藍の一番刈り

晴れるという予報に賭けて、畑1号の藍を刈りました。


よく育った畑1号のタデ藍。今年は奇跡的にイノシシの乱入がなかったのも幸いしました。


葉っぱの大きさはこの程度。これは立派な部類です。


10センチくらい残して、できるだけ脇芽が出やすいように葉の上で、カットしました。丁寧にやったので時間かかりました・・・。


これから葉をむしります。茎は使わないので、葉っぱだけにする作業です。これが・・・・・・予想よりはるかに大変で時間がかかってしまいました。「玲子」とか「あした」とか歌いまくったが、歌っても歌っても終わらなかった・・・w


ある程度むしっては干し、むしっては干し、作業は早朝から午後3時頃まで。最後のところはむしりきれずに時間切れで、茎のまま干しました。猫の手も借りたいとはこのことだと思いつつ、うちのウメ様は「くるしゅーない、よきにはからえ」と、涼しいリビングでずっとお昼寝ですw

ところでこの作業は、来年予定している藍建てに向けての最初の工程になります。藍の葉を乾燥させて保存しておき、適当な時期に醗酵させて染料としての藍を建てます。
去年は生葉染めをやってみて、それはそれとして面白かったですが、次は建ててみたいと思いまして・・・。

しっかし大変な作業ですね。「文化は奴隷が作った」ということを聞いたことがあるけれど、確かにさもありなん、と思いました。藍は大変なだけだけど、たとえば紅をとる紅花なんかはトゲが痛くて痛くて、ほんとに過酷な作業なんですよ(私はやったことありませんが、以前取材で山形を訪れた時に見聞きしました)。

手ぬぐいを頭に巻いて麦わら帽子をかぶり、えらいカッコで藍と格闘しているときにお見えになったお客さん、びっくりされたでしょうね~、失礼いたしました。お見かけしたことのあるお客さんがちらほら見え始めると、あぁ、夏になったんだなぁと実感します。

明日は休みます。ではまた