今年も残りわずか

残すところ9時間くらいになった2020年。
コロナ一色に塗りつぶされたかのような一年だった。その中でももちろん色々なことがあり、色々なことを考えたり悩んだり迷ったりした。


八ヶ岳

野辺山あたりから。冠雪した山の美しさは独特だといつも思う。

 鳴沢あたりから富士山
今年は雪が少ないらしい、例年の姿をよく知らないのであれだけど

29日に知人の別荘にまたまた出かけてきた。薪が調達できなくて、という話を聞いたので、我が家のものをお持ちした。年末年始、心おきなく焚いていただきたい。


帰り道、野辺山あたりから群馬県境方向
残照が山に当たり、その上に月が出ていた。ベストタイミングから数分遅れになってしまい、残念だった(^^; 林があったりしてなかなか撮れなかった

 中国はここにある~貧しき人々のむれ  梁鴻
そんな2020年最後に読んだのがこれ。原題は「中国在梁庄」、(「中国は梁庄にあり」)。
取材は2009年、2010年に中国で上梓されたものの日本語訳。インテリ中のインテリである著者が自身の出生地に数か月滞在し、家族や知人から様々な話を聞き取ったノンフィクション作品。梁庄は河南省にある典型的な農村である。3つの姓の家がその村の中核を成し、その他の姓の無力な家々を周囲に置き、ただただ貧困にあえいだ時代から共産革命、文革、改革開放と、時代に翻弄されてきた。
文革時代に著者の父が批判される側であったエピソードが興味深い。同じ姓、つまり親戚に糾弾され、しかし嵐が去ればまたその親戚と付き合うという、あまりにも不条理な「村で生きるということ」。その連なりの中で著者の母は怒りのあまり憤死している。農民が農地を離れざるを得なくなった90年代以降の政策(失策)や、元気なものは全員出稼ぎに行って村には老人と、老人に押し付けられた孫たちしかいないという現在。出稼ぎに出た者は村に家を建てるが、住む人もなく廃墟になっていくという矛盾。
中国という国の底知れなさが、淡々とした「聞き取り」の積み重ねから立ち上がってくる。
☆4.5 大変意義深い良書であった

中国は2028年までにアメリカを追い抜き、世界最大の経済大国となるそうだ。この本の取材が行われたのはもう10年以上前になるわけだが、今現在も農村が取り残されている実情に大きな変化はないように思う。中国は農民の国だったのに、いつの間にか農産物輸入大国になっている。農民がなぜ農地を離れるのか、その答えの一つが書かれていて興味深かった。今では農民に過酷な税を強いることはなく、むしろ助成金が出たりするそうだ。そのへんは日本と一緒だと思った。
20世紀最大の実験と呼ばれた中国の社会主義は、これからどこに向かうのか。経済至上主義によって破壊された民族の精神性のようなものは、今後回復されるのか。取り残された人々に恩恵が行きわたるのにあとどのくらいかかるのか。
相変わらず、中国からは目が離せないなと思う。これほど外から見て面白い(興味深い)国はあまりない。

来年はもうちょっと本を読みたいな。

2021年は、今年よりはよい年になることを願って。
コロナの終息と渡航自由化を祈りたい。
よい年をお迎えください。

PCその後の変更など・メモ

SSD増設、旧内蔵HDDのまっさら化の後で行ったことのメモ
SSD=C   HDD=E

1.Windowsの一時キャッシュ(Temp)を、CドライブからEドライブへ移動
具体的には、コンパネ→システムとセキュリティ→システム→システムの詳細→プロパティ→環境変数 のTEMPとTMPをいったん削除。システム環境変数内のTEMPとTMPをそれぞれ編集からEドライブ内TEMPへ書き換え

2.firefoxの一時ファイルの保存場所をEへ移動
firefoxでabout:config  から入って、下記を
browser.cache.disk.parent_directory を E:\Temp に替えてみた

3.HDDのデータ整理
長い間、とりあえず保存し続けたものが複雑に散らばっている状態。同じものがあちこちに置いてあったりする。バックアップも複数回分があるので、900GBくらいになっている。重複しているものを整理し、捨て、古いバックアップはチェックの上で丸ごと捨てる作業中。
既に内蔵HDDにある程度コピーしているが、最終的にほぼ同期できる状態を目指している

