ゆるゆると

いきましょう。
「それ以上?」という声も聞こえますが。
でもやっぱり、ゆるゆる行くしかないみたいです。
脊椎の専門病院に行って、よくよーく前に撮ったMRI の画像と、今日新たに撮ったレントゲンの画像を診断してもらいました。
ずいぶん皆さんにご心配をおかけしたので、ご報告を。腰痛にお悩みの方には、何かの参考にでもなれば・・・。長いので興味がない方はスルーお願いします。
長年抱えていた「腰椎が人より1個多い」論に、答えが出ました!
ありました。6個目の腰椎。
正しく言うと、6個目になりかかってなりきれなかった腰椎の残骸。
これはつまり、先天的な奇形の一種だということでした。二分脊柱になっちゃってるのは、第5腰椎ではなく、この幻の第6腰椎でした。
こんなのがあるせいで、湾曲が強くなり(同じ長さに20個の饅頭を並べるのと21個の饅頭を並べるのでは、21個のほうがカーブさせなければ入りませんよね)、第5腰椎の下(あれ、上だっけ?)の椎間板がかなり傷んでいるのは事実。それと、この関節の可動範囲が、湾曲が強いせいでそうとう広くなっており、これも痛みの原因の1つ。いわゆる分離症も発症している、だろう(今日の画像では確定はできない)。その部分が折れて弱くなっているので、神経に触りやすい。
なんか、えらくひどい状態・・・・・・。
で、どうしたらいいんだろうか? というのが大事なんですが。
ドクターの意見としては、
「このままハッピーでいられる間は放っておけ」
ということでした。うわ、納得。
どうしても我慢できないほどの痛みやしびれになってきたら、そのときあらためてCT なりMRI なりを撮って原因を特定し、手術する方向に行けばいい、と。
何にしても、自分の状態をはっきりと正しく把握するということは大事です。大事なことなんですが、これが難しい。医者は忙しすぎて、ピンポイントでしか画像や人間を見てくれません。だから私の腰椎が6個あるってことに、ほとんど誰も気づかなかったんですよね。
今日、その意味で初めて信頼できる医師の診断を得ることができました。
わかってみると、ああそうか、って感じです。
先天的に持っている奇形(うーん、この言葉でいいのか?)なら、しょうがないとあきらめもつきます。それをいじっても、あまりいい結果は生みそうにない。
ネパールなんかに行くと、ビーサンはいてる足に指が6本ある人なんか、ザラです。腰椎が1個多いったって、まぁそんなにたいした問題じゃないでしょう。むしろそういう身体なのに、そのときそのときやりたいと思ったことはやれてきた、そっちの方がちょっとすごいぞ、ありがたかったぞ、と思いましたね。
ということで、じゃ、私はこれで隠居します(笑)。
というワケにはいきませんので、仕入れの予定を立てます。
いやー、車の振動も飛行機の座席もしんどいけどねー、しょうがないの、先天的な病気だから! と思えるってのはいいことです。大変だ大変だ、と思わなくてすみますもん。だって「先天的」なんですから。ちょっとやそっとじゃ治せないんですもん。
次にこのドクターに会うのは、私が「手術しようっ」と決めたときになるでしょう。その日が来るかどうかもわかりませんが。
よかった。このドクター、私より若いんですよ♪ どんな名医でもおじいちゃんでは、ねぇ・・・(笑)。特に今すぐ処置が必要でない私の場合、ですが。
ということで、明日からまた通常通りの営業です。