また雪、まだ雪

今朝から降り出した雪、ときどき霙になったり雨になったりしながら、降っています。それほど積もる気配はありませんが、夜に気温が下がると積もるかも。まだまだ気温も低いし、冬は去りそうもありません。

ウメはおかげさまで、まだ頑張っています。最悪の状況は既に脱した、と思います。検査などしていないので、正確にはわからないのですが、少しずつ食べる量も増えてきたし、食べられるものが増えました。活発度でいえば、悪くなる前を10とすれば、2~3といった感じかな・・・。何しろほとんど寝ているし、声をかけたり触れたりしても起きないです。よほどのことがあって起きる。自分が水を飲みたい、トイレに行きたい、散歩したい、などですね。
何とかこの状態を維持しつつ、もうちょっと元気にならないかな・・・・・・。欲張りか。
みなさん祈ってくださってありがとうございました。今すぐの危機は回避したと思います。ご心配おかけしました。

ウメはいくぶん回復してきたのですが、かわりにミシンが駄目になりました。結婚前に夫に買ってもらったブラザーのミシン、とうとうどうにもならなくなりました。直線は職業用ミシンで縫っているので、このミシンはボタンホール専用に置いていたのですが、ダメになった・・・。ボタンホール用にミシンをひとつ、買わなくちゃならなくなりました。
家庭用ミシンの進化はおそるべきものがあり、しかも価格破壊でとんでもなく安い。
今回壊れたミシンの、性能は20倍、価格は半分、的な感覚です。
価格破壊、いいのか悪いのか・・・・・・。

『末裔』 糸山秋子 (いと、は糸ふたつのいと、です)

糸山さんの小説は、芥川賞を取ったときからずっと追いかけていて、ハズレが少ない作家だと思ってました。数年前に『ばかもの』を読んだときには、「とうとう書きましたね、今までの作品は全部ウォーミングアップでしたね」と思ったものです(ブログ記事で確認しましたw)。
そしてその後しばらく読まずにいて、今回のこれです。家族の物語、と帯にはある。糸山さんが家族を描くとはこれいかに(私の中では個を描く人だと思っていたので)。

おそれいりました。

間違いなく、同時代を生きる、同世代の、トップランナーだわ。
あなたにしか書けないものを、たしかに書いている。
いい小説をありがとう ☆5つ

そうだ、1つつけたし。
糸山さんの出す単行本はどれもたいへん薄い。その薄さが糸山さんの特徴だわと思っていて、いつかこの人が厚みのある本を出したらそれだけでニュースになる、と、たしか前に書いたことがある。
この本を見た時に、「えっ、イトヤマ、ついに厚い本を書いたのか?」と思いましたわw 格段に厚かった。それでもほかの、たとえば高村薫なんかと較べたら5分の1とか・・・? もっと薄いかも。
それにしても、少ない文字数でこれだけ語れるというのは、ものすごい才能だと思います。

ではまた