以上、作業メモ

(追記)

ほぼHDDの整理終了

Cドライブ SSD OS、システムなど
Eドライブ HDD   内蔵、画像やあらゆるデータ
Gドライブ HDD  外付け Eドライブと同期して保存

というシステム環境にした。

 

仕事納め

新しく引き出し式の整理ケース(工具とかパーツとか入れるようなもの)を買ったので、色々なものを整理したり片付けたりしながらの一日。機械類を動かしたので、配線コードなども確認していちばん動きやすく邪魔にならないように配置してみた。
ボタン類は区分けされている大きな箱のようなものに種類別に入れているのだけど、いつの間にか混ざったりしているので全部出して整理。ものすごく小さなものが多いので、けっこう大変だった。まぁまぁ仕分けできたので満足。
先日撮影した無地生地の山を、今までは畳んで積んでいたのだが下にあるものを出すのに大変すぎるため、一定の幅で巻いて立てて置くようにしてみた。

ざっと掃除機をかけて、コンセント類を全部抜き、仕事納めにした。
来年は今年よりは頑張らないとな~、と思っとる。

今年は結局、対前年比で3割減くらいとなった。来年は、昨年並みに戻したいと思っているけど、まぁこればっかりは相手のある話なので。希望としてはそういうことで。

 『さあ、文学で戦争を止めよう』 笙野頼子
『タイムスリップ・コンビナート』で芥川を取ってる人なんだけど、借りてきても読めないことも多かった、これは数年ぶりに完読できた。
いわゆる私小説に属するものかとは思うのだけど、主軸になっているのはTPP反対。それからもちろん戦争反対だし、ネトウヨとか萌えエロとかヘイトとかそういうのにも反対。あとは猫ばなしと、自分の病気の話(難病を患っておいでだ)、家族の話(毒親毒家族らしい)、などが、かなり支離滅裂に(自由奔放なのか)縦横無尽に語り尽くされている。ある意味狂ってる。
でもおもしろい。あぁ~、これでいいのか~。と思ったりする。書くという行為はこんな風に自由なんだな~と思わされる。
もちろん作家本人は計算し尽くしてこれを形作っているのかもしれないのだが、率直に言ってかなり狂気を感じる。いい意味で、もちろん。
☆4 こういう作家もこういう文学も当然あっていいと思う

あまり知られていない作家だと思うけど、この人、芥川だけでなく、三島も野間も取ってる。野間なんて新人と本賞と両方取ってて、すごい作家。だけどかなり色んな意味で常軌を逸しているところがあり、相当に読者を選ぶと思う。たぶん根強いファンが多いはず。私は何度も読み進められなくて撤退したけど、図書館で見ると気になって借りずにいられない不思議な作家。
多くの作家がそうであるように(もちろん例外はあるのだろうが)、この人も文学に対して実に真摯だと思う。真摯すぎてどっか行っちゃうんだな。

さあ、文学でコロナを止めよう (無理か)

ではまた

やっとこチューンアップ成功

本日午後5時10分頃に、ようやくトンネルを抜け出して今回のSSD換装(増設)作業が終了。なんとかうまくいった模様だー。ドはまりした。

昨日、メモリ増設。
SSDをPC内に配線して収め、HDDからクローンコピー、直接は無理だけどSSDだけの時、またBIOSで指定した時はちゃんと起動していた。あとは「起動の順番を指定する」ことだけだと思ったのが昨夜終了時。

本日、まずHDDを外してみて、SSDだけでちゃんと独り立ちして起動するかを都合5回くらい確認した。
BIOSで順番を指定しようとしたがまったくうまくいかない。順番を指定するプロセスにどうしても行けない、それを起動してもただ単にPCがブートするだけという状態に。
さらに詳しく調べてみると、どうもHDDはきれいにしてしまった方がいいらしい。
自分では、HDDにそのまま各種データ(大事なものはもちろんバックアップ済みだが、なんだかわからないものがたくさん入っている)とOSを、万が一のために残しておけたらな~と思っていたのだが、それは不具合の原因になるらしく。
ってんで、ここまで異様に時間がかかっていたわけだが、最後にもう一度、本当にSSDだけで起動するか確認して、それからHDDをクリーンし、フォーマットした。

