今日は夏至。一年でいちばん昼間が長い日。
蒸し暑いけれども、ただただ長い冬のことを思えば幸せな季節です。
わが家でもバラが咲いてきました。日照がいまひとつの場所なので申し訳ない、とバラに謝ってます。
こう蒸し暑くなってくると、わたくしの家での服装は サロン! になります。
ご大層なものを着ているわけではなく、インドネシア製のプリントバティックの布を筒状にした、現地の人たちも普段着として使っているもの。これをぱっと巻いてくるくる折り返せば、もうそれで誰が来ても大丈夫。これほど楽ちんな服もそうはないと思います。
いつもはズボンしか着ない私も、タイや日本の夏はサロンがいいです。
しかし、これは「サロン」を特別なものとして意識しない人に特有の感覚なのかな、と最近思うようになりました。私の場合は旅をしていたので、サロンを持つこと着ることは当たり前だった、サロンで暮らしている人たちを何百何千人と見てきて何の違和感もない、のですが、そうじゃない日本の人に「サロンを着ましょう」と言っても無理かもしれないな。
でも、布を裁たずに作れる服という意味で、サロンは捨てがたい。
そこで、こんな風にしてみましたのですよ。
紐つけただけなんだけど、筒状の布が立派なスカートに。
後ろはこんな風になってます。サロンの場合、普通は片畳みにするのですが、これは両方から畳んでます。
この形は、チベタンドレスの後ろスタイルに似ています。チベタンドレスはジャンパースカートのように上もありますから、また、形状から言っても厳密には違いますが。
2000年にラサへ行った時だったか、欧米人の長身の女性が黒いチベタンドレスを着て、街を颯爽と歩いているのを見たことがあります。白か薄いブルーのシャツをインに着てた。旅行者ではなく、何らかの仕事で住んでいたのでしょうが、すごく似合っててかっこよかった。
80年代後半か90年代前半のエベレスト街道では、白人の若い男たち数人を置き去りにして疾駆するシェルパニを見かけました。パンボチェからペリチェへ上がる丘の道、ということは90年か。こちらはグレーのチベタンドレス、上にはジャンパーを着てたかな。白人どもが彼女を怒らせたのでしょう、まぁその速いこと速いこと、後からへろへろのむくつけき男たちが追いかけて・・・・・・。あの頃、エベレスト街道でガイドをしているのはほとんどがシェルパ族だった。
チベタンドレスと聞くと、いつもこの2人を思い出します。
ウメ様の「寝食い」。行儀悪いなぁw
サッカーは全然見ないのですが、日本、結構いいみたいですね。がんばれ~!
ダライ・ラマ法王14世、長野訪問を終えて次の石川県に。どうぞお元気で!
ではまた