『瑠璃の海』ほか

例年だと夏に本を読んだりしないのですが、今年は庭と畑にかける時間をうんと短縮しているせいか、きちんと図書館に通って本を借りています。
あ、仕事がヒマなのか・・・・・・。
『瑠璃の海』『天の刻』 小池真理子
実はこの作家の小説を初めて手に取りました。なんとなくですが、官能小説系というか、渡辺淳一の女版みたいなイメージが強くて(大変失礼!)、今までは縁がありませんでした。
で、読んでみたのですが、ははー、なるほど。いや、わかりました。つまり、私がトシを取ったということなんですね(笑)。20代じゃ理解不能かもしれないと思いました。30代でも、わからない人にはまったくわからないでしょうね。40代だと結構わかるんじゃないかと・・・(笑)。
オトナの女が読む小説。『瑠璃の海』はアマゾンでの評価が低くて意外でした。私は好きですけどね、こういうの。行き着くところまで行っちゃうというの、好きです。最近発見したんですけど。
評価 『瑠璃の海』 8点
    『天の刻』 7点
『水底の森』 柴田よしき
ミステリー小説です。最初に死体。で、犯人を追いかけていくというストーリー。最後まで犯人がよくわからず、結局最後まで読みましたから、その意味では成功しているんだろうと思います。が、手法として作者が選んだ以上読者が異を唱えるのもヘンなんだろうけど、あまりにも場面転換が激しすぎて、疲れました。それと、ここまで複雑にしなくても・・・、とも思いましたが、これを「大きなお世話」と申します。
評価  6点
『真実』 グレッグ・ダイク
BBC前会長の回顧録。主にイラク政策批判を巡って、BBCを解雇されるに至った経緯がつづられています。報道の自主独立って難しいのですね。
評価  なし(回顧録ですから)

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