そして起動してみた。OSはSSDにしか入っていないのだから、SSDから起動するはず、と思いきや、なんと恐怖のブルースクリーンになって、「修復が必要です」になってしまった。こうなるともうさっぱりわけがわからず。てかHDDまっさらにした状態でこれ言われても(><) BIOSも立ち上がらないし。
最初はクリーンインストールするつもりで、マイクロソフトからUSBメモリにwin10を入れていたので、これを使って修復モードに行くことができ、コマンドプロンプトとやらを打ち込みまくって対処しようとしたが、たくさんのサイトで紹介されている

bootrec /rebuildbcd     → cドライブにOSが見つかり→ブート一覧に追加しますか? でイエスを入れても「指定されたパスが見つかりません」になってしまってお手上げ。
ここらへんはもうドはまりで、別のPCで検索しては全部コマンドを試すみたいな感じ、でも全然抜けられない……。

ここで有馬記念を見に席を外し……。

さらにはまりまくりで、ようやく、解決策が見つかった、やってみたら直ったのがこれ。

あ、その手順の前にブートローダーを見た方がいいかもしれない、これでdeviceとosdeviceがunknownになっていたら、が前提かも。

bcdboot c:¥Windows /l ja-JP

これが神様コマンドだった。「ブートファイルは正常に作成されました」と出たら終了し、起動してみたらあっさりちゃんとWIN10が起動できた。

いや~、SSD換装、簡単にできるという情報もたくさん見ていたけど、やってみたら想定外のことも次々と起きて、大変だった。やはりメーカーによっても少しずつ違うのだろうし、とにかくいちばん大事なのは、絶対に失ってはならないデータはバックアップ取っておく、ということですな。

それと、懐具合に余裕があるなら大きなサイズのSSDを買って、四の五の言わずにHDDから全部コピーしてしまうほうが、迷うところが少なくなってよいかもしれない。私はHDDが1TBもあってまだまだ余裕だったため、これを活かさない手はないと思ってしまったけど(^^; あと既に外付けHDDがあるので、2台外付けにするのは嫌だったのね。

で。

とっても速くなった ✌

あとは、まっさらになった内蔵HDDに外付けHDDからデータを戻して、ついでにこの内蔵と外付けのHDDをかなりの部分で同期しておいたらいいかなと思ってる。でもそれは明日以降……。キーボードが変らしいのも後で。

 今回必要だったパーツ類
SSD本体、メモリ、SATAケーブル、電源2また分岐

 蓋開けるとPC内ってこんな感じ

 邪魔なもの外してからメモリ増設した

 これがSSD

このへんに無理無理はめこむ

 赤いのがSSD

そんなわけでこの年の瀬にお疲れ。ネット上のたくさんの情報に助けられた。

ではまた

 

PCチューンアップ中

午前中は昨日アイロンかけた生地の撮影。

午後、満を持してPCをがばっと開いて、チューンアップを開始した。
3時間くらいかな~と軽く考えていたところが、いやいや全然そんなわけいきませんよということで、まだ途中。

メモリの増設はまぁ普通に簡単だった。いろいろ外して、メモリ挿すとこ出して、挿すだけだから。
ちゃんと4+8で12に認識された。
実はこれだけでかなりスピードアップして驚いた。

その後SSDを増設しようとして早速電源ケーブルで躓いたが、ネットに教えてもらって何とか無事に分岐させて電源につないだ。
そしてああじゃこうじゃ、OSをクリーンインストールしようとしてかなり支離滅裂になり、結局、DELL関連の各種ドライバをいちいちダウンロードしてインストールする、いったいどれをダウンロードしなきゃいけないのかさっぱりわからなくなり、とてもとてもめんどくさくてやめた。
で、現行のHDDからクローンを作ることにして、そいつをSSDに入れ込んだ。

