すくも藍の簡易建て

今日も軽井沢にしては厳しい厳しい暑さになりました。
去年から週末のみの営業が基本スタイルになり、まとまった作業時間も週末しか取れなくなったので、今日は頑張って藍を建ててみました。

  3年前に作った「すくもどき」 680グラム

実は私は正式な「すくも」を見たことがなく、自分が作ったこれが「すくも」と呼んで差し支えないものかどうか、自信がないので、「すくもどき」としておきます。

  ある程度手で砕いたけど硬くて限界
ハンマーでカチカチ小さく砕きました

  消石灰130グラムをまぶしました。さらに混ぜ混ぜ。

苛性ソーダを使うことが多いようですが、手に入れづらいので消石灰で。消石灰なら畑用に常備しているので。

  熱湯を入れてひたすら混ぜます

熱湯はだいたい1.5リットル入れました

  のりの佃煮状態になればいいらしい

  水を15リットル投入して撹拌開始

これはハイドロサルファイトを30グラム入れ終わった時点での泡の様子。
緑がかった青で、しっかりと泡が立っています。無事、還元できたのだと思います。

  こんな感じの泡

  いわゆる「藍の華」
造形に弱いのできれいにまとめられなくてすまんm(_ _)m

  2番苗の畑、収穫開始したところ
ここがいちばん綺麗に大きく育ちました

 乾燥
一部むしったけど、むしる時間を惜しんで茎ごと乾燥に切り替えました。こんな日光と高温を逃す手はないですよね。

  泥藍2番バケツの上澄み捨て作業 腰が・・・(>_<)

 

去年の苦労を考えると、わずか数時間で建ってしまった今年の藍。もちろんそれには理由があります。去年は自然建てにしてみようと思って何週間も粘りましたが結局うまく建たず。今年はすくもの量も少なかったので、最初から化学建てと呼ばれる薬品を使った建て方をしたのです。また来年あたりは、自然建てにもチャレンジしてみようかと思います。

さっそくシルクのストールを1枚と、20年以上前に中国で仕立て屋さんに縫ってもらった白シャツがアクが出てしまったのを、染めてみました。明日にでも写真撮れたら撮りますね。

午後から雷が始まり、遅い夕方から雨になりました。明日も藍の収穫を続ける予定です。ではまた~