雨ときどき霰

という一日でした。
以前は、雨が降ったら散歩はお休みにしていましたが、今は雨でも行くようにしています。ウメが喜ぶし、飼い主としてもウメにおしっこする機会を多く与えたいので。
ほとんどの時間を眠って過ごしているウメです。ご飯だよ~と起こして、食べさせ始めると、「あっ、トイレっ!」とばかりに突然デッキに出ようとします。出してやると、トイレに行ってくる。戻ってきてまた食べる。
やっぱり、おしっこを濃縮することが出来にくくなってるんだなぁと、こんなことからも推測できます。
でもとにかく、少しでも食べて、飲んで、出すことさえできれば。
と、ウメを励まし、自分も励ます今日この頃であります。

『おまえさん』 上下  宮部みゆき
読み始めてしばらくは、「宮部みゆきの語りの澱みなさってなんなのよ」と、驚嘆しながら進んでいったわけなのですが、とにかく話が長くて、途中からは冗漫とすら思えてきて、斜め読みしたりして、どうにか読み終えた。いいんだが、長い。通勤時間を紛らわせるためになら、この長さはありがたいと思うかもしれないが。
池波正太郎ならこの百分の一で同じことを語る・☆3

『猫を抱いて象と泳ぐ』 小川洋子
あぁ・・・・・・。
この国に生まれ、日本語を母語とできたことを、ほんとうに幸せだと思います。
そして、ほんとうに、この作家に再会できてよかったと。『妊娠カレンダー』で粉々になっていたこの作家に対する評価を、『博士の愛した数式』を「だまされて」読んだおかげで修正することができてよかった。『博士の~』ブームに感謝だし、その頃に「だまされたと思って読んでみたら」と貸してくれたAさんにも感謝。
小説を読む喜びを与えてくれる作品でした・☆4.5

ではまた

4件のコメント

  1.  ウメちゃん 食べて出してそれが大事なお仕事ですね。今ハハもそうなんです。
    がんばろうか。がんばらなくてもいいよっていわれたり、ちょっとよくなると、もう
    チョっクラがんばって欲しいなぁ、なんていわれたり勝手だ!とウメちゃんにも
    おこられそうですが。
     小川洋子のチェスの話はここ数年で私のベスト5に入っています。先日も
    小川洋子に魅かれて、河合隼雄との対談を読みました。その中にでてきた
    本が気になっていたのが昨日手に入り昨夜読み始めました。アンネ・フランクの
    あの日記にでてくるアンネの友人が書いたものなのです。なぜ、彼女は行き
    残ったのか…予期しない内容で眠れなくなってしまいました。彼女の夫の
    名前があの博士の公式のルート君と同じ、ルートでした。

  2. そうなんですか、最期ってむずかしいですね・・・。
    がんばらなくていい、がんばれ、どっちなんだ! って。
    もしかしたら、いま「妊娠カレンダー」を読んだら、私、深々と頭を下げるのかもしれません。
    でも何だかそれもコワくて読めません・・・w

  3. わたしも妊娠カレンダーを読んで、もうズッと縁がない
    小説家だろうな っと長いあいだ思っていました。今から
    思うととっても私はムズカシイ年頃だった。
     超特急で軽井沢一泊してきました。浅間がきれい。
    我が家の軒になが~いツララができてましたよ。夏に
    滞在してたときは大日向にゴヨウテイができるのか?
    なんてききましたが、それがどうもビルゲイツの別荘
    みたいですね。

  4. び・・・・・・、ビルゲイツの別荘~~~~~?
    初耳です、って、住民なのにw
    なぜに軽井沢? ヨセミテあたりじゃダメなんでしょうか?
    妊娠カレンダー、客観的な評価ってどうなんでしょうね・・・
    私もムズカシイ年頃に読んだことだけは確かですがw

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