SSDは現在SATA0 につないでいる。HDDはSATA2だ。ではSATA1は何だよという話だがそれはDVDドライブがもともとつながってた。
通常、SATA0から読んでいくはずなのに、今のところSSDからはブートできていない。ブートって何だよ、起動ね。
えぇとそれで、BIOSで、SSDから起動しろと命じると、その時だけはブートする。でもそれを記憶することはない。BIOSでBOOTの順番をいじれるはずなんだけど、なぜかその画面に進むことができない。

いったんHDDを外してみて、かなぁ。それ意味あんのかな。
HDDにもOSが入っているのが悪いのだとは思うけど、HDDからOSを抜くのも結構な力仕事みたいだし今のところ二の足を踏んでる。

 一応、元のHDDの速さ
これでも色々と不要なものを抜いてシンプルな状態にして、これ。

 これがSSDの速さ

よくわからないけど数字が大きければそんだけ速い、つまりすばらしいってことらしいのだ。上のほうの数字もすごいけど、そもそも0コンマいくつしかなかった下2行がすごい数字になっててびっくりしてる。まだそれを実感するほどには使ってないから何を表している数字なのかわからないけど。

なんとかSSDで起動できるように、明日続きをがんばろう。
ではまた

win10はDVDが見られない

ということを今日知った。
工房で仕事中はずーっと中島みゆきを聴いていることが多い。他の人の音楽はほとんど持っていないし、工房にはWIFIが届かないのでいきおい持っているもの=中島みゆき、ということになる。最初のアルバムから最後のアルバムまでずーーーーーっと聴いて、そしてまだI-PODに入れていない最新アルバムをCDのままご褒美(!)に聴いて、という感じ。これを延々とエンドレスで繰り返しているのが私の人生(笑)。

今日がそのご褒美の日で、大量の生地にアイロンをかけながら2枚聴いて、そうだまだDVDを見ていないじゃないかと思い出し、PCで見ようと思って持ってきたら「アプリが入ってない」とかなんとか言われて見られない。少し前にリアルプレイヤーというのは入れてあるけど、これで見ようとしてもうまくいかなくて、「もういいわお前には頼まん」といつもの諦めにたどり着く。
普通にテレビで見ます。

私が進化から取り残されるのも時間の問題かと思えてくる昨今だ。

インドの木版更紗にアイロンをかけて撮影していったら、全部で53種類の生地を持っていた。プラス数種類、これはもう尺が1m切っているとか、特殊な反だったりするもので、これらも合わせるとちょうど60種くらいかと思う。
何年もにわたって集めたものとはいえ、なかなかすごいなと実感。
今日はタイの無地生地にアイロンをかけてみた。そんなに高品質のものではないので、どうするか迷い中だ。でも自分ではもう使わないような生地、色目のものもたくさんある。安く出してしまえばいいのだろうか。

新しいアイロン台は、スイッチを入れると確かに上に置いたものが吸い付く感じがする。霧吹きの水分も早く抜けるし、いい感じ。足元のスイッチもなければ困ったと思う。
音がぶぉーーーんと出るので、音楽が聴きづらくなるのだけが今のところマイナスポイント。音量上げればいいだけだけど。

 

『御社のチャラ男』 絲山秋子

どんな会社にも必ずいる「チャラ男」についての小説、という帯なのだけど、読んでみると特にチャラ男に焦点を当てているわけではないと気付く。地方の小さな会社に勤める者やその周囲にいる者が、それぞれモノローグで会社、自分、社会、そしてたまにチャラ男について語るという手法。たくさんの人間が独白していくので、群像劇の面白さがある。
最初はユーモア小説かと思った、ははは、と笑ってしまうフレーズがたくさんあった。それがだんだん、怖い小説に変化していく。油断していると足元をすくわれていたたたた、となる。
今の時代の閉塞感、誰もが記者気取りで文字を書き飛ばし他者を論評し糾弾するネット社会への違和感や不安、この先どうせ先細っていくだけなんだという諦め、団塊がいてバブルがいてゆとりがいて氷河期がいてという世代間ギャップ、野心や夢や挫折や諦念や呪詛や渇望。そういうことがどっさりと詰め込まれている小説だった。
あらためて、絲山秋子すげぇなと思った。
☆4.5 最後の数章の展開が唐突すぎる気もしたのでそこだけ引いた

