石窯で一日あそぶ

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晴れたので、外にタープを張ってランチパーティー(って、何のことやらわからん写真でゴメン)。石窯にもそこそこ近くていい場所でした。
朝7時に起きると、もう夫が石窯を焚いています。いくらなんでも早すぎる、と思うのですが、もう燃やしてしまったものをああだこうだ言っても始まらないので、そのままゆっくり燃やしました。
超・張り切っているのは、今日は東京からの親しい方々と、石窯で遊ぶからなのです。昨夜、電話をいただいて急遽決まりました。いらっしゃるのはそれぞれ職業を持つ方々で、今日しか休みが合わないということだったので、それじゃあと店も休みにしました(笑)。
午前10時、私は窯の様子をときどき見ながら、パン用に小麦粉をこねはじめました。ちょうど届いたばかりのハルユタカ・ブレンド。国産小麦です。ピザ用にも必要かな、食材は持って来てくださるということでしたが、ピザ生地はこっちで準備すべきかと思って。何だかんだで1キロこねました。
国産小麦は本のとおりには発酵しないので、時間を長めにみました。オーブンで30度に設定してみたり、太陽が出ると外に置いたり、いろいろやってなんとか膨らませ・・・。
その一方で、ビーフシチューもどきも準備。じゃがいもとたまねぎとニンジンをぼこぼこ鍋に放り込み、牛肉も入れるばっかりにして。取っ手も金属の鍋があるので、それを使います。
なーんてやっているところにご到着。なんとピザ生地もご用意いただいてました。お客さんたちがあっという間にピザを焼くばかりに準備してくれて、窯の用意がバタバタ。1枚目は温度が高すぎて焦げてしまいました・・・・・・。でも美味しかったです。真昼間からおいしいワインと、石窯ピザと、おいしいシーザーサラダと。ピザは2枚、3枚と焼くうちに上達し(というか窯の温度が下がった)、けっこう上手に焼けたと思います。
ウチはパンを焼いたのですが、お喋りに夢中になって焦がしてしまった・・・・・・。
畑のルッコラとほうれんそうを茹でたものを練りこんだパンでしたが、焦げたことを除くと美味しいと言っていただけまして、ほっとしました。モチモチしたパンになりました。
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窯の中では直に置いていました。黒焦げとまではいかないけど、だいぶ焦げましたね。まだまだ温度の感覚がつかめていません。経験積まないと。
今日は私たちも含めて全部で6人、そのうち運転される方は飲まず、うちの夫も少ししか飲みません。残る4人でワインを2本。すっごくおいしいフランスのワイン。すっかり出来上がったわたくしは調子に乗ってヤオ・コスプレをしてみせるわ、ほとんど誰にも見せていない中国の苗の刺繍をお見せするわで。で、また、パンを焦がす、と(笑)。
ランチの後は布を見て触ってまとって遊んでいただき、長い日も暮れかかる頃にお別れ。私の来月のパーティー用の服(生地です)も見立てていただき(立場が逆! 私が店主!)、ストールもセットしていただき(自分でセットしろ!)、さらに靴とバッグのアドバイスもいただきまして(メイクのアドバイスもいただきましたの、うふ)、感謝感謝でした。
そんなこんなの、楽しい&美味しい一日でした。皆さんありがとうございました!
ところで、今日石窯を焚いてみてしみじみと思ったのですが、たぶんこれ、4トントラックでダンボール箱1個を運んでいる、的な状態なんじゃないかと。能力に比してさせている仕事が小さすぎる。パンなんか、どかどか焼けちゃうんじゃないかなぁ。どかどか焼いても困るんですけどね。
でも、薪はすごく食うので、しょっちゅう焚くわけにもいかないし。
あ、そうそう、ビーフシチューもどきは午後も遅くなってから思い出し、皆さんが布で遊んでいる中、急いで中に入れました。店を閉めたあとで見ると、水分がほとんど蒸発した状態で発見、危なかった。で、これがまた、美味しかったんですよ! 特に期待はしていなかったのでほんとうにびっくり。
石窯、働くなぁ・・・・・・。
天気がよくてよかった。明日からはしばらく曇りがちの日が続きそうです。新緑が美しく、ほんとうにいい季節なんですけどねぇ。ではまたです

ド・根性!

きのうスーパーで珍しく買ってみたピザ。オーブンで焼こうと思っていたのですが、そうそう、我が家の石窯の今年初焚きもしなくちゃと思い立ち、うりゃーっと窯を燃やしました。
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中で薪が燃えている図。
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絶対まだ早いと思いつつも、ピザを入れる、の図。
案の定、ちょっと時間がかかりました。もう少し焚いてからのほうがよかったみたい。
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窯全体の湿気を飛ばそうとさらに燃やしていると、いわゆる「煤切れ」の状態になりました。窯内部の壁がきれいでしょう? それにしても時間かかりすぎ。というか、たぶん、窯が大きすぎるんだねー、きっと。
これだけ燃やしてもったいないので、パンもこねて焼きました。こちらは少しこねが足りなかったようで。ラオスで転んだときの右手がですね、ちょうどこの、小麦粉をこねるような動作がいちばんダメなんです。でも、おいしく焼けました。写真撮るの忘れました。
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窯にはいろんな植物が生えています。みんな種で飛んできて勝手に生えた。
ん、これは・・・・・・。
タラ・・・・・・?
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なんとタラの木が、石窯の外側の、石を積んだ隙間から生えています。
タラは地下茎で増えていくのは知っていましたが、種でもこんな風に生えるんですね。
それにしてもどうしてまたこんな過酷な環境に、こんな場所に根付いたんだろう。ほかのところには、種で飛んだタラって見かけないんですけどねー。
小さいうじゃうじゃした写真が嫌いな人は見ないでください!
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テントウムシの卵から幼虫が続々と孵化していました。戦闘要員たちです。どんどんアブラムシを食べるように、いいな!
今日はイノシシに荒らされた畑を直し、あちこちの間引きなど。最初にまいたほうれん草は早くもトウが立ちはじめ、コマツナも収穫時期です。間引きながらだいぶ前から食べていますが。2回目のが生長遅くて、間があいてしまいそうです。
スモモにピカコーと木酢唐辛子ニンニク液を散布。濃度が低かったのか、アブラムシ元気です。明日はもっと濃い液を作ってやろうかな。片栗粉も混ぜようかな。噴霧器が詰まりそうだけど。
明日、リンコル共和国はお休みします。ではまた!