「中島みゆき的アジアン・カバーズ」
誕生日に、というわけでは全くないのだけど、買ってみた♪
初めて中国を旅した頃(88年~)、長距離列車に乗るとよく「北国の春」、「昴」などの日本の歌も流れていたのだが、そんな中に「ルージュ」もあった。日本語を耳にすることのない日々、喧騒の中に初めてこれが流れたのを聴いた時はすごくうれしかった。音だけの時も、歌付きの時もあったはず。一生懸命耳をダンボにして聴いて、「あぁ、日本語じゃないんだ」と思った記憶が。
ではあの時の「ルージュ」は、誰が歌っていたのだろうと思ってネットで調べてみたら、
フェイ・ウォンの名前が出てきた。
フェイ・ウォン????
私よりずっと年下じゃなかったか?
23~25歳くらいの私が聴いたルージュが、フェイ・ウォンだったというのはちょっと・・・・・・。
さらに調べたら、フェイ・ウォンは私と4歳しか違わないというのがわかったのだけど、彼女がルージュを歌ったのは92年だとか。うーん・・・・・・。私の勘違いなのかなぁ。因みに、公式に認められているルージュの初アジアカバーはこの92年のフェイ・ウォン、それも広東語だったらしい。中国のことだから、勝手にやっちまってた可能性も・・・?
ま、それはいいとして、こんなアルバムが出ていたのは知らなかった。アジア、といっても中国語圏だけど、いろんな歌手が歌った中島さんの歌を集めたCD。中でも、私が好きなサリー・イェーが「ホームにて」を歌ってるというので、これは買わなければと。
そしたら。
よくよく考えてみれば当然なのかもしれないけど。
大半が広東語でまったくわっかりましぇーん!
普通語も、もちろん歌を聴いてわかるほどできるわけじゃないけど、歌詞を見たときに浮かぶのは普通語だから、広東語で歌われるとほんとにまったく、なんというか手がかりがない、タイ語の歌を聴いているみたいです。
中国語の歌詞カードがないのでこれまたわっからん。ネットで拾えるものも幾つかはあったけど。
因みに、たとえば普通語のこんにちは、「ニーハオ」は広東語では「ネーホウ」となり、さようなら、「ツァイチェン」は「ジョイギン」となります。ぜんぜん違うでしょ。
中国の人って、少し習えば比較的簡単に両方話せるようになるのかな。
フェイ・ウォンは北京生まれだし、サリー・イェーは台湾生まれ。どちらも普通語圏なのに、広東語で歌うこともある、というかこっちのほうが得意なの?ってくらいだ。不思議だ。因みにサリー・イェー、このアルバムでは「時代」を普通語で、「ホームにて」を広東語で、歌っている。
あぁそうそう、これらの歌は、歌詞はまったく中島さんのものとは違いますの。翻訳しているわけではありません。
さらに面白いのは、広東語で歌われた後に普通語でも歌われた曲がいくつもあるのだけど、これまた歌詞が違いますの。これは何でだろうね? 広東語で歌えば素敵な歌詞だけど、それを普通語で歌うと合わないとかあるのかな。なかなかに奥が深いな、中国語。
回帰熱
ついでに買った。とうとうテープが伸びて聴けなくなったので(笑)
広東語でまったくわからないけど、何かしながら聴くには最適かもですね。はまりそう。まだ2回しか聴いていないけど、サミー・チェンの孤独の肖像1st(愛的挽歌)と、サリー・イェーのホームにて(只因有愛)がすごく聴きやすくていいです、どちらも広東語。あ、これ、アルバムでは「只因愛有」になってるけど、誤植、「只因有愛」が正しい。
明日は気温が10℃前後まで上がる予報です。雪も少しずつ減っているけど、畑はまだまだ。
マレーシア航空機もまだ見つからず。一体どこに? ではまた