市井の一市民が、何か言いたいことがあるとすれば新聞の投書欄に書いて送るくらいが関の山だった昭和が懐かしくなった(^^;
初めて出版社でバイトして、雑誌の編集後記にほんの3行ほど書かせてもらえた時のうれしかったことなんて、今の時代を生きている人にはピンと来ないのではないかと思う。あの頃の我々ど素人は、発信する術を持っていなかった。今は子どもだって世界中に向けて発信できてしまう。
それがどういうことなのか、人間は幸せになっていくのか、これが正常進化なのか、わからないことばかりのようにも思う。
時々インスタなど見てみるけど、自分のまったく知らん多くは外国人がいきなり踊ったりなんだりしているのを見せられるのがたまらなく嫌。そんなものを見て何が面白いのかさっぱりわからん。動画が始まらないようにすればいいんだろうけど(できるのかな)。

あ、メリークリスマス

 

 

ホワイトクリスマスにはならなさそう

朝のうちは晴れていたがその後曇ってきて、風もそこそこ。ただ気温は8℃くらいまで上がったようで、本日は窓ガラスの掃除に勤しんだ。曇っているほうが汚れが見えやすいとか言うし。真冬日にやる羽目にならずによかった。
そもそもが完璧主義の正反対なので、「やらないよりはやったほうがマシ」で満足するレベル。まぁこんなもんじゃろうと、比較的目立つ南側を中心に、親の家のリビングや工房も含めて掃除終了。
出来てよかった。誰に見せるわけじゃないしこれでいいのだ。

工房で機械の配置換えをし、ついでに掃除もした。年内にまだ機械を動かすことがあるかもしれないが、一応は一区切り。


これが新しく導入したアイロン台
台上は90×45、今までのアイロン板と変わらないのだが、台の下に木の箱のようなものが付いていて、ここに電動のファンが入っている(ようだ)。


横から見るとこんな感じ

バキュームアイロン台という名称で、プロ用の数十万するものから3万くらいのものまで色々ある。私が購入したこれは、廉価版としては最大サイズのもので、5万強。ミシン、ロックミシンに次ぐ高価な機械になる。色々と長所があるらしいが、最も期待しているのが接着芯を貼る際の仕上がりのよさ。年を越しそうだけど、試してみたい。


手元のスイッチでいちいちオンオフしてたら仕事にならんじゃろうということで、足で踏んでオンオフするものも一緒に買った♡


今までアイロン板を載せていたスペースが空いたので、カッティングボードを1枚買い足して、3枚の裁断&作業台にしてみた。これで大体幅90、長さ180までを裁断することができるようになり、作業がやりやすくなりそうだ。

***


今日がイブなので、玄関ドアにクリスマスリースを飾った


これは店の横、ナガ族の門(!)に飾ったもの


ナガ族の門は左右1つずつの豪華版、遠く玄関にも1つ小さく写っている

毎年このブログでもご紹介していたのだが、このクリスマスリースは親しい知人から頂いていたもの。11月頃には頂いて、早速飾って、きれいなのでそのまま春まで置いていたりしたものだ。
私たちが軽井沢に来てすぐに出会い、ご夫婦で長くお付き合いをいただいた方で、身内との縁が薄い私にとってはごく近い、人生の先輩であった。たくさんお世話になり、親しくさせていただいた。
その方が今年の2月に急逝されてしまった。私たちはラオスにおり、タイに戻ってしばらくしてから報せを聞いた。前年11月に、いつものようにお別れしていた(その方は暖かい半年を軽井沢、残りは首都圏で暮らされていた)ので俄かには信じがたく、今もその空白としか言いようのないものを折につけ感じている。これから先、まだ何年も何年も、たとえその方たちが軽井沢を引き払われても、親しくさせていただくものと思い込んでいた。
昨年、その前、その前、に作っていただいたものを今年は飾った。

