お知らせです
***4月4日 新宿第一生命ビル1階 アート&手づくりフェスタ***
上記に出店します。屋根のある場所ですので雨天でも出かけます。
盛 会であれば200店ほどが出店予定のフリマです。一応、タイトルがついてますので、手づくり系が多いかなと。
スペース的には3m×3mですから、 とっても狭いです。いつも追分の広すぎる店舗をご覧の方には、びっくりされるかもしれません。
交通は、都営大江戸線の都庁前がいちばん近いようで すが、新宿駅から歩いてもたいした距離ではありません。都庁方向にずずずーっとお歩きください。
当日、発見に手間取りましたら、携帯にお電話くだ さい。080-5140-5343 マデ。
***以上お知らせ***
高橋源一郎という作家がいます。
長い間、ちゃらいヤツ、ちゃらんぽらん顔、軽薄っぽい、超がつく通俗作家、だと思っていた。
一度も読んだことはない。手に取ったことすらない。
桃尻とかペンギン村とかだぜ。
(ウソ、桃尻は橋本治だよ、因みにこっちも読んだことない)
『官能小説家』という本を読んでみた。そしたら面白いの。面白くて、しかも、とっても勉強になるの。ブンガクのね(笑)。いやいや、ちゃかしてるわけでもなくて、その、俗っぽいバカっぽい部分もたくさんあって、その部分は笑えるのだけど、うっかり笑ってるとその中に大変な一文がこっそり紛れ込ませてあるわけなのね、それにガゴンとやられる。そんな本。
鴎外や漱石や一葉が蘇っていろいろやらかしてくれて面白い。
それと何と言っても、一葉と桃水ね、この2人が生き生き動いていて、どこまで史実かはわからないけれどもよかった。最後の方で出てくる、鴎外と一葉を見守る漱石の慨嘆なぞは、泣けました。このへんは創作だと思いますけどね、鴎外と一葉って個人的なつながりはなかったと思うので。
ただ単におもしろい小説を読みたい、という人にもおもしろく読めると思うし、何よりも、文学ってものに興味がある人にはとても楽しく読めるんじゃないかと思いました。
いやいや、高橋源一郎。長いこと無視していて申し訳なかったです。また何か読んでみよう。
明日は今日より寒いんですね、最高気温10度の予報。下界では続々と桜が満開になっていくようですが、軽井沢ではまだ、水仙も咲きませんよ。ではまた