休み

今日は元気だったら濃染処理でもすっかと思ってましたが、朝起きると雨が降っていたし、体のあちこちが痛いので休むことにしました。
濃染処理、藍には関係ないかと思った(ネットでそんなことを見た)のですが、昨日染めている時に、薄いショールを液の中でさばかないといけなかったので素手でやってたら、手が真っ青に染まりました。特に爪。ベトナムやラオスやタイの藍染めをする山の村で、よく見かけた手です。去年も染めていてよくそうなった。

ということは・・・・・・。
やっぱりタンパク質には強く反応するわけだから、濃染処理はしたほうがいいわけですよね(たぶんです)。

木綿は基本的に草木染めでは染まりにくい、というか染まりません。シルクや羊毛はよく染まる、動物性でタンパク質を含有しているからです。木綿はタンパク質がないから染まらない、というわけで、タンパク質を付加するために「濃染処理」を行います。牛乳(すっごく乳臭い)、豆乳・豆汁(すっごく豆臭い)、薬品を使います。そんな処理を今日しようかと思ったんだけどね~。
で、久々に、「縁会」のDVDを観ました。「倒木の敗者復活戦」をこれで聴くと、どうしても日揮のアルジェリア事件を思い出してしまいます。私がコンサートを見に行った日が、ちょうどこの事件のまっただ中で、しかも多数の死者が確認された日だったと思う。そしてまだ全面解決には至っていなかったかと。歌い終わってからスタンドマイクを両手で額に押し当てるようにして祈るような姿勢を長く取っていたなぁと、前年に見た時にはそうではなかったと記憶していたので、余計に「日揮」と思ったのかもしれません。

※ 望みの糸は切れても 救いの糸は切れない、という歌詞があるので、テロリストに殺される瞬間の人々にとっては、どちらの糸も切れているわけだよなと思ったのでした。それはもちろんテロだけではなくどんな状況でも、救いの糸が切れないというのは生きていてこその話ですな・・・。

去った人を思う数日ですね。近くでは今夜も盆踊りなのか(今夜が本番なのか)、ドドンガドン、が続いています。
盆踊りとか夏祭りとか、中学生の時が最後だな・・・・・・。

 

 ソナチネ  小池真理子

短篇集です。安心して読める手練の味とでもいいますか。特に前半に収められていた作品はとてもよかったです。後半はちょっとエロス系で、あいたたな感じもありましたです。
☆3.8  何も言うことはナッシング

 

 蛇行する月  桜木紫乃

連作短編集。1つ1つ独立した話ではありながら、全てがつながっているという、この作家が好きな手法かな? 前にもそういうのを読んだ気がする。高校の同級生だった女たちのその後を追いかけるストーリー。それぞれが、それぞれに、その人自身の人生を選び、選ばされ、受け入れていくしかないという・・・・・・。
☆4.5  書くべき人が書いている、ということを感じる

 

明日は雨になる予報です。今日と同じくらいの涼しさ、22℃くらい。なんだか急に涼しくなった、ではまた~