今年はコロナに振り回された年であると同時に、大切な知己を失った年だった。

ではまた

**
昨日書いた小池真理子氏のエッセイ(朝日新聞土曜版に連載中)に、今年数度に渡って書かれている、夫君とほぼ同時期に亡くなった方というのが、このリースを作ってくださっていた方である。**

今日はプラス5℃くらい

日中の最高気温がプラスだとほっとする。真冬日は本当に寒い。今日は5℃、外に出るのもそんなに億劫ではない気温だ。

午後、夫が所用で出かけるのに付き合って、中軽井沢の駅で落としてもらい、図書館に行ってきた。ここの図書館は御代田に比べれば大きいし、1階と2階に分かれていて蔵書数も多いと思う。が、ほんと前から思ってるんだけど、どうして本のしっぽを仕舞わないのかな~? と不思議。しっぽ、しおり紐がぴらぴらしてるの、みんな気にならないのかな? 返本されてきたのを書架に戻す前に挟み直すだけだから、たいした手間じゃないと思うんだけどな。
と言いつつ借りる本を選び、おっとその前に、知人から情報を得ていた数日前の新聞を探して読む。小池真理子氏のエッセイだ。夫君でこちらも直木賞作家の藤田宜永氏をこの1月に亡くされたばかり。そのこと(喪からの回復について)を綴った文章だった。というか、ずっと読んでいるわけではないからわからないけれども、今このこと以外に書けることがあるのかどうか……。そのこと(喪失について)を書き続けることが、この作家をここに繋ぎ止めているのかもしれない。
そしていつかその先に、新しい作品が生まれるのだろうな。書く人は、書くことでしか生きられない、のではないかと思う。喪からの回復、つまりその方法論のようなものも、おそらくは、書くことなのだろうと、恐れ多くも思ったりするわけである。

やたらと「この」だの「その」だのが多いなと自分でも思う、老化のせい?

年末年始用に、たくさん借りてきた。全部読む自信はないけど、今年はほとんど読書をしなかったので、たまにはいいだろう。今回の年越しは、アマゾンでリストアップしているのに全然見ていない映画を見て、本を読んで、過ぎていきそうだ。絲山秋子の未読のものを2冊借りられたのでうれしい。

細々とした買い物をして、帰宅。

先日注文したアイロン台が到着。すごい存在感だ、アイロン台とは思えない。明日あたり、写真撮ってからまた。

PC メモ

本日2つめ。ちょっとメモ。

PCが重い…………。
本当に重くて動かないこともしばしば。
夜になるとネットが死ぬのは最近このへんの住人が増えたせいだと思うが、それとは別に、オフラインでの作業が本当に重くてしんどい。特に画像の処理などを始めると、作業する→保存→くるくる→くるくる→くるくる、で、作業している時間よりも待ち時間が長くなってしまう。

で、あちこち調べてみると、今使っているPCのRAMは4GB。
少し前までメモリが4GBあれば、ゲームとか動画編集とかしない限りは大丈夫なんじゃないかと思っていたのだが、WIN10はOSだけで2GBも使っているらしく、4じゃやっぱり足りないのだそうな。
購入の際に失敗したのだろう……。

で、今考えているのがメモリの増設。遠い昔に1度やったことがある。あの頃はたぶんGBではなく、MBだった。遠い昔だな。
今差さっているのが4なので、4を1枚増設して8にするか。あ、メモリを差す場所はたいてい2か所はあって、2枚差すのが普通かと思う。
思い切って8を2枚差して16にするのがいいのか。
単純に大は小を兼ねるとか、大きければ大きいほどいいとか、そうであれば簡単だけど、そうなのかな? もう少し調査が必要か。

それと、少し前から考えていたんだけど、HDDをSSDに換装しちゃおうか作戦。SSDはHDDと似たようなものなのだけど、スピードはずっと速いらしい。今どきのPCはもうHDDは使っていないのじゃないかな、どうかな? 私のPCは2年ほど前に購入したと思うけど、その時はどうだったのか、そんな知識はないのでわからない。とにかく、待たされるのが嫌いだし、作業効率が悪くなると余計に「画像処理が大嫌い」な私が仕事を忌避するようになるよなー。

ほんとはその前にHDDを切り分けてDドライブとやらを作り(このへんはまったく自信なし)、OSやらはCに置いて、そのほかの自分のデータなんかはDに置くとか、そういうのもいいらしいんだけど、そんなこと自分に出来るとは思えん、つうか作業もめんどくさそう。そんなこと言ったら換装の方がめんどくさいんかね。そうか今入ってるあらゆるものを移すわけだから面倒か!

