仕事納め

新しく引き出し式の整理ケース(工具とかパーツとか入れるようなもの)を買ったので、色々なものを整理したり片付けたりしながらの一日。機械類を動かしたので、配線コードなども確認していちばん動きやすく邪魔にならないように配置してみた。
ボタン類は区分けされている大きな箱のようなものに種類別に入れているのだけど、いつの間にか混ざったりしているので全部出して整理。ものすごく小さなものが多いので、けっこう大変だった。まぁまぁ仕分けできたので満足。
先日撮影した無地生地の山を、今までは畳んで積んでいたのだが下にあるものを出すのに大変すぎるため、一定の幅で巻いて立てて置くようにしてみた。

ざっと掃除機をかけて、コンセント類を全部抜き、仕事納めにした。
来年は今年よりは頑張らないとな~、と思っとる。

今年は結局、対前年比で3割減くらいとなった。来年は、昨年並みに戻したいと思っているけど、まぁこればっかりは相手のある話なので。希望としてはそういうことで。

 『さあ、文学で戦争を止めよう』 笙野頼子
『タイムスリップ・コンビナート』で芥川を取ってる人なんだけど、借りてきても読めないことも多かった、これは数年ぶりに完読できた。
いわゆる私小説に属するものかとは思うのだけど、主軸になっているのはTPP反対。それからもちろん戦争反対だし、ネトウヨとか萌えエロとかヘイトとかそういうのにも反対。あとは猫ばなしと、自分の病気の話(難病を患っておいでだ)、家族の話(毒親毒家族らしい)、などが、かなり支離滅裂に(自由奔放なのか)縦横無尽に語り尽くされている。ある意味狂ってる。
でもおもしろい。あぁ~、これでいいのか~。と思ったりする。書くという行為はこんな風に自由なんだな~と思わされる。
もちろん作家本人は計算し尽くしてこれを形作っているのかもしれないのだが、率直に言ってかなり狂気を感じる。いい意味で、もちろん。
☆4 こういう作家もこういう文学も当然あっていいと思う

あまり知られていない作家だと思うけど、この人、芥川だけでなく、三島も野間も取ってる。野間なんて新人と本賞と両方取ってて、すごい作家。だけどかなり色んな意味で常軌を逸しているところがあり、相当に読者を選ぶと思う。たぶん根強いファンが多いはず。私は何度も読み進められなくて撤退したけど、図書館で見ると気になって借りずにいられない不思議な作家。
多くの作家がそうであるように(もちろん例外はあるのだろうが)、この人も文学に対して実に真摯だと思う。真摯すぎてどっか行っちゃうんだな。

さあ、文学でコロナを止めよう (無理か)

ではまた