ばくさん、出番だ

夜会に行った。
会場に着いたら、チケットがない・・・・・・。
チケットがないにも関わらず、なぜか会場内に入れていて、でもチケットがないと出て行けと言われるので、非常に焦って探している。会場内にはパイプ椅子がたくさん並んでいて、もうお客さんも入っている。そのお客さんたちに、チケットを忘れた話をしている。みんな「取りに行きなよ」と言う。
んで、自分でもその気になって、取りに行こうとする。自宅は赤坂から1時間ちょっとの、私が生まれた場所だと思いこんでいる。新宿に出て、小田急に乗り換えて、と必死に会場を飛び出す。

(ここからグロ注意!)

すると、道路一杯に、巨大ゴキブリが死んでいる。それも、ただ死んでいるのではなく、みんな何か刃物のようなものに刺し貫かれて死んでいる。その横を決然と通り抜ける。
周囲はあちこちから黒煙が立ち上り、ビルは倒壊寸前、車も何も引っくり返り燃え上がり、生きた人間の気配はどこにもない。
すると前方から、人間の形をしたようなしていないような、判然としない化け物がやってくる。標的はどうやら私のようだ。必死に逃げるのだが、何しろ化け物なので動きが早く、簡単に大きなテーブルのようなものの向こうとこっちで対峙することになってしまう。回り込んで逃げようにも、相手も回りこんでくる。そのうちにテーブルごとごんごん押されて、私は後ろの壁との隙間に挟まれて、万事休す。
そこへまた、別の形の化け物がやってくる。私を助けてくれるのかと思いきや、化け物同盟を結ばれてしまい、もう私は化け物に腕を掴まれる寸前である。逃げるに逃げられず、戦う術もなく、私はただ、「夜会のチケットが~!」と化け物にとっては何の意味もないことを叫んでいる。化け物の腕が伸びて来て、私の腕を掴む。

「夜会のチケットが~!」

という、近未来人類滅亡スペクタクルな夢を見てしまいました。

たぶんチケットが送られてきて、「あぁ、当日は絶対にチケットを忘れないようにしなければ」と、固く誓った、誓いすぎた、のが理由でしょうねぇ。
わかりやすい。

この期に及んで「夜会のチケットが~!」
人類滅亡してんじゃないか。
というか、この場合、みーさんはどうやって会場に来るのよ?
わかった、みーさんはもう化け物に乗り移られてしまっているのだな、きっと。
化け物夜会。ダメだ、想像しただけで、怖すぎる。

絶対に、当日、会場で、思い出すなよ?
それと、チケット忘れるな(笑)

ばくさん、というのは、言うまでもありませんが、大和田獏さんのことではありません。♪ばくです という歌があるんです、新譜に。♪あんたの怖い夢を喰っちまいます~ というフレーズがあるので。蛇足赤面。