藤原伊織氏の訃報

『テロリストのパラソル』で乱歩賞と直木賞をダブル受賞、そのほかにも私好みのハードボイルド系小説を何本も書いている藤原伊織氏の訃報を、夜遅くなってから聞きました。
まだ59歳。
もったいない。
なぜ才能ある人が早く去ってしまうのか。
『テロリストのパラソル』が発表され、賞を取ったのは95年。
12年も前なんですね。
その頃、自分はまだ東京にいて、いろんなことしてたんですね。
受賞直後に読んで一気に惚れて。
新宿中央公園の描写は、今も鮮やかです。
私、東京都庁が建設されているとき、すぐ近くのビルで働いていて、毎日ちょっとずつクレーンが上がっていくのを見てたんですよ。完成する前にその仕事は終わってしまいましたけど。
新作が出るのを待つ数少ない作家の1人でした。
闘病生活は苦しかったでしょう。
やすらかに。

17回目の登頂おめでとうございます

何の話かと思われるでしょうが、
ネパールの山岳民族シェルパを代表する登山家のアパ・シェルパ氏(47)が、16日現地時間の朝、エベレストに17回目の登頂を成功させたそうです。
詳細はこちら(英文)。
17回というのは、もちろん世界ナンバーワン。
うち4回は酸素なし(英文を私がぱぱっと読んだ限りで、です。間違ってるかもしれません、ご指摘ください)。
なんにしてもすごい人ですね。
実を言うと、私が今か今かと登頂のニュースを待っているのは、アパさんじゃなくて(失礼だな)、アンリタさんのほう。別のチームで登頂を目指しているはずなんですが、どうしたかな、登れたかな。
アンリタさんは現在11回の登頂記録を持っていますが、彼のすごいところは、全部が酸素なし、というところでしょうか。年齢的にもアパさんよりずっと上。59歳ではないかと(1~2年のズレがあるかも)。
一時は再起不能説、死亡説も流れたアンリタさん。今年の春、チームを率いてエベレストへ向かうというニュースを見たときには、ほんとびっくりしました。ぜひ登ってほしいな。
朗報待ってます。