布、布、布・・・

行く度に必ず探して買ってくるタイの手織りストール。
糸も手紡ぎ風にごつごつと太く風合いのある仕上げで、全体にとても粗い織り。
何かを作るにはたいへん苦労するのは、ひとえにこの粗さ故。
でもたまらなく好きな布であります。
今もたまに、田舎のほうを回ってみると、これを織っている人がいて嬉しくなる。
この山は、販売するものの中から自分が気に入ったものを抜き出して、貯めているところ(笑)。全部売ってしまうと、次に行ったときになかったら困る、というのもあります。ある日忽然と消えてしまう可能性だってゼロじゃないし。
いつか作品にするかもしれません。


片付けた棚。とっても片付けて、これだ。
とにかく布がたくさんありますなぁ・・・・・・。無地もあればイカットもあればマットミーもある。素材はここに写っているのはすべて木綿。シルクはさすがに、ちゃんと虫除けをして保管しています。

実はオットが作業台を作ってくれましてね。
台の下にも棚ができたので、思い切って作業場を整理したのでした。
端切れも全部出してきて、大きさで分けて、処分するものは処分することに。どうにも何にもならない切れ端だけですが。
端切れの山の下のほうから、失敗して「なかったことにした」ものも数点出てきて、あらら・・・(笑)。生き返らせることができそうなものは、そのうちなんとかしようかと。そしてまた数年が経過することは目に見えている。

新しいパターンを作り、また試作します。
明日は雨の予報、というか、すでに降っています。ではまた

来た

朝のワイドショーを見て、同じような年齢の女2人が、別々の土地で、同じような詐欺と殺人を繰り返していたらしいことを知りました。最初は同じ人が鳥取のほうでもやらかしていたのか、と思ったくらいです。34歳と35歳だっけか。
でも、その後の報道を見ていると、そのあまりの隔たりに、ちょと愕然とするくらいです。
方や1億近くとも以上とも言われる金額を騙し取り、自身はすっかりセレブ気取りで豪華マンションに豪華な車、食い道楽に走り、その自身の暮らしぶりをブログにアップして自己満足に浸る。
方やたいした金額は詐取しておらず、ただひたすら何も考えずに生活費をちょこまかと借りては踏み倒し、催促されることにめんどくさくなって消えてもらう、の繰り返しに見える。生活は荒れ放題で誰がどう見たって破綻している。

やったことは似ているのだけれど、ここまで両極端の女の人生を見せられると、いろいろと考えさせられますね。
「見せる自分」なんてものについても考えました。これは豪華女のほうだけど、完璧なブログを作って人に見せることで、自分の虚栄心を満足させているわけですね。で、これはまぁ、この女の虚栄心だけなのだけど、世に溢れるありとある情報の大部分が、実は「見せる」ために作られている、のですよね。決してそれは「素の何か」ではなく、「見せるための何か」なのですよね。作為が働いている、と言えばかなり当たりかな。
ブログなどというものはその一つの典型で、多くの人が作為的に作った自分、あるいは作った何か、を発信しているわけです。見られたい自分、なのかもしれない。見せたい自分、でもあるのだろう。あぁ、それは一体、何なのだろうと、思いませんか・・・?
商売の話をすると、私自身のこのブログや、ショップのブログなどは、もっともっと「作る」べきなのだ、と、思うこともよくあります。人があこがれる、人を惹きつける、素敵だわ、素敵な暮らしだわ、もっと知りたい・・・、的なことを思ってもらえるように「作る」ことがね。そうするべきなんだろうと思いつつ、そして自分はかつて、まさにその仕事(いやいや、詐欺じゃなくてね、昔雑誌作りとかしてました)をしていたのだから、技術的には可能なのだけど・・・・・・。

めんどくせ。
と思う時点で、私はセレブ豪華詐欺女ではなく、自宅周辺に生活道具を積み上げる破綻女の系列なんだろうなぁと、思うのでありました。

まぁ、あそこまで破綻する気もない小市民の私は、せっせとサンプル縫製に励んでいるわけなのです。
ようやく出来たチャイナスタイルのシャツ。えらい苦労した。やたらと失敗してはほどいた。衿なんか裁断し直す羽目に陥った。やっとできたけど、再チャレンジはしたくない・・・。
簡単だと思ったパターンが、実はやりにくいと気づきまして・・・。
またパターンから作ります。


これが参考にした20年前のチャイナシャツ。
大理の第二招待所から山に向かってちょっと歩いた右にあった仕立て屋さん。おじいさんだったから、もうこの世の人ではないだろうなぁ・・・。大理もずいぶん変わっただろうし。二招と言ってわかる人は、相当なロートルパッカーだしね。

で、上のシャツの仕上げをしていたところに、車が入ってきて、佐川急便。

来た!
のはコレだ!
なかなか届かないので、お金を振り込んだコンビニのおばちゃんにガメられたかと心配していたのですが(普通の日本人はこんなことは思わないですよね、すいません、いつもインドとかでいろいろやられてるので・・・)、とうとう来ましたよ。2階ってのがね、またね、なんとも控えめで。
これを楽しみに、しばらくがんばります。とりあえず、パターンやり直すか。

