旅の資金とか旅行保険とか

ドルが少し戻してきたなと思いながら為替ニュースを見ていたのですが、今確認したらタイバーツは2.5円になってました。1万円持っていくと3900バーツ以上が手元に来る計算。これはすごいですね、私が知る限り最も高いレートじゃないかな。
数年前に長期滞在したときは、たしか2600バーツくらいだったような気がする。この時はここ10年ほどの間では最も低いレートだったけど。
インドルピーも1.6円ほど。
ほんの20年前、インドルピーは10円強、ネパールルピーは5円、タイバーツは5円台後半、だったのが、今はこんな感じ。もちろん物価は上がっているので、実際に使う日本円はあまり変わらなかったりします、いや、むしろ増えてるな、これは当たり前か。

話は変わりますが。
ローンを組んで世界一周貧乏パッカー旅に出る人がいる、とネット上の記事で見かけて、世の中変わったなと思いました。旅行のためにお金を貸してくれる銀行があるとは思わないけど・・・(?)。でもまぁ、そういう風に借金して旅に出る人がいるんだねぇ。
いま働いて作ることができないお金を、旅が終わってから返すことができるんだろうか、と素朴な疑問。
一般的にはがむしゃらに働いて資金を貯めて、それから旅に出る人が今も圧倒的に多いとは思いますが。自分もこのクチです。数年やれる資金を貯めてから旅を始めました。私の場合は長期旅行をする体力がなく、3ヶ月程度を繰り返す、合間に帰国しては働いていたので、最初に貯めた資金はずいぶん長く回転資金としてもちました。

上に書いたローンを組んで・・・の旅行者は、病気で客死してしまったのですが、旅行保険が切れていたというのがその事情としてあったのでは? と記事にありました。旅行保険って、使いすぎると次に入れない、もしくは更新できないんですよね。盗難補償とか使い切ってしまうと、という意味だと思います。

私が旅を始めて間もない頃、知り合った女の子がアフリカに行きたいと言って、ちょっとだけ相談に乗ったりしたことがありました。私はアフリカは知らないけどね。んで、旅立ちを見送って帰国して再会したら、ちょっと感じが変わってたのね。話も噛み合わない。そのうちに旅行にかかったお金を取り返した、というようなことを言い出して、どういうこと? と聞いたら、荷物を盗られたことにして盗難証明書を作ってもらって(もちろん何がしかのお金を払って警察で作らせたんでしょう)、保険会社に出して限度額一杯の補償を引き出した、というんです。40万だったかな・・・。
あぁこの子、魂を売っちまったな。
キラッキラした目をした可愛い女の子だったのに、ほんとに雰囲気も変わってしまってた。「旅行保険詐欺をやらない奴はバカ、何をいい子ちゃんぶってんの」と、彼女は思っていたかもしれない。以後、彼女とは付き合っていません。
彼女がひとりで考えてそんなことをしたとは思わない。たぶん日本人宿で、腐ったオヤジに吹き込まれてその気になって手伝ってもらってやったんだろうと思う。旅をしている人間というのも様々で、ダメな奴はほんとにダメ。

いま思い出したけど、その後何年かしてから、一度だけ彼女を見かけたことがありました。バンコクから成田に向かう飛行機の搭乗口で。いかにもなぁ~って感じのオッサンたちとつるんでいた。声をかけようか迷ったけど、他人のそら似かとも思えたし、何より私はその時、海鮮ラーメンに当たって食中毒を発症しつつある最悪の状態だったので、そのままにしてしまった。人づてに、その日確かに成田行きに乗っていたと聞いたのは後日談。

私は旅行保険を1度しか使ったことがありません。ぎっくり腰になってタイで整形外科にかかった(かっこ悪・・・)。風邪を引いたりちょっとした病気でクリニックにかかることはあるけど、旅行保険を使うほどじゃなく、めんどくさいし、いつも自費でかかってしまいます。今は有料カードの付帯保険でいいかなと思ってる。保険はお守りです、滅多に使うことはないけど、その「滅多にないこと」が起きてしまったら、なければ困る。
付帯条件などを確認しておこうっと。

保険で思い出した。
派遣社員をやっていた頃、大手電気会社に行ってたことがあるのですが、そこで生命保険の話になり、「私は入ってますよ~、養老保険」と話したら、
「明日どこにいるかもわからない、インドに行くより品川に通勤するほうがしんどいアナタが生命保険に入っているなんて!」
と、社員の皆さんに心底驚かれました。
私って意外と凡人でしょ?(笑)

ではまた

ばかやろー!(脱力系)

脱力しながらばかやろーと叫んでもいいですか?

インドビザ取得のための必要書類から、ホテルバウチャーと往復航空券と残高証明書が消えましたよ。
つまり、過去のとおり、申請書だけでビザが取れるように、元に戻ったんだよ。
ふざけてるんじゃないよ。
たった2週間で元に戻すような改正をするんじゃないよ。
しかもこのタイミングで。
あたしがビザを取らなきゃならんこのタイミングで。
バウチャーのために見たこともないホテルを予約させられ、おまけに代行屋まで使ってしまったこの私の気持ちってやつを考えてみろ。

敗北感と屈辱感がないまぜだよ。

もうほんとにばかやろーだ。

インドって。
インドって。

あちゃ、笑えてきた・・・・・・。
めちゃくちゃ頭にくるが、しかし、笑えてくるってのは・・・。

インドだわ。

やられた。

どこかでこうなるような予感はあった。

もういいわ、私のパスポートはどっちみち今インド大使館だよ。

楽しんでくるわ・・・・・・(ほんとに脱力)