入って出てきたらやっぱり2時間ちょっと。検査の結果が出るまで1時間とは聞いていましたが、ほんと半日がかりだなぁ。
昨日から読んでいた『残穢』 小野不由美 を病院と今日の午後で読了。
この人は初めて読んだかな、いや、『屍鬼』というのを読みかけて挫折かも。
じわじわと怖いホラーもので、おもしろかった。妙に科学的な文体も効果的だった。ただ、登場人物が多すぎ、重複する部分も多々あり、また、「誰誰さんの家の隣、その裏、向かい」といった家の配列がとても重要な意味合いを持つ内容だったので、地図と登場人物一覧みたいなものは欲しかった。
一つひっかかったのが、文頭にくる「なので」。簡単に言うと、「○」で前文が閉じた後にいきなり来る「なので」。「なので」という言葉は、「~なので」と使われるべきと私は思っているのだけど、最近はテレビのアナウンサーなどが解説の中で頻繁に「~ですよね。なので~、」と使っています。非常に気になるし、好きではないな。
最初は話し言葉の中だったので「ふむ、あり、か?」と思ったのだけど(話し言葉の中ならありだというのではなく、登場人物がそのような話し方をする人であるという設定ならありだ、という意味です)、しばらくして地の文でも使われており、なるほどこれはこの作家にとっては日本語として違和感がないのだな、と。この1点以外は破綻のない正確な日本語だっただけに、これほどの書き手が「なので」を文頭に持ってくるのかと、それはそれでもう受け入れなきゃいかんのかしらと思ったことでした。
☆3.5 この世に穢れのない土地などないだろうな
鏡餅? 鏡犬
牢名主
午後友人が遊びに寄ったので、座布団を重ねて置いておいたら、牢名主よろしく上に乗っかって寝てました。ちょっと変な顔をしているのは、涙やけがあるせいです。でもたいへん元気。今日は散歩のときに走らせたら走ってた。
夜、たまたまつけたテレビでラダックの映像が流れてました。何年くらい前のものかはわかりません。この手の番組を放映するときは、いつ撮影されたものなのかを示してほしいといつも思う。
それはともかく、ラダックの空がきれいでした。
すぐにまた来るだろうと、レーの飛行場を離れてからもう20年。結局1度も行けないままです。
馬を2頭連れたチベット亡命難民のケルサンさんと、10日近くかけて村から村へ、キャンプ地からキャンプ地へ、歩いたのが20年も前だとは信じがたい。
バター茶が飲みたくなった(日本で作ってもまずくてとても飲めないけど)。
最低気温10度以下、真冬日。ではまた