いが染め灰汁立て

昨日2度煮染めして夜中そのままにしていた布を、今朝取り出しました。まぁまぁいい感じに染まっていたけど、欲を言えばもう少し濃くしたい。

2度煮染めした染液はさすがにもう薄いので、火を起こして煮立たせながら新たにいがを昨日の半量ほど足して、さらに、木灰を入れた。木灰、つまりはアルカリで煮出すと、普通に煮出すのとちょっと違う色味が出るらしいので(適当)。木灰はうちのストーブのやつ、樹種不明雑多。染液はえらく濃くなったように見えた、少し赤の強いこげ茶色。

作った灰立ての染液に、今朝取り出した生地を再び入れる。ここまで媒染はなし。
煮染め → 取り出して → 銅媒染
再び染液に戻す → 煮染め → 取り出して終了

昨日2度染めて、鉄媒染をかけて濃いねずみ色になった布2枚を、もう一度煮染めしようと思い立ち、
煮染め → 取り出して終了

今日銅媒染までかけた生地、よくよく見たらかなり薬品ムラ(生地に残留していたもの)が出ていたので、ヤケになって鉄媒染を重ねてかけ、さらに染液に戻してグラグラしてやった
煮染め → 放冷中

というわけで、1日中、かれこれ4回火を起こしては火の番、染めたものの洗いや絞りなど、忙しかった~
今日は夫が屋根の上にいたので、さすがに呼ぶのもためらわれ、力を入れずに絞ったり、あと、重力で落ちるようにただ持ってたりなど工夫して、作業しました♪

ここまで色々な生地を色々な材料で染めてきたわけですが、ここらで1つまとめ。

日本製の生地は染まりにくい !

たぶん、糸の撚りがそもそも強い 
その糸をびっしりきっちりガンガンに織り上げてある(緻密である) 
生産工程でおそらくたくさんの何らかの化学物質を複数回にわたって使用している

感覚的な言い方をすれば、国産の生地は(中国産かもしれないけど)堅牢で、クソ真面目で、完璧主義で、融通が効かず、遊びの部分もない、んですねおそらく。国民性が出てる?
少なくとも、タイやインドの生地よりは、です。
もちろんそれでも国産の堅牢な布を染められる人もいると思うので、これは素人の感想ということで。
あ、国産でも、いわゆる「さらし」は比較的よく染まります。が、これも薬品残りが多いな・・・。

藍は、今日白生地を確認のため入れてみたところ、殆ど色が出ませんでした。氷点下にまで気温が下がってきたことと、建ってからそれなりにたくさん染めてきたので、もう限界なのかもしれません。藍は終わりにしようかと思います。また来年、がんばって建ててみたい(建つかどうかはわかりません)。

そうそう、で、灰立てのいが染めですが、ええ、濃く染まりました。かなり満足しました。
さらに、鉄媒染の方は、見事にこげ茶が出ました。これは予想していなかったのでびっくり&うれしい。

パ・リーグのクライマックスシリーズ、まさかの逆転劇で最終戦にもつれこむ展開に。いいですね~、こういう試合はお金を取ってもいい試合。クライマックスシリーズをやる意味も少しはある。
翻ってセ・リーグは、まさかの2位チーム4連勝で・・・・・・。これはひどい。部分部分しか見ていないけど、巨人が強いと一度も思わなかった。ホームゲームなのに完全に呑まれちゃって、第二戦の途中で、これは4タテ食らうぞと思ったのがその通りになっちゃった。こういうのはつまらん、お客さんにお金返せって感じ。

明日は午後から雨になる予報です。ではまた