懐かしい写真を発掘したのでのっけてみます。
糸を紡ぎながら歩けるジーノ族の人 1989年雲南省シーサンパンナ
背中の籠には肩当てというのか首当てというのか、そういう板がついていて、肩ではなく頭で背中に負います。ネパールあたりでも籠は頭で担ぎますね。山の畑にでも行った帰りという感じでしょうか。この頃、このあたりの人は、裸足が普通でした。
アカ族(たぶん)の女性、腰当てがすばらしすぎる
こちらは1993年、同じく雲南省シーサンパンナのどこか。少数民族の村を訪ね歩くツアーに現地の町で入って連れて行かれた村でした。ほかに立っているのは旅行者かな、装飾品を売ろうとしています。当時はまだ私は布屋ではなく、細かな知識も持っていなかったし、どんどん失われていくという危機感もなかった、故にこういうものも写真には撮ったけれどもそのまま見逃しています。いやすばらしい。アカ族はこんなに細かい刺繍をする民族だっけかな・・・・・・、もしかしたらジンポー族かな? 刺繍だけ見るとヤオかミャオにも思える(結局わかんないw)
あぁ、この頃にタイムスリップしてみたい。
人民元たくさん握りしめて(笑)
雑誌の仕事、今回は中国西南部のどれかの民族にしようと思っていて、最初は彝族がいいかと思ったのですが、どうも写真が少ない。で、あちこち写真を探しているうちに、懐かしくなりました。最初の写真はネガからスキャンしました。もちろん雑誌ではさすがに使えないけどね・・・。で、今のところ五十歩百歩で、どうしようか迷い中です。
うさぎ幻化行 北森鴻
名前は時々見かけているように思うけれど、たぶん初めて読んだ作家。タイトルと表紙の絵に惹かれました。そしたらミステリーでした。こういうのを本格ミステリーと呼ぶのかな・・・。わかりにくいストーリー、読者もまただまされ続ける、え、そういう展開なのと何度も思わされる、そういう小説。でもちょっとわかりにくすぎた。登場人物の関係性が飲み込めなかった。なかなか手ごわかった。
最初は読みやすい文体だと思ったのだけど、だんだんいやむしろ読みにくい文体だと思えてきて。ちらっと見た帯に遺作とあったからずいぶん年齢のいった人の本かと思いきや、私と5年くらいしか違わない人で、しかも大学が同じだった、珍しいな、コマ大卒の作家とは。
☆3.5 別の小説も読んでみたい
本日は1日雨。明日はどうなんだろ、ではまた