ではまた

掃除日和

朝からすっきりと晴れ、風もなくおだやかな一日でした。

午前中に網戸をはずして洗い、干してしまいました。
ウメの抜け毛がひどいので、デッキに移動させて玄関横を掃除。敷物を干したり。
出入りに使っているデッキの掃き出し窓のところがずいぶん汚れていたので、ついでに水洗い。
それから風呂掃除。いつもはしないカビとりなどもしてしまいました。

作りかけのシャツを縫い上げて、これはこれでいいのだけど・・・、と思いながら、中国で仕立ててもらったシャツを参考にまたパターンを作って、裁断。
不精して床で作業したらてきめんにお尻にきまして、慌ててストレッチなどやって。
裁断のための台が欲しくなってきました。
今はできるだけ、机の上でやるようにしているのですが、一方からしかアクセスできない状況なので、できれば四方から台に向かえるのがベストなのですよね。が、そんな場所がないのも事実で。

明日も気持ちよく晴れそうです。気温もそこそこ、軽井沢はそろそろ、行楽シーズンとしては最後に近づいてます。ではまた

ベンツに抜かれながら

浅間サンラインを制限速度+12キロくらいで走っていたら、ベンツにあおられた挙句に抜かれた・・・・・・。ベンツのくせに品のない運転をするもんだわ。車種はあまり関係ないかな。誰かあのベンツ捕まえてくれよ、瞬間80は出てましたぜ、間違いなく。

買ってきました。

昨日、だったか発売の、新譜ですわ。広末涼子サン主演の「ゼロの焦点」の主題歌にもなっている、「愛だけを残せ」。ストレートですわ。のっけから、がなり系ですわ。でも、好み・・・・・・(笑)。単純な体育会系だから私。
もう一曲のほうは、「闘りゃんせ」っていう歌なのですが、うーん、多分あまり聴かない部類になりそうです。
このジャケ写ですが、ぱっと見、高島礼子さんに見えませんこと?
なんかね、この人、明らかに、どんどん綺麗になっていく、ような気がしてならない。

2曲のはずなのに4曲書いてあるように見えて、めがねかけてよく見たら、同じ曲が2つずつ。別バージョンがあるのかなと思ったら、なんと、カラオケ? なのですか? 歌ってね♪ ってことなのね?

よしっ。
練習して、次のカラオケの時には歌うぞ!
誘ってくれ、友よ! ww

ヘンリーネックの続きをやっているのですが、いまいちすっきり決まらなくて苦労してます。
思いついて、20年前に中国の大理で縫ってもらったチャイナシャツを引っ張り出してきた。なんと懐かしい、ほんとにちょうど20年前だった。なぜ覚えてるかというと、そのときに、ベルリンの壁が壊されたというラジオニュースをみんなで聞いたから。さっきNHKでその記念番組をやってました。
まじまじと見てみると、参考になる部分がたくさんあります。ちょっとこのパターンでやってみようかな。

♪ 愛だけを残せ 壊れない愛を 激流のような時の中で
愛だけを残せ 名さえも残さず 命の証に 愛だけを残せ ♪
(永遠リピート中)
ではまた

柿剥いたり

今朝も氷点下、霜がバリバリに降りました。犬の散歩には耳当てつき帽子と手袋が必携になってきました。11月上旬でこの寒さ。いつもこんなものなのか、今年はマシなのか、10年も住んでいるけど毎年わかりません。

インゲン。
これはほぼ枯れた莢からとったマメ。
ほかに、枯れる前にこの強烈な霜に当たった緑の莢がたくさんあって、それはどうしたものか・・・。干せば同じようなマメになるのだろうか。ならないような気もするし。

ほんとは霜がくる前にとりたかったけど、ギリギリ間に合ったか、柿。
毎年書いているのでご存知の人はご存知ですが、下界では甘柿、高地に連れてきたら渋柿になった柿です。
見上げているときには「今年は不作だな、30個くらいしかないや」と思っていたのですが、
取ってみたら80個以上ありました。
私の「世界を把握する力」というのは、このように、まるっきりイカれているのであります(笑)。
半分ほど剥いて吊るしました。あとはまた明日。

と、このようなことをしておりましたら、出かけるタイミングを失い、今日は出かけませんでした。
明日も、出られるかどうか自信ない。
天気はいい予報です。寒さも今日よりは緩むそうです。ではまた

初雪

浅間山の初冠雪が全国ニュースになっていましたが、ふもとの軽井沢も積雪がありました。
ここ追分原で3cmほどでしょうか。
晴れて日が当たればすぐにとけてしまう程度の雪でした。
それでも最低気温は氷点下3度ほどで、凍結の時間帯は怖いですよね。
最高気温も5度ほどと、えらく寒い一日でした。
この冬初めて、アタマが冷たくて帽子をかぶりました(笑)

先日作ったヘンリーネック・シャツのパターンを修正し、また1着分裁断しました。
明日、縫ってみます。
いろいろと、やることばかりがあって、なかなか前に進まないですね・・・。

♪ とろ なんとかならないか 考え考え日が暮れる ♪

タイの知人に、布の写真などたくさん添付して、慣れない英語でメールを送りました。四苦八苦している知人が目に浮かびます。

さ、明日は、お財布持ってジャスコへGO!
あ、ジャスコのCD屋、潰れたんだっけか・・・・・・。

ではまた~

棚から本マグロ!

