ようやく涼しく

連日のように30℃を超えた1週間ほどでした。
今日は朝からときどき小雨も降る天気で、ぐっと涼しくなりました。それでも時折カッと照り付けたりもしましたが。
お盆が過ぎて最初の週末。涼しさもあってか、今日はそこそこ忙しかったです(笑)。この夏は、今までにも増して静かだったので、やっと何となく夏気分(遅すぎる!)。
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ようやく煮る気分になったので、ブルーベリージャムを作りました。だって暑いとね・・・。
鍋からはみ出しそうですが、煮えると減ります。
わが家の自慢は、自家製のブルーベリーであることはもちろん、ハスカップも自家製のが入ってること。ちょうど上のほうにあるのが細長いハスカップ。ブルーベリーよりさらに目にいいんですよ。それにしては老眼が進むが・・・(笑)
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どうでもいい写真ですが、ビンを煮沸消毒しているところ。
うちはビンを何度でも使います!
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第一陣ができたところ。
この後第二陣までやりましたが、そこで飽きたのでやめました。
あともう1回は煮ないとなりません。
旅ブログで使う写真を選んでいて、確認したいことがあって、残ポジ袋を開けました。
当時の私はポジフィルムで写真を撮り、スリーブで現像し、いい写真を切り出してマウントしていました。この、切り出さなかったボツ写真を、私は残ポジと呼んでおります。で、残ポジはスリーブ状態で残しているのですが、それを見ていたら、いい写真があるんです。何でこれを切り出さなかったのか? と不思議になりました。これがいい、こっちもいい、というのはもちろん自分の審美眼みたいなものなんですけど、それも変化するものなんだろうか?
マウントした「選ばれた写真」たちは、専用のバインダーで保管しています。それは時々見ることもあるのですが、残ポジの袋には、なんかまた別の世界が隠されているようで、いつかまた開いて見てみたくなりました。
それにしても、なんでピンが来てないんだよ・・・!(笑) AFなのに!
岡山ぶどう農家のトドさんアシカさん、酷暑お見舞い申し上げます! 本日39.0℃とか! 体に気をつけてくださいね!

『朝日のようにさわやかに』『ノルゲ』

『朝日のようにさわやかに』 恩田陸
短編集。
ホラーだったり、そうじゃなかったり、ショートショートだったり、もちょっと長かったり。
どれも面白かったけど、表題作だけがちょっと意味不明だったかな。かなり流して読んだこっちも悪いのですが。
評価  4点
『ノルゲ』 佐伯一麦
正統派の私小説。一体いつ以来だと考えてしまうくらい、久々にこのジャンルの本を読みました。作家の名前を知っていたから、というのは大きかったですね。たしか東北地方のどこかで、不器用な小説を書いている人だ、ということを記憶していました。
美術を学ぶためにノルウェーに留学する妻について、一年間オスロで暮らすことになる男の、ただひたすらに日々の小さな出来事と自分の心の裡をつづっていく本です。
それを読ませるってのは、やっぱりただ事じゃない、んですよね。
10代の頃、教科書で私小説を学ぶと、こんなもので作家になれるのなら誰だって・・・、と思ったものですが、今はわかります。こんなもの、じゃない。やっぱりそれは、それだけの力があるから世に出るし残るのだって。
器用な作家なら掃いて捨てるほどいる中で、不器用な作家って貴重です。かつて高橋和巳がそうであったから、というわけだけじゃないですが。おそろしく個人的な意見ですがね。
評価  4.2点