藍の工房に

元気だったり元気じゃなかったりするのですが、とりあえず今日は元気です(笑)。
今日は県内の藍染め工房さんにお邪魔して、いろいろと教えていただいてきました。以前に展示会をしたときに知り合った方で、ひっそりと仕事したいとおっしゃるので詳しくは書きませんが、数代にわたってずっと藍甕を守り続けている職人さんです。
レンテンの藍布、自分で洗って干してみてちょっと疑問に思うところがあったので、お願いして実際に布を見ていただきながら、藍染めのことを教えていただきました。
レンテンの藍については、またあらためて書きますね。
藍の甕はいくつも地中に埋まるような形にしてあって、それぞれに藍が発酵しつつたっぷりと入っていました。表面は青っぽく見えますが、かき回すと青とは程遠い土色、泥色、カーキ色、茶色、なんとも表現しがたい色です。これに布を浸して上げた瞬間はまだその土色、それが洗って空気に触れるとあらま、きれいな青色になるのですね。
テレビでは見たことありましたし、本でも読んでいましたが、実際に見せてもらったのは初めてで、その色の変化にはほんとうに驚きました。
藍というのは染めて初めて青になる、染料としての藍は茶色であり、だから藍布を洗えば青ではなく茶色が出るのですね。青という色は染めた布にしか存在し得ない色なのです。
藍は常に20度前後に保たなければ死んだり腐ったりするそうです。だからその職人さんは、泊りがけでどこかに行ったことは一度もないのだとか。必ず毎日かきまわして面倒を見、寒ければ一晩中炭を焚いて温めるのだそう。そうして365日、何十年、百何十年と継ぎ足しつづけた藍です。
いきなり、本物の中の本物、を見ることができて、今日はほんとうにいい一日でした。
3月にタイで買った生成りのシルクストールを、染めていただくことになりました。どんな風に染め上がるのか、楽しみです。
(追記)
オリンパスから来月発売されるデジ一眼、発表されましたね。モックが出た時から「どんなのが出来るんだろう」と楽しみにしてたのですが、その名もオリンパス・ペン、だって。
20090617-thumb_250_01_px250.jpg
こんなカメラ。レンズ交換できるんす。でもボディーだけで9万円ほどと、なかなか高価であります。写りはどうなんだろうね。
あ、だけどファインダーがないね、これはがっかり。
ではまた

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