雨ときどき霰

という一日でした。
以前は、雨が降ったら散歩はお休みにしていましたが、今は雨でも行くようにしています。ウメが喜ぶし、飼い主としてもウメにおしっこする機会を多く与えたいので。
ほとんどの時間を眠って過ごしているウメです。ご飯だよ~と起こして、食べさせ始めると、「あっ、トイレっ!」とばかりに突然デッキに出ようとします。出してやると、トイレに行ってくる。戻ってきてまた食べる。
やっぱり、おしっこを濃縮することが出来にくくなってるんだなぁと、こんなことからも推測できます。
でもとにかく、少しでも食べて、飲んで、出すことさえできれば。
と、ウメを励まし、自分も励ます今日この頃であります。

『おまえさん』 上下  宮部みゆき
読み始めてしばらくは、「宮部みゆきの語りの澱みなさってなんなのよ」と、驚嘆しながら進んでいったわけなのですが、とにかく話が長くて、途中からは冗漫とすら思えてきて、斜め読みしたりして、どうにか読み終えた。いいんだが、長い。通勤時間を紛らわせるためになら、この長さはありがたいと思うかもしれないが。
池波正太郎ならこの百分の一で同じことを語る・☆3

『猫を抱いて象と泳ぐ』 小川洋子
あぁ・・・・・・。
この国に生まれ、日本語を母語とできたことを、ほんとうに幸せだと思います。
そして、ほんとうに、この作家に再会できてよかったと。『妊娠カレンダー』で粉々になっていたこの作家に対する評価を、『博士の愛した数式』を「だまされて」読んだおかげで修正することができてよかった。『博士の~』ブームに感謝だし、その頃に「だまされたと思って読んでみたら」と貸してくれたAさんにも感謝。
小説を読む喜びを与えてくれる作品でした・☆4.5

ではまた