悲劇週間 

読んだ本の感想など・・・
『悲劇週間』 矢作俊彦
いやいやいや、びっくりしました。
私の中の「矢作俊彦」観が一変しました。
重い小説でした。
力作であり労作です。
この作家が内懐に持っている言葉の海の深さを垣間見ました。
饒舌を一切排してこれだけ語れる力量に畏怖します。
この作品については多くの人が実に細かな評を出してます。私には正直荷が重い。
あまりに畏れ多く、これ以上なにも書けません。
矢作俊彦、おそるべし。
『スズキさんの休息と遍歴』以降の作品を、ぜひ読んでみたいと思いました。
★★★☆☆ 星3つです
読む価値は大なれど、読者を選びまする。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)