佐久では半袖

夕方、買い物に佐久まで出たのですが、子どもはもう半袖で歩いていてびっくり。確かに今日は暑かったですね、夕方は長袖でも平気でしたが、日中は夏のようだったのだろうな。佐久は軽井沢より標高が低く、気温も高いです。

ウメはだいぶ「柴犬専用ドッグフード」に慣れてきて、お湯でふやかしてやるとよく食べるようになりました。今は投薬も一緒なので、これはチーズにくるんでわからないようにして食べさせています。朝も散歩から戻るとお腹が空いて、じーっと皿の前に立っているので、ドッグフードをやっています。
ウメは、おすわりやお手など、犬ならたいてい覚えさせられることを、一切覚えずに育ちました。テツがいた頃は、テツがオスワリするので横で一緒にしたりもしていたけど、今はまったく。甘えることもしません。ただ黙ってじーっと、お皿の前にいるだけです。
何もしなくても自分にも与えられる、という確信を持って生きてこられた犬なのかな。
テツは何かしなくちゃもらえない、愛してもらえないと、いつも必死だったように思います。
生まれてすぐにうちに来たウメと、途中で怖い思いをたくさんしてからうちに来たテツの、大きな違いでした。
ウメのこの安定感というか、泰然自若としたところは、見習いたいといつも思っています。もう少し寿命があるようなので、学ばせていただきたい(笑)ものです。

 

ネパールで数日前に大きな余震があり、震源地はテレビで報道された時の地図から見て、ちょうど中国~ネパール友好道路の国境のあたりかなと思っていましたが、今日ネットを見ていたら、エベレスト街道のサブルートにあるターメという村から30キロほどのところだったらしいです。私の見当と大きな違いはなかったかな、もう少し西だと思いましたが、意外に東だったか。

ターメ村は、1995年頃に1度、エベレストに無酸素で11回登ったアンリタ・シェルパさんの取材をさせてもらった時に、彼の故郷を見てみたいとこのあたりを訪れ、寄ったことがありました。村外れの小さな宿屋に泊り、子どもたちの写真を撮ったりしました。2006年に再び訪れ、その時泊まった宿を探し当てました。村はずいぶん大きくなり、建物も増え、探すのがちょっと難しかったです。子どもたちはもう全員巣立っており、奥さんがひとりで宿を切り盛りしていました。昔の写真を引き伸ばしたものを渡すととても喜んでくれました。

2度の地震で建物の殆どが被害を受け、たいへん酷い状況になっているようです。おそらく私が泊まった宿も、被害を受けていると思われます。窓枠や扉などは木材ですが、基本は自然石を積み上げて壁にしていますから、耐震性とかそういうことはまったく・・・。2階建てだったので、せめて人的被害がなければよいと願っています。
ターメは美しい村で、メインルートではないために訪れる人もめちゃくちゃ多くはなく、私は大好きでした。クムジュン、ゴーキョ、ターメ、この3つの村は忘れられないな。
そういえば2006年の時は、エベレスト登頂記録を塗り替えたばかりのアパ・シェルパさんのゲストハウスが建築中でした。多くの著名なシェルパを輩出する地でもありました。

  2006年秋のターメ村 3800米くらい

 ターメ村、コンデ・リの麓

奥の谷からの沢が広がっていく小さな扇状地のような場所にある小さな村です。エベレスト街道はもう卒業だな、と思っていますが、もしももう一度行く機会があるならば、その時はこの谷を上へ詰めて、その先にあるテシラプチャという峠を越えて、ロールワリン山郡を抜けて下山してみたいと思っていました。もうルクラで来ない飛行機を待つのは勘弁だと・・・。

村々の再建が1日も早く進みますように。

明日も天気よく暑くなる予報です。藍の植え付けを始める予定。ではまた

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