まずは簡単そうなメモリ増設だな(めんどくさいの回避)。

年末だし、思い切って買って年末年始にやってみようかな。

(追記)

思い立ったら吉日、ということでメモリ購入。4GB買って8にしても次に増設したい時にえーっと……、ということになるので、もうえぇわと8GBにした。4と8を一緒に挿すとよくないという意見もあるし、大丈夫という意見もある。まぁ、なんというか、きっとだいじょうぶ。

それからSSDだが、換装ではなくて増設したいんだ。なぜなら今入ってるHDDは1TBあって必要十分全然使ってない。だけど起動から最初のソフトなりブラウザなり立ち上げて、っていう動作に信じられないくらい時間がかかるのが何より嫌。メールソフトなんて立ち上げに1分とかかかるし、読み込みが遅すぎて「もういいわお前には頼まん」とスマホで一生懸命チェックする始末。全体的にもっさりし過ぎててPC買い換えたいくらいなのだ。すべてにおいて7の方が速かった、あるいは今は亡きemathinesの方が速かった。
そんなわけなので、OSやシステムソフトをSSDに入れて、その他データ類は今まで通りHDDに入れたらずいぶん改善されるんじゃないかと思うんだが。

ダメもとでやってみるかなー。

積雪わずか

昨夜から今朝にかけて降った雪は2~3センチ。うっすらと全体的に雪化粧した、程度で終わった。これからまだ降るのかな?


午後の林道
一般車両は入れない林道だが、管理の車が通ったのか轍があった。あと、バイクみたいなののタイヤの跡も。友人か? (友人にチャリダーがいるので)


最近やったこと1
くるみボタンを作ってみた。着物の生地で作ったコートのボタン。初めてにしてはまぁまぁの出来(というか誰がやっても出来る!)


新旧のアイロン
左が今回新調したアイリスオーヤマのドライアイロン。右のパナソニックよりも少し大きくなった。温度ダイヤルが手元に来て使いやすくなった。パナのはボディにあるのだけど持ち手が干渉してやりづらい。


左が新しいの
のっぺりしている、スチームアイロンではないため。実はスチームはまったく使わないことに気付いて、ないものに替えた。軽井沢の水は硬度が高く、すぐに詰まってしまうのでここに来てから使ったことがない。
座面が大きくなって(そこまでチェックして買ったわけではないが)、効率が上がりそう。最初なかなか温度がうまく回らずに心配したが、少し使うとまぁまぁ回るようになったと思う。


これが最新、今日やったこと
昨年のインドで買い付けた木版更紗の生地。その他のものも含めて、この冬に撮影して、一部は販売に回そうかと考え中。自分では使わない生地、使い道が今一つピンとこない生地なども、ほかの人ならぱっと何か思いつくかもしれない。
うっかり1対1のスクエアで撮影してしまい、スマホ用にはそれでいいのだがPCで見る人のためには4対3じゃないとと気付いた。が、生地は全部片づけた後で、また開くと既に折りじわがついていそう……。
しかし、大丈夫。RAWで保存していたので、スクエアから横長に戻すことが可能。めんどくさいけどね(^^;
もちろんJPEGでもトリミングして横長にすればいいけど、それはそれでサイズ合わせるのとか大変そう。

で、めんどくさい作業をしているので、息抜きも必要でこれを書いてる。
画像に写っている木のはんこは、工房の近くで道端で売られていたもの。まだ使われてはいない。自分でも使ってはいない。藍の抜染にでも使おうかなと思っているが、まだその機会がない。

インド行きたい…………

全世界的な盛大なる焦らし作戦により、さほどインドが好きではない私も、行きたい気持ちが募ってしまうではないか。早く開け、国境。ではまた