間違えた・・・

紬の着物をほどいたもので、コートを作っている最中です。自分用にと11号の型紙を使いましたが、どう見ても小さい。文化出版局のものなので、通常のいわゆる「実物大型紙付き洋裁本」に比べると「小さい」問題はあまり出ないはずなのですが、今回は何がどうなっちゃったのか、えらく小さい。自分が大きくなったのかな?(そんなはずは・・・・・・)

で、衿も「衿腰」付きのものに初挑戦。衿腰って何のことやらわからなかった、衿を付けたあとでその部分を覆い隠すものなのかなと思ったりしましたが、そうではなく、衿に合体させるもののようで、一手間増えた衿ということになりますね。台襟とはまたちょっと違って。
そして今日、その衿も完成したので、いよいよ見頃にくっつけるところで問題発生。
どうやっても、衿が小さすぎて、足りないんですけど・・・・・・。
どんなにいせこんでも、これ以上は無理、ってところから、まだまだはるかに衿が小さい。
型紙が間違っとったのかと(スタイルブックには珍しい実物大型紙を使いました)、思わず文化出版局に電話しそうになりましたが、もう一度よく確かめてみたら、後ろ身頃の肩線を間違えてました。ほかの形のものと一緒の型紙なので、別のラインを取ってしまった模様。でもここで襟付け線が短くなるってことは、さらに小さくなるんじゃない?
明日肩の部分をやり直して、衿付けてみよう。
出来上がりが楽しみです(というか不安だ)。

今日は、「邯鄲」という夜会DVDを観ました。どえらいものを観てしまった。最大限の賛辞としてだけど、怖い女だわ、この人。こんな怖い女を・・・・・・、いやなんでもない(笑)。(「・・・・・・」にどんな言葉があてはまるか、考えて20字以内で答えよ。なーんてね)
演劇ではもちろんなくて、歌の劇。役者さんが出てきてどうこうという劇ではないのだけど、こういうのは何と呼ぶべきジャンルなんだろうか。夜会というジャンルなのかな。
うさぎが出てきて、酔いつぶれて寝てしまった設定の彼女を起こすところで、「な~る~ほ~ど~、邯鄲一炊の夢、つうことだね」と理解しました(遅いか)。これでうさぎに対するもやもやはなくなった。もう大丈夫だ。あとはゴジラとワニをやっつけろ、と (笑・そのDVDはまだ届かない)。最後まで観たら、その一場面を「夢」としてるんではなくて、最初から最後までが「一炊の夢」であった、ということで終わっていましたが。「一酔の夢」、ですかな。
完成度が高くて、浅田次郎で言えば『蒼穹の昴』書いちゃった的な到達感があるんだけど、これでまだ2作目。
お話になっている夜会(「24時~」とか「今晩屋」とか「2/2」など)もいいけど、このスタイルもとてもいいですね。ぜひ生でまたやってみてくれないかな。「言葉の実験劇場」という夜会のキャッチフレーズが、よく飲み込める2時間でした。

そうそう、これが上演されていた時は、私にしては珍しく、インドネシアに居りました。この年の夏に、念願のチベット・ラサに、棚からぼたもち的に立つことができ(チベットは当時鎖国状態でしたが、ラサ経由カトマンズ行きの飛行機に乗ったところ、ラサで大量のオーバーブッキングが発生しており、混乱に乗じて逃げおおせました)、何となくのんきなところに行きたくて、初インドネシアでした。今では一大リゾートになったらしいロンボク島なんかも、当時はほんとにのどかななーんもない島でしたな・・・。
コクーンには行けたわけがない(確認してどうする、という気もするが)。

明日は寒くなって、マイナス5度のプラス5度、の予報。風が強かったので、広葉樹の葉はもうほとんど落ちてしまいました。ではまた

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