午前中、歯医者に行って待っているときに待合室の新聞を広げたら、「中島みゆき」の文字が目に飛び込んできました。何だ? まさかよくないニュースか? と思ったら、紫綬褒章を授与されることが決まったそうで。で、その知らせを受けたコメントが、タイトルのひとこと。棚からぼた餅なんてものじゃなく、棚から本マグロってくらいのびっくりだ、ってぇことですね。
いいねいいね、きのう個人的に11月は祭りだと書いたんだけど、まさかこういうニュースもあるとはね。

おめでとうございます。
ますますのご活躍をお祈り申し上げますでございます。
インフルエンザにはお気をつけになり、「夜会」の休演はなし、でお願いしますw
(自分が行けなくなったりして)

この連休に、何点か服が売れまして、また縫わなきゃいけないのですが、今日はお客さんがあったりして、寒いし、だらだらしてしまいました。
夕方早くから降りだした雨が、雪に変わりました。初雪です。

『瓦礫の矜持』 五條瑛
うーん・・・・・・・・・・・・。
ものすごいボリュームの小説なのだが。
延々と続く「説明」がうるさく、いつまでも本題に入らず、やたらと登場人物が多く。
大風呂敷を広げまくり、広げまくり、広げまくり、そして・・・・・・、コレか?
感情移入できそうな登場人物が1人もおらず、ただただ散漫で大味で胸打つナニモノもない。何をめざしたのかもわからない、不思議な小説。☆2つ

明日はついに氷点下の予報です。天気は回復してきそうですが。ではまた

11月スタート

今年もいよいよ残すところあと2ヶ月。早いですね、ほんとにあっという間です。
今年の11月はイベントいろいろ。4日にシングル発売、18日から「夜会」スタート、同日にアルバム発売・・・・・・。お布施の月です。この1年の稼ぎをこの祭りに注ぎ込むのじゃ! と、言うほどの規模ではないですが。リオのカーニバルなんて、本気で1年の稼ぎを全部突っ込むみたいですからね。
下旬には人生初「夜会」、人生初生中島みゆき。楽しみだー。
インフルエンザには注意せねば。

今日は晴れて風が強く、さぞ寒いだろうと窓を開けると意外にもぽやーんと暖かかったです。3時過ぎ、天皇賞でも見るかとふと窓の外を見たら、降りだしていました。予報よりもちと早かった。まだ冷たい雨という感じではないけれど、これから明後日にかけて、ぐーんと冷えるらしく、おそらく浅間山は初冠雪といくでしょうし、このあたりも零下になるでしょう。いよいよです。


朝、焚いたストーブの中で熾ができていたので、焼き芋など。ストーブもいろいろ出来て楽しいですわ。


新しいサンプル。ヘンリーのシャツなんですが、ヨーク付けたりしたら超めんどくさく、おまけに袖付けもチョーめんどくさいパターンを引いてしまい、後悔しながら縫いました。あとボタンホールとボタンだけで完成です。もちろんパターン引き直します(笑)。


めんどくささに音を上げつつ、針刺し製作。1個だと何かと不便なので。ほんとはマグネットを仕込んでミシンにぴたっと貼り付けたいのです。マグネット買って来なきゃ。中身はコーヒーの滓。端切れは一財産ある(笑)

そうそう、タイの知人からメールの返事が来たーーーっ!
相変わらずめちゃくちゃな英語でしたが、どうも中国旅行から帰ってきたところらしく、「中国では布は見なかったけど雪を見た」だそうです。間違いなく、麗江に行ったのでしょう。もしかするとシャングリラ(昔のジョンディエン)にも行ったかな、その先の梅里雪山ビューポイントまでも行ったかな。タイ兄弟が去年だったか、そこへ行ったので、話を聞いて行ったのだと思われ(この知人はタイ兄弟の遠い遠い親戚だったかと)。布フリークなら、そっちじゃなくて、広西や貴州なんだがな・・・。ま、そっちへ行っても、いい布が安く手に入る時代はとっくに終わってしまっておりますが。
何となく推察するに、人びとはいま、田んぼに忙しいらしい。織機の前には今は座ってる時間がないということなんだろうなぁ。田んぼかぁ・・・・・・。
で、私が懇切丁寧に「こういう布が欲しい、見たい」と写真つきで解説したのにも関わらず、でんでん違う布の写真をたくさん送ってきた・・・・・・。頼む、わかってくれ。こういうんじゃなくてだね・・・。
またメール書こう。

ではまた。