ろくよん(ぱーちうりうすー)

天安門事件から30年が経ちましたね。今日はテレビでも触れているのを目にしました。相変わらずNHKが報道するや否や中国大陸ではブラック・アウトするという見事なプレーを見せてもらいました。

天安門事件のことは、「8964」と呼ばれることが増えた気がします。これを中国語読みすると、タイトルのかっこの中。
1989年6月4日。
あの日のことは本当に一生忘れないだろうと思います。

天安門のことを思い出すと、必ずセットで思い出すのが
「没有死亡一个人」 という言葉です。(メイヨウシーワンイーガレン)
事件から4ヶ月後の北京で、到るところに掲示してあった言葉。
「誰一人として死んではいない」 という意味なのですが。
公式発表だけでも300人以上の人が惨殺されたわけです。
まだ10月の時点では、一人も死んでいないことになっていた。そしてこの公式発表も、国内的に発表したわけではないと思います。

中国語では「死亡」は「シーワン」と読みます。
同じ「シーワン」と読める言葉に「希望」という言葉がある。
あの頃、中国のあちこちで、「没有死亡じゃない、没有希望だ」と、多くの学生や知識人たちが語ったそうな。

毎年同じことを書いている気もしてきました^^;

政治も経済もまったくの門外漢だけれども、中国という国のありようを考えるのは非常におもしろい。興味深い。中国がこれからどんなふうになっていくのか、ウォッチし続けたいと思います。

 

今日は一日縫製三昧でした。インドの木版更紗とカディで。夏はインドの生地、というイメージですが、今年はインドネシアの生地もそこに加えていろいろ作りたいと